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チャン・スンス(著)吉川南(訳) 「勉強が一番、簡単でした 読んだら誰でも勉強したくなる奇跡の物語」

・本書は、パワーショベル助手、工事現場の日雇い労働者などの職業を転々としながら、仕事の合間を縫って独自の勉強法を編み出し、ソウル大学に主席で合格し、一躍「受験の神」として全国に名が知られ、現在は弁護士の著者が、ソウル大学に主席で合格するまでのヒストリーと、自身の勉強方法について解説した1冊。

・著者は、高校を出て以来、「仕事と勉強と遊び」の3つで人生が埋まっていた。本書のタイトルである「勉強が一番、簡単でした」の簡単とは、自身の頭がいいとか、生まれつき勉強の素質があるというのとは違う。
・著者は、最初から勉強が簡単にできたわけではない。「簡単だから勉強を始めたのではなく、必死に勉強しているうちに簡単になった」のだ。
・「簡単」になった原因は、それが「面白い」からだった。面白ければ一生懸命にやるし、一生懸命やれば簡単になるものだ。
・だから、勉強が嫌いな人はテストでいい点を取って大学に行きたければ、死ぬほど嫌な勉強に闇雲にしがみつくのではなく、まずは勉強に面白さを感じることが早道である。
・人は誰でも、自分が関心を持っていたり、面白味を感じたりする分野に関わるとき、誰よりも熱意を示し、それだけ能率も上がるものだからだ。
・著者は、勉強を始めてみて、その面白さには2種類あることがわかった。
・1つ目は、「これまで知らなかった世界を少しずつ発見していくこもの面白さ」である。
・教科書を読んだり、先生の話を聞いたり、直接自分の目である現象を観察したりして、「ああ、だからそうなるのか!」「ああ、実はこうなのか!」というぐあいに、心のなかに発見の「!(エクスクラメーションマーク)」が浮かぶような瞬間の喜びがある。これまで知らなかった事実を勉強によって学べるのは、面白いことだと著者は語る。
※もうひとつの勉強から感じる面白さの詳細については、本書をお読みください。

・著者は高校時代、喧嘩に明け暮れていた。高校卒業後は、パワーショベルの仕事をしたり、新聞販売の店の総務、バイクで食堂におしぼりの配達、おしぼり会社など仕事を転々としていた。
・そんな中、酒が体に残っている中でバイクに乗り、事故に遭い、総合病院の救命救急室で目を覚まし、医師に病院から追い出された時、父親を亡くして以来、6年ぶりに涙を流した。
・特に悲しいとか寂しいとかという感情はなく、この世を生きていくのは大変だという気持ちとともに、将来に対する怖さが、ぼんやりとではあるが迫ってきた最初の瞬間だったそう。
※そこから、どのように勉強にのめり込み、ソウル大学を主席で入学したのかについての詳細は、本書をお読みください。

・本書は、「勉強が一番、簡単でした」「なぜ、劣等生だった私がソウル大学にトップで合格できたのか?」「限界を味わうたびに私は成長した」「ソウル大学学習攻略法」という章で構成されており、
◇4浪生の1日はバスのなかの〇〇から始まる
◇勉強から逃げるように働き始めた→夢にも思わなかった大学への道
◇ソウル大学にこだわった理由
◇〇〇に勝るものはない
◇正しい学習の仕方
といった勉強嫌いだったが、主席でソウル大学に入学するまでの著者のヒストリーを通じて、勉強するうえで大切な考え方が紹介された内容となっている。

勉強に苦手意識を持つ方は、ぜひご一読ください。

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