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パン屋さんをして経営を想う

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記事一覧

銀鮭の塩焼き定食を食べながら考えたこと

昔から日本人は、「お客さまは神様です」という言葉を刷り込まれてきた。 その解釈を履き違え…

愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ

「AIに仕事を奪われる」と巷でよく言及されるご時世だけれど、18世紀のイギリスで起きた産業革…

セルフ、自動化、無人化

人材不足の問題は、外食産業に限らず至るところで起きている。 食べもの屋さんの中には以前か…

タブレット メニュー

少し前のこと。 よく利用するやよい軒さんへ行こうとすると、遠目からも薄暗いことがわかる。…

経営本のスゝメ 12.

お店から特別扱いされることを良しと思う人(それが悪いというわけではない)や自分で常連と言…

経営本のスゝメ 11.

正垣さんの新刊について、の続きになる。 ぼくもこちらで以前に何度か書いているけれど、「祇…

経営本のスゝメ 10.

この話は、昨日で最後のつもりだったけれど、奇遇にもこのタイミングで(わずか2ヶ月足らず前)正垣さんの新刊が上梓されたことを知り、早速拝読した。 『サイゼリヤの法則 なぜ「自分中心」をやめると、ビジネスも人生もうまくいくのか?』 そんなわけで、やはり本書のことも綴っておきたい。 改めて述べるまでもなく、素晴らしい内容だった。 3時間ほどで読めると思うので、ご興味のある方は是非こちらも読んでいただきたいと思う。 先述のとおり、かなり以前からぼくは正垣さんを追いかけていたの

経営本のスゝメ 9.

この話の最後に、一部ではあるけれどお薦めの経営本を改めてご紹介しておく。 ビジョナリーカ…

経営本のスゝメ 8.

「本はコスパが良い」とよく言われるけれど、その通りだと思う。 執筆に要した時間という意味…

経営本のスゝメ 7.

経営本やビジネス書の話題になると、なぜか謎の上から目線で嘲笑するかのような人に遭遇するこ…

経営本のスゝメ 6.

こうしてぼくが経営の勉強をしていたとき、ずっと不思議でならないことがあった。 なぜ、正垣…

経営本のスゝメ 5.

ぼくにとって経営の神様が稲盛さんだとしたら、外食業界における経営の神様はサイゼリヤの創業…

経営本のスゝメ 4.

ここで、超お薦めの経営本を1冊ご紹介したい。 ぼくが最初に読んだものであり、その後も繰り返…

経営本のスゝメ 3.

稲盛さんは京セラだけでなく80年代半ば、通信事業自由化のタイミングで第二電電(現在のKDDI)を設立されている。 それまで通信事業はNTTの独占状態だったため、国民には高すぎる通信料金(電話料金)以外に選択肢がなかった。その業界に参入することで競争原理を働かせ、それを安価にしようと考えられたのが稲盛さんだった。 「国民のために通信料を引き下げる」という大義のもと第二電電を設立されるのだけれど、それを決心されるまでには半年間も本当に国民のため、世のためなのか、そこに自己顕示欲