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2023/09/08 海辺に弘法麦

日本画家の立木さんから聞いたところ、海辺に弘法麦という植物があるらしい。
冬に枯れた弘法麦を引き抜くと砂地に埋まった部分が筆の毛先のようになっているらしく、昔は実際に筆の素材として使われていたそうだ。
Wikipediaを読むと実が食用になるとも。

また、かずら筆というものがあるらしい。
山に自生する葛を切り出し、先を叩いて繊維をほぐすことで筆になる。
動物の毛やナイロンに比べて硬い毛のようだが、普段硬い豚毛の筆を使っているからむしろ試してみたい気になる。

画材の話をするのはいつも面白い。
古人と自然との関わりに思いを馳せることができるし、世界はもっと広くて自由だと思える。
思いがけず六本松のいいお店も教えてもらえ、楽しい夜を過ごした。

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