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100年前の作品にハマるきっかけ~チャップリンの配信開始~

チャップリンの映画
『キッド』のレビューを
書きました。

レビューの中にも
書いたように、

ゴールデンウィーク中は、
チャップリンの映画を
いくつか観ることが
できたんですよね。

なぜ、今、私が
チャップリンに
夢中になっているのかというと、

一番のきっかけは
以前も紹介した本を
読んだことです。

しかし、この本と
出合ったのも偶然なんです。

その少し前に、
仲のいい先輩とご飯を
食べに行った時がありまして、

その時になんのきっかけかは
忘れましたが、
チャップリンの映画の話に
なったんですよね。

『独裁者』の話だった
と思うんですが、
その最後にある演説のシーンが
すごいらしい、と。

本で読んでみると、
この『独裁者』というのは、

チャップリンがはじめて
作品の中で声を発した
作品なんですね。

それで、私はその時に、
チャップリンが観たい
と思ったのですが、

以前、サブスクの
配信にないことを
確認していたんですね。

なので、当分観れないだろう
と思っていました。

実は、このチャップリンが
簡単に観れないというのも、
深い事情があって、

先に紹介した本の主題にも
なっていますが、

チャップリンは
ディズニーに著作権の
重要性を説いたほど、

著作権管理を
しっかりしていたんです。

もっとも、これは本で読んで、
はじめて知ったことなので、
先輩と話していた時は、
別の例を出して、

「そういう作品は多くあるんです」
(著作権が強固に守られている)
という話をしました。

(邦画で言うと、
 伊丹十三の作品も
 同じような理由で
 配信されていない)

こういう話をして、
数日後に、書店でたまたま
この本を見かけて、

読んでみたら、
私の思っていた通り、
チャップリンの著作権管理は
しっかりしていて、

チャップリンの作品は、
今でも遺族が運営する
管理団体によって、
しっかり守られているんですね。

この本によると、
リマスターをする際にも、
この団体の許可が必要で、

フィルムに残ったノイズすらも、
「チャップリンの意向によるもの」
として修復することは
許されないそうです。

こんな話を知って、
余計にチャップリンの作品を観るには、
DVD を買うしかないだろうと思い、

「当分、先になるかな」
と思っていたんですね。

それでも、どうしても気になって、
「配信にないだろうか」
と気になって調べてみたら、

なんと、U-NEXT にあったんですね。

しかも、4月に解禁されたばかり。

私が先輩とチャップリンの話をし、
この本を発見したのは、
3月の終わりでした。

(その時点ではチャップリンが
 配信されていなかった)

これには運命を
感じられずにはいられませんでしたね。

そういう経緯もあって、
今、チャップリン作品に
夢中になっているところです。

次の記事では、
ゴールデンウィーク中に観た
いくつかの作品について、
雑感を残しておきます。

▼最近公開された
 U-NEXT映画部さんの記事でも
 チャップリン作品が
 紹介されています。


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