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オススメの本あります。私の読書日記。
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自己評価を上げる

自己評価を上げる

主婦をしていると
「節約」はかなり気になるキーワード。
以前はあれもこれも「もったいない!」と思い、
切り詰めすぎてバランスを崩したこともある。

食材費や教育費は惜しまず出費するけど…
そんなふうに過ごしているとまず削減するのが
自分のモノ。

美容院の頻度はのびのびだし、
化粧品もボーナス時にプチプラで安く済ます。
ジェルネイルやマツエクなんてもってのほか、
喫茶店でコーヒーを飲むことさえ罪悪

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『BUTTER』

『BUTTER』

ここ数日、
柚木麻子さんの『BUTTER』をひたすら読み耽る。

やはり私は食べ物が出てくる小説がスキだ。
途中で登場人物の言動にウンザリして
読むのをやめてしまおうかとも思ったけれど、
それでも読み進めたのは
最後に主人公の考えがどうなったのかを
知りたかったから、
そして出てくる食べ物の表現に飲み込まれたからにほかならない。

読み終わった今、
胃もたれするくらい満腹。
しばらくはサッパリした

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食べものが出てくる絵本

食べものが出てくる絵本

表紙を見て以前から気になっていた本が
読み進めたら期待を裏切った展開で…。

だっておにぎりって
シャケとか昆布とかが定番なのに
いきなり出てくるのは
「さくらえびとしらすのざくざくおにぎり」なんだもの。
その後もおにぎりの具とは思っていなかった食材がたくさん出てきて私の固定概念を壊してくれる。

苦手な食材でも食べられるようになってほしいという母の願いがいっぱい伝わってきて温かい気持ちになる。

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キミたちのおかげで母になれたワタシ

キミたちのおかげで母になれたワタシ

予約した本の順番がきたと連絡があったので
急いで図書館に行く。

読みはじめるまで気づかなかったけれど、
著者は『書く仕事がしたい』のサトユミさんだった。

ただの育児本ではない。
ところどころでなんだか目がジュワッとする。
親子の話に共感してばかり。
涙もろくなったな、ワタシ。
私もサトユミさんと同じだ。
子どもが生まれて人に頼れるようになったし、
子どもたちのおかげでいっぱい成長できた。

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本がスキ、本屋がスキ。

本がスキ、本屋がスキ。

読書家でもないけれど、本がスキだ。
読むのもスキだけれど
本に囲まれているだけで落ちつく。
しかし所有欲はほぼないに等しいので
欲求を満たすために
本屋や図書館に行くのがお決まりのパターンだ。

本について書かれている本を読んでいる時も
同じように幸せを感じる。
今ちょうどお気に入りの本は
『ちょっと本屋に行ってくる』だ。

シンプルな表紙もスキ、まえがきもイイ感じ。
一番スキな章は
読書部屋をリ

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サバとアサリ

サバとアサリ

食材や薬膳に関する本を読み漁り、
今の自分に足りていないのはサバとアサリかも!
と思いあたる。

さて、早速食材を買いに行くことにするか。
どうやって調理するかも考えなくっちゃ。

いつもは焼きサバにすることが多いけれど、
今回はサバ缶料理にチャレンジ。
トマト缶も買って煮込めば一丁上がりだよね。

アサリも味噌汁がウチでは定番だけれど
具沢山のクラムチャウダーにしよう。
それともボンゴレがいいか

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言葉を紡ぐ人

言葉を紡ぐ人

江國さんのエッセイが美しいのだとオススメされて
手に取ってみる。

江國さんの手にかかれば、
日常や思い出がこんなふうに切り取られるのか。

お風呂が好き過ぎるエピソードには
びっくりさせられたし
(というかそれを許すお母様に感動したと言うべきか)
ハッカパイプを加えている江國さんを想像して
ニヤついてしまった。

他のエッセイも読んでみようかな。
それとも絵本からせめるべきか…。
なんだか先の見

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読みたい新刊を探しに

読みたい新刊を探しに

予想外にぽっかり空いた
待ち合わせまでの1時間、
何して過ごそう…、
そんな時はやっぱり本屋に行く。

お散歩のように店内をぐるぐる歩きながら、
次に読みたい本の目星をつけていく。

どれから読もうかな。
次の読書タイムが楽しみになる。
そうは言ってもまだベッド横には
まだ読んでいない本が山積みなのだけれど。

旅に出たくなる

旅に出たくなる

図書館で大好きな秋川さんの本を借り、
本の世界に入り込む至福の時間。

主人公の日和さんが成長していく様子も
読みどころではあるけれど、
それ以上に旅の楽しさが感じられるところがいい。

自分も旅行している気分になりながら、
実際に行ってみたい感情が
沸々と湧き上がってくる。
奥入瀬は私にとってもいつか行ってみたい場所。
おいしいものを堪能するのはもちろん、
カメラ片手にじっくり東北を楽しみたい。

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日本に住む多様な人のコト

日本に住む多様な人のコト

見逃してしまった映画のことを話していたら、
ボスがDVDを貸してくれた。

家族のこと、日系ブラジル人のコト、
いろいろ考えさせられる。
日本に住む国籍が異なる人を
「外国人」や「ガイジン」と
くくらなくてもいい日本になればいいのに。
こんなにグローバルな世界なのだから、
せめて心だけでも国境なんてなくなればいい。

映画を見た影響で図書館で目につく本も
日系ブラジル人について書かれた本。
気にな

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食べ物が出てくる小説

食べ物が出てくる小説

原田ひ香さんの『図書館のお夜食』で
「しろばんばのカレー」というワードを見つけてからどんなカレーなのだろう…と興味津々。
まずは『しろばんば』を読むことからはじめることにする。

そもそも『しろばんば』を読むのが初めてかも。
学生時代にも読んだ覚えがない。
井上靖さんの自伝的小説だから
その時代の田舎風景がありありと浮かんでくる。

気になっていたおぬいさんのカレーは
にんじんと大根とジャガイモを

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世界は繋がっているのに

世界は繋がっているのに

台湾のコト、中国のコト、アイデンティティのこと。
この本には最近気になっていることが
全部詰まっていて、
読んでいながらやるせなさを感じる。

母語が複数あるとか、
国籍が周りの人と違うとか、
そういうことで自分が何者か
迷子になってしまうのはちょっと悲しい。

「あなたはあなたのままで…」
それをみんなが自然に受け入れられる世界なら
多様性がどうとか話し合う必要さえないのに。
自分の価値観だけが

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読書中に次の本が読みたくなる件

読書中に次の本が読みたくなる件

原田ひ香さんには
ヒトの食欲をそそらせる才能がある。
ずっと読みたかった『図書館のお夜食』でも
期待を裏切らない。
今わたしは木下さんが作る
しろばんばのカレーに興味深々。
そして『しろばんば』も読みたくなる読書の連鎖。

図書館の食堂で
小説に出てくる料理が出てくるなんて
日本近代文学館のカフェみたいで素敵。

そして謎が少しだけ明かされたものの、
まだまだ話の展開は続きそう。
続きが出るのを待

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ボランティアって…

ボランティアって…

ボランティアのあり方について
考えを巡らせていた時に出会った一冊。

読み終わった今でも
「ボランティアって相手のため?自分のため?」
と考えてしまう。

「無償で」ある必要はあるの?
ボランティアとの仕事の違いもスッキリしない。
ボランティアに頼らないと成り立たない関係というのにもやっぱりモヤモヤする。

目の前の現状をどうにかしなくちゃと動ける人の
優しさに甘えすぎてはいけない。
優しさの搾取

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