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未来サポート

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将来を充実させたい方々へ向けた言葉を紡いでいきたいです。
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北海道と四国をあわせた人口と九州のそれではどちらが多いか

はじめに 学習サポートに訪れる中学生の全教科の学習をみている。地理もそのひとつ。わがクニを地方ごとに学ぶ各論のあと、産業や貿易など総論にうつる。なかでも人口について予習していてふと思うことがあった。 きょうはそんな話。 過疎と過密 わがクニは山がち。たいらな土地にひしめきあうようにくらす。そのようすを学習サポートに訪れる生徒たちに図表資料を使いつつ説明する。大部分のそうした平野にヒトビトは家をたててくらす。なかには山すそや盆地にも町や村がありそこにもヒトビトのくらしがあ

新入生について:まだ「熱い」うちの動機づけと、高校から大学への橋渡しをどうやるか

はじめに ことしも研究室にあらたな学生たちが訪れる。ほんの数か月前は高校生だった。進路としてある程度方向をさだめて大学の門をくぐる。 学びはとほうもなくひろがり果てしない。その森のひろがりすら知らないうちにどこから歩みをすすめ着手すればよいか、なにを手がかりとすればいいのか。たとえオリエンテーションの機会を設けられていようとも新生活になれるほうにせいいっぱいのうちになかなかピンとくるものではない。そこで…。 研究室めぐり きょうから新入生(一部2年生)の学生さんたちが顔

使い古したクレジットカードで交通機関を利用できるべんりさとあっけなさ

はじめに かなり以前のこと。公共交通のワンマンバス(それ以前はべつに車掌がいた)を利用するまえに小銭をたずさえているかどうか確認してから利用していた。運営する会社が異なるとそのたびに支払いをしていく。なかなかわずらわしい。 それがどうしたことかある時期からようすがかわり、ICカードやてもちのクレジットカード(一部だが)をあてるだけで支払えるように。隔世の感がある。 きょうはそんな話。 このまわりも そんなにむかしのことではない気がするのだが。外出する際に公共交通機関を

高校生の学習をサポートした延長線上に研究に活かせるものがないかと模索している

はじめに 小学生から高校生までの学習サポートしてきた。もう20年になる。なんとか食べていけてそろそろ潮時をむかえたか。その一方で研究パートのしごとのほうに重心を移しつつある。ほぼボランティアにちかく、まったく報酬などはあてにしていない。 あまりに陳腐なこのクニの研究環境をすこしでも下からささえる役割ができるなら本望とお手伝い。失礼な言い方になってしまうかもしれないがここにはじゅうぶんなお金も人手もいない。これまでやってきたみずから学ぶ方法を学生さんたちに伝え、さらにその先

ネットを開かずとも中山間地と街中での情報量の圧倒的なちがいを感じたこと

はじめに 街中のここに移り住んですぐに気づいたこと。それは2週間ごとの紙ゴミの量とそのなかみ。郵便受けにすぐにたまる広告。あまりのたまりようの差にあわててひもを買いにむかったほど。 包装材をのぞき、広告の紙にはさまざまな情報が記される。以前とのあまりにもちがいにただ目を見張るばかり。 きょうはそんな話。 ひっこしの翌日から ターミナル駅そばのの賃貸マンションに住みはじめた翌日。すでに階下のわたしの郵便受けにさっそくなにやかやはいっている。 ものめずらしさもありなんだろ

米不足の年の経験からやはり食べものに関してはあらためてより確固としたまかなえる体制を築くほうが…

(2024.6.6加筆あり) はじめに 1993年の冷夏による米不足は深刻だった。例年とくらべて作況指数は74といつもの年の4分3の米をつくるのがやっと。地方によってはもっと作れていない。むかしだったらそれこそききんになってもおかしくないほど。 経験した身にはそれ以上の食糧不足がいつなんどきおとずれてもおかしくないと思える。早いもので31年がすぎた。このところ気象が尋常でないし、この年のようにいつ大規模な火山噴火の影響で冷夏になるともかぎらない。それ相応に不足を未然に防ぐ

おひとりさま向け商品にはまだ開拓の余地がありそう

はじめに いくつか日用雑貨が必要で店にむかう。商品棚にはけっこう大容量の日用品は多い。わたしのようにひとりぐらしで少量しかつかわない身にはどれも多すぎて使いきれないうちに変質したり、性能を発揮しないままだめにしたりしがち。 湿気の多くわりと夏の高温時期の長い(長くなった)このクニではあらゆる商品にまだ開拓の余地がありそう。 きょうはそんな話。 住居のメンテナンス用に 買うかどうかきめかねているものはクレンザー。漂白や洗剤で落としきれないものを磨いておとす。とくにながく

子を育むうえで高級なくだものを海外に輸出し安いものを輸入して食べるクニにむかう選択肢ははたして…

はじめに なにも批判めいたことを記すつもりはないし、そのためのリサーチをしたうえで書いているわけではない。それにしてもくだものの多くが高くて手が出ない。かろうじて手にできるのは輸入品のバナナを中心としたもの。 国内産のくだものはシーズンの終わりがけにセール品のしかも処分間近なものをようやく買えるぐらい。この傾向はますますすすんで、そのうちこのクニでは高くて売れず、やむなく海外の方々の口にはいるようになりそう。 きょうはそんな話。 日ごろのくだもの 買いものでいちばん憂

本来はもっと置いてきぼりにしてもらってかまわない存在のわたしたち世代なのに

はじめに 諸外国とくらべるとこのクニはいつまでもわたしをふくめた世代のことに気を使いすぎてさまざま制度疲労などをおこしていないか。もっと数ではすくない若い世代へ寄り添いスムーズに新時代を切り拓いてよいのに。あくまでもじぶんにむけて思うことがら。 きょうはそんな話。 ちょうど中間で 第二次ベビーブームよりひと世代まえとしてわたしは生まれた。第一次ベビーブームとのあいだの谷間の世代。すこしだけ両方の世代より高校や大学には進みやすかったのかも。わたしたちをふくめて上の世代は中

もしかしてそこの学生さん、スマホだけで卒論を書こうとしていないか?

はじめに このところパートしごとをつうじて学生たちと接する機会がある。ゼミや日ごろのやりとりの場面で、彼らはスマホをさまざまつかいこなしているなあと関心する。 わたしは同類のスマホをwifiのルーターとして、あるいは個人認証用の機器としてしかみていない。充電や持ち歩きがめんどうだなと思う。 きょうはそんな話。 列車内で ごくたまにしか利用しない(できない)列車内。立っているヒトでいっぱいの朝の通勤通学時間の車内は静かなもの。しずけさのもとはほぼ例外なくスマホをみつめて

もと住んでいた家のまわりがつくづくみどり一色なのにあらためて気づいた

はじめに 中山間地のもとの家を学習サポートの教室につかっている。週に2回通い、半日をここですごす。昼間の気温が上がり草木が繁茂しはじめた。管理しないとすぐに茫々になってしまう。 ふと部屋からそとを向くと窓いちめん新緑のみどり。木々の緑はこれほど多様なんだとあらためて知る。 きょうはそんな話。 通う場所 学習サポートの教室の拠点のひとつはもと住んでいた家。ここは建てたあとに行政から災害の想定される場所に3重に指定され、ここ数年は年にいくたびか避難をくりかえしていた。さす

ひとつのことを10数年つづけて見えてくるもの・気づくこと・この先に必要なもの

(2024.5.27加筆あり) はじめに すでにまえのしごとで16年、いまの学習サポートでおなじく16年。後者とともに農業を6年、そしていまの研究パートで3年目。昨今の状況下に基礎疾患もちのわが身には、まわりに支障の出ない範囲でやれることはまだ限られている。だがわたしにのこされた時間を考えるとやれることはそう多くない。 転業し学習サポートに着手したころ「10年つづけばたいしたもの。」と声をかけていただいたのを覚えている。あっというまに駆け抜けて気づくまもなくとっくに過ぎて

学習サポートの一室に中古のエアコンをとりつけてもらえてほっとした

はじめに 昨年末、長年借りていた学習サポートの教室をひきはらい、かわりにもとくらしていた家の1室をあてがった。生徒たちには快適に学んでもらいたい。19年まえのエアコンは残念ながら稼働しなかった。 この冬はファンヒーターでなんとかしのいだ。これから暑くなりながい夏をどうするか。そろそろ判断しようと日常の困りごとでお世話になる業者の方へ相談。 きょうはそんな話。 この部屋は いまは街中ぐらしでそこからふたつの反対方向の職場、学習サポートと研究パートにそれぞれ通う。研究パー

ひとつ上の学校にすすむ意義はひとつまえの学校の内容をやさしく感じて活かすことにあるのではないか

はじめに このクニでは幼児教育をべつとして小学校から大学院博士課程までだと、じつに21年ほど学校(+大学・大学院)に通う機会が設けられている。もちろんほかの道すじもある。わたしは人生の4分の1ほどを学びに費やし博士号を得たことになる。もちろんそののちもみずから学ぶチャンスはある。 ふりかえるとひとつまえの学校で身につけたこと、あるいはものの見方や考え方をそののちの人生で活かすぐらいがちょうど無理がなくていいのかもしれないとふと思った。 きょうはそんな話。 まなびつづけ