見出し画像

三條慶八「1500社の社長を救った虎の巻 経営の極意」

・本書は、負債140億円を背負った会社を自らの力で再生し、完全復活させた経験に基づき、悩める中小企業経営者に真の会社経営、会社再生法を伝授し、これまでに1500社以上の社長を救ってきた著者が、自身の今まで培ってきた経験・知恵・テクニックをすべて詰め込んだ1冊。

・優秀な社長に求められる条件はいろいろとあるが、特に大切な3つの力を本書で紹介している。
・1つ目は「決断力」である。うまくいかない社長で特に多いのが、二代目の後継者社長が先代を越えられないケースだ。
・代替わりをしたとはいえ、先代の影響力が大きい会社はたくさんある。後継者社長は、先代を乗り越えて決断力を見せつけるこで、社員の信頼を勝ち得る必要がある。
・「ウチの社長、すごい!」と認められれば、退職者もなくなるし、組織の団結力も強くなる。
・社長には断固とした決断力が必要。その意味では、社長は孤独な存在とも言える。
※残り2つの優秀な社長に求められる条件についても書かれているが、詳細は本書をお読みください。

・いい人脈を持つことは、いい社長に求められる大切な資質。いい人脈を持つことで、いい情報が手に入り、困ったときに相談に乗ってもらえるからだ。
・いざというときに最も頼りになるのは、「異業種の先輩たち」である。経験豊富で、自分の知らない世界をよく知っている。
・いくつもの修羅場を乗り越えた実績もある。そんな信頼できる先輩を何人持つかで、社長としての資質が決まるといっても過言ではない。
※著者は父親と意見が合わずにぶつかることが多かったが、異業種の先輩からあるアドバイスをもらったことで、父親を立ててら最終的に自分の思うよう進めていく術を身につけていったそう。その詳細は本書をお読みください。

・著者は、たくさんの社長さんとお付き合いしてきて、「この人は絶対に成功しない」と断言できる人がいる。それは、「時間を守らない人」である。
・時間を守れない、時間を無駄にする人に限って、「忙しくて……」などと言い訳が多い。
・時間を大切にしない人は、言い換えれば、会社のことを終始考えていない人。会社のことを考えていれば、遅刻などしないはず。
・うまくいっている会社の社長さんは、決まって朝早く出社する。著者は20〜30代のころ、1滴もお酒は飲めないのに、午前2時、3時まで先輩に付き合っていたが、そんなときでも午前7時までには必ず出勤していた。
・どんな理由があろうと、自分のやるべきことを手抜きしない。著者は早く出社することが大切にしていたのが、大きな負債から会社を立て直すことができた原動力だったと語る。
・社長が時間を大切にしている姿を見せれば、社員もきっと見習う。それが会社の底力になるのだ。
※著者の時間の使い方の詳細については、本書をお読みください。

・本書は、「成功する経営者が持っている心得」「仕事と商売の本質」「社長として最低限知っておきたいお金の話」「会社と家族を守るための銀行交渉術」「どんなピンチも乗り越えられる組織とマネジメント」という章で構成されており、
◇絶対に成功しない社長の、残念な共通点
◇再生に成功する社長の3つの条件
◇ネット商売で大切な2つのこと
◇伸びている会社の組織体系は?
◇〇〇幹部を積極的に登用したい
など、140億円の負債から自立再生した経営コンサルタントが自身の経験や知恵、テクニックを詰め込んだ内容が収録されている。

#瞬読アウトプット #1分書評 #フォレスト出版 #経営 #社長
Amazonはこちら
https://amzn.to/4bCA5GS

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?