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「軽んじられている」と感じるのがつらい

自分ではよくわからないが、私は思っているよりも嘘がつけない人間なんだと思う。少しでも自分にウソをついていたり、自分を大きく見せようとするのが苦手で、身の丈に合った発信しかできない。

だからなのか、昔から「軽んじられているな」と感じることがある。

「良い人」のフリができないのだ。たぶんどんな場面でも、どんな人といるときにでも、鎧と盾をうまくつかいこなせず、丸腰のままそこに立っている。

相手が丸腰だとわかれば、「強弱」や「権威性」に敏感な人ならすぐに「こいつには勝てる」と思うだろう。だから、軽んじられる。くやしい。丸腰に見えて、色々と考えているのに。

だいたい、私は自分のことを表現するために「繊細」とか「感じやすい」とか言っているけれど、これだって自分ではない別の誰かにラベリングされた表現である。私の感性は最初から私だけのもので、それを「繊細」とか「感じやすい」とか思っているのは、他者なのである。

私にはポーカーフェイスは出来ない。自分を大きく見せることも、偽ることもできない。できないことはできないと言ってしまうし、やりたくないことはやりたくないと言ってしまう。だから軽んじられるのだろうか。だとすれば、あまりにも悲しい。

でも言い換えれば、丸腰で相手に挑む強さ、そこに立っている強さがあるということ?そうでなければ、こんなに毎日傷ついても、懸命に生きてなどいられないだろう。

✎✎✎✎(Day.1)

▼ときどき中断しつつも、毎日エッセイを綴っています。タイトルは、朝ドラ『虎に翼』からもじって『わたしに翼』。書くことで、大きく羽ばたく翼が手に入りますように。▼



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