どっちが支配してもおかしくない『猿の惑星キングダム』
2024/05/11
猿の惑星シリーズを全くみてないけど
めちゃくちゃ楽しめた。
全体の流れとしてどちら側になってもおかしくない。
エイプ側と人間側、どちらが勝利してもおかしくないという展開で、最後までどう転ぶかわからない緊張感が楽しめた。
猿が進化したらきっとこうだろう。
映画には基本的に猿しか登場しないが、
猿の成功と表情の豊かさが「アバター」を視聴したときを思い出させるほど見事。
喋り、行動するようになった猿たちの振る舞いはリアルだ。
猿≒人間→拡大戦争
猿が人間と同等の実力を持つという設定は、
支配を巡る戦いとして描かれ、戦争に近い感覚を覚えさせる。
生物は生殖機能があるかぎり増え続ける運命。
だから同じ場所に留まっていても、仲間の生活をよりよくするために拡大しなければならない。
そんなコミュニティが複数存在するなら当然、互いの正当な正義のもとコミュニティのための争いが起きる。
知能をもったこの猿人はまさにその拡大抗争に巻き込まれていくんだろうなと、人間の繰り返しを見ているような不思議な感覚になった。
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