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EMSi Fellow Community Magazine

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EMSi(Essential Management Science institute)Fellow Communityの皆さんの記事を集めました。 EMSi Fellowとは… もっと読む
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記事一覧

from Me 体験会で気づいてしまったこと

お読みいただきありがとうございます。 5/27に田町で、6/9に甲府で、from Meというゲームの体験会に参加してきました。今回はそこで気づいたことのシェアを記録しておきたいと思います。 ゲームの体験談のシェアなので、ゼルダの伝説ブレス・オブ・ワイルドで、マジックハンドという技が出てくるよ、という程度のネタバレは出てきますので、それが見たくない、という方は読まずにスルーしてくださると幸いです。 そもそも、このゲームのことを知ったのは、3/9に開催された「ファンドレイジ

コーチング×ドラッカー研究会「ICFのコア・コンピテンシーと、聞け、話すな、のマネジメント」発表報告

ご覧いただきありがとうございます。 今回は、2024年5月8日の夜に、NPO法人ドラッカー学会 公認の研究グループ、コーチング×ドラッカー研究会にて、「ICFのコア・コンピテンシーと、聞け、話すな、のマネジメント」というタイトルで研究発表をさせていただいたのですが、参加者の方から、情報量が多くて、一回聞いただけではよくわからない、という声をいただいたので、なんとか文章化してみます。 タイトルだけではよくわからないかと思いますが、テーマは、「ICFのコーチングについての考え

なぜプロコーチが麻雀に興味を持つのか?

このnoteは筆者が興味関心を持っているものを理論化体系化するために、その時々の関心に基づいて記事化しているものです。ときどき連続投稿したり、しばらくサボったりしながら、様々な記事をアップしていきます。(いずれ、ある分野のコンテンツがまとまったら、まとめてみてもいいかもしれません。) そして今回のテーマは、麻雀です。ちなみに、筆者が現在、主に(ときどき)やっているのは主にアプリでの麻雀ですが、 雀魂:雀傑2 麻雀格闘倶楽部Sp:黄龍Lv.6 くらいのレベルで、まあ、普通

一億総アーティスト時代と言われて久しいけれど・・・

「プロか、アマか」の線引きってなんなんだろう? ピアノの弾き語りで自作曲を歌うようになって3年。 あちこちのイベントやライブ、YouTubeライブ配信で歌ったりしているんだけど、音楽という分野では相変わらず「プロか、アマか」という話に終始してるなあと思う。 「プロとはなんですか?」と言葉の定義をつい聞いてしまうのが「そもそも族」の私の癖なのだけど、これ、案外明快にスパッと答える人が少ないなと思うのだ。 一番簡単なのは「その活動で生計を立ててる人」という定義だけど、だとした

コーチングのコーチはスポーツのコーチとは関係ないんです、という説明が間違っていると言ってもいい、その理由

なんとなく連載みたいになっています、コーチングの歴史、そうじゃないんだよ、シリーズです。そろそろコーチング考古学者を名乗ってもいいんじゃないかと思い始めています。 さて、今回、取り上げる「コーチングのコーチはスポーツのコーチとは関係ないんです」ですが、割とこれも、いろいろなコーチの方が折々におっしゃるんですが、いや実はそうじゃないんだが、と思っていても、説明がメンドクサイのでそのままスルーしがちで、そして誤解が広がっていくシリーズの中では出現頻度が高いものではないかと思って

橘玲さん『幸福の「資本」論』の3つの資本のフレームワークの有用性(シン・社会学)

ある理論や学問が正当性を持っているか、というのは難しい話で、ひとまずのところ、有用性があれば良いのではないか、というのが私の結論です。 天才、池田清彦先生の名著『構造主義科学論の冒険』講談社学術文庫版の冒頭に、こういう一節があります。 科学は同一性を求めるが、それには根拠はない。では、何を以てその科学的言説に正当性を求めるかと言えば、それは有用性である、というのが私の考えで、その有用性というのは、同一性の拡張にあるのではないか、というのがシン・社会学で考えていることです。

コーチングについて言われる「答えはクライアントの中にある」という俗説はどこから生まれたのか?

日本は官民問わず、戦後、海外のもの、特にアメリカのものをどんどん取り入れていったわけですが、問題もたくさんあって、中でも翻訳通訳の問題というのは誤解を生んだ挙句に、そのまま拡散してしまい、収拾がつかなくなっている、ということがあります。 コーチングについて、「答えはクライアントの中にある」という言説について、これは今時、プロコーチの方があまり言うことはないかとは思っていますが、それでも、これをコーチングの限界だと思っている方もいるらしく、いやいや、この言葉は間違っているから

魔法みたいなメイク&フォトセッションを受けて来た話

いつからか、どうしてだか分からないけど、メイクを含んだ美容系の一切合切をただただ面倒くさいもの、自分には関係ないもの、と思い込むようになっていました。 ところが。 お世話になっているEMS界隈でメイク&フォトセッションを受けた方々が次々と更新していくFacebookのプロフィール写真を見る内に、「私もセッション受けて写真撮って貰いたいなぁ」という気持ちになりました。 いやね、皆さん元々美人なのよ。でもね、その美しさが最大限に惹き出されていて、もう神々しいまでに輝きを増して

歌は人間の泣き声である

歌を歌っていると、思いがけず感情を掘り起こしてしまうことがある 3年前、突然「シンガーソングライターになる!」と言い出して、歌を歌い始めたのだが、何をどうやっていいか、全然わかってなかったので、レッスンを受け始めた。 師匠は、今も、ずっとお世話になっている、シンガーソングライターでボイストレーナー、作曲家の尾飛良幸さんだ。 月に1度のレッスンでは、歌の技術的なことはもちろん、作編曲のアドバイスや、音源制作の細かいノウハウまで、あらゆることを教えていただいている。 レッスン

人の成長を助けることが自分の成長につながる

「茅ヶ崎から人材開発支援」Be forestの矢部千尋です☀ お客様より嬉しいフィードバックをいただきましたので、今日はそのお話しです。 1.オウンドメディアを一緒に作る 当社のご提供サービスの一つに 「知的資産活用WEBコンテンツ作成」 というものがあります。 どのようなサービスかと言いますと 「オウンドメディアの新コンテンツを定期的に作成し公開するご支援をさせていただく」 というもの。 詳細はこちらよりご覧いただけます。 オウンドメディア(自社のWEBサイト)を通

「どのようにすればできますか?」という魔法の質問がまったく効き目がない事態はどのようにして発生しているのか

諦めていることにすら気づいていないという諦め感 最近、コーチングセッションをしている中でハッと気づいたことがあった。それは、何かを最初から諦めてしまっている人は、自分が諦めているということにも気づいていないのかもしれない、ということだ。 「あの人素敵だなあ、あんなふうになれたらいいのになあ」と思うことはあっても、自分とその人とは全然違うから、無理、と思い込んでいる状態。 無理と思う理由は何なのかを掘り下げていくと、その状況を変える手立てはいくらでもあるわけだけど、それを考

我々はどう進化すべきか

『我々はどう進化すべきか』 長沼毅 2020年 この本は広島大学大学院生物圏科学研究科教授で「生物海洋学」を担当されている長沼氏による、ガラパゴスから人と自然の関係、生物と地球の関係を考えた内容の本です。 一部引用します。 「ガラパゴスは、大海原に浮かぶ火山島ですが、その立地条件が奇跡的にすばらしいのです。ガラパゴスは大陸から近すぎず遠すぎず、かつ、寒流と暖流が交わる「海流の十字路」にあり、そのことがガラパゴスの陸と海に豊かさをもたらしています。」 「人間の未来、ヒュ

生き物はどのように土にかえるのか

生き物はどのように土にかえるのか   大園亨司著   2018年 混生密生、無農薬無施肥で協生農法を目指した農作業に参加しています。表土を露出させないために耕すことはなく、混生密生します。作物が覆われてしまうため草刈りしますが、土の中をいじらないため、抜くことはしません。刈った草は肥料となるので作物の周りに置きます。刈った草はすぐに萎れて表土を覆い、乾くのを防いでくれると共に小さな虫が集まります。 協生農法では自然ないのちの循環がみられます。 『生き物はどのように土にかえ

大切な今を生きるために、誰もがマネジメントを活用できる(八木澤智正さんインタビュー③)

今この瞬間を生き切る「そして、自分をフルに生かして、今この瞬間を生き切るということを大切にしたいと思います。 なぜなら、今ここに生きているということは、いろんな儚いものの上に成り立っている、奇跡のようなことだからです。人間も生物としては絶え間ない生命活動の連続で、少し先の未来のことなんて誰にもわかりません。だから今が大切なんです」 私は、生物学者・福岡伸一さんの「動的平衡」という考え方が好きです。人間を含めて、生物は昨日も今日も明日も変わらないように見えて、少しずつ変わ