西嶋真美

ブライダル歴32年。 そんな私の思うこと。

西嶋真美

ブライダル歴32年。 そんな私の思うこと。

最近の記事

本当は素晴らしい結婚式~あるあるな勘違い~

結婚式は自分がやるのも行くのも嫌。 ゲストに大金もらって見せびらかすやつ。 式場に大金払って見世物になってるやつ。 自己満足。 お金かけてめんどくさいことをするのは悪趣味。 等という結婚式に対する否定的な意見、結構web上に溢れていますよね。 ひどいなぁ。屈折してるなぁ。と思います(笑) あながち間違いでもないのですが、そんな頑なに拒むほど 嫌なものでもないんですけどね、実は。 こんなことを言ってる人たちは、多分、そういうやつ(自分の意に反するやつ)しか見た

    • 結婚式したくない

      入籍だけで結婚式を挙げない夫婦が増えています。 富山県は大体年間3000組くらいの入籍数ですが、毎年1%~4%くらいの割合で減少しています。 少子化なのでそれは当たり前の数字だと思うのですが、ここで問題なのが結婚式をしない夫婦の割合です。 なんと、半分が挙式披露宴を行わないという結果がでているんですよ。 でもそのうちの3割はフォトなどはされているようなので、実質入籍のみ!という夫婦は全体の20%いらっしゃいます。 3000人だとしたら、600人?ということは300組

      • なぜ結婚するのか?

        前回もそうなんですが、永遠のテーマなんですよね。 結婚はしなければいけないのか? なぜ結婚するのか? なぜ結婚したいのか? 私は結婚に関わる仕事を30年ほどしてきておりますが 未だにたまに思うのです。 「なんで、結婚しなきゃいけないんだろう。」と。 なんだったか忘れましたが、何かの調査の結果では 20代前半の男女ともに約9割の人が「いずれ結婚するつもり」と回答しているそうです。 その理由としていくつか挙げられます。 ①ずっと一人は寂しいと思うから 前回も

        • 結婚ってしなければいけないの?

          「え……。変わった事せんでよ、おっかない。(戸惑い気味w) お父さんー、マミ産んで55年……。(お父さんの写真に話しかけるw) 初めてマミに弁当作ってもらったよ。 ………えー……マミが弁当作ってくれるなんて……。(T_T)シクシク」(だんだん蚊の鳴くような声にw) 専業主婦だった母は父が亡くなって、自分も大きな病気してから、 ご飯の用意を全くしなくなって、今は有難いことに、周りのお友達の方々がご飯を届けてくれています。 私は兼業主婦歴約30年ですけど、親に自分の作

        本当は素晴らしい結婚式~あるあるな勘違い~

          花嫁の覚悟の儀式。

          日本の結婚式。というよりも、私が推奨しているのは、「地元の結婚式」なのかもしれません。 私は、婚礼業界に身を置き30年になります。 一番最初は、平成が始まったばかりのころ。 県内初独立型チャペルをもつ専門結婚式場のプランナーでした。 それこそ、ところてん方式で、一日に6組の結婚式を毎週末行っていました。 お嫁さん同士が、すれ違うことは当たり前です。 バブル崩壊の頃でしたしね、まだ名残でホントに華やかで贅沢な結婚式を行っていたと思います。 私の結婚もちょうどこのこ

          花嫁の覚悟の儀式。

          哲学的なお話。

          令和2年。 実は私、今年から細木数子の六星占術でいうところの「大殺界」突入なんですよ(笑) 気にならないと言ったら嘘になる。 でも気にしてもどうにもならないので、いつもより更に謙虚に生きればいいのかなぁと思ってます。 そもそも「謙虚」って何? ちゃんと説明しろって言われたら自信がない(笑) と思ったので調べてみました。 控えめであり、慎ましいこと。 自分を偉いものと思わず、素直に他に学ぶ気持ちがあること。 自分の能力・地位などに驕ることなくへりくだり、相手に対

          哲学的なお話。

          The Real Wedding

          -Humming bird makes- こんな時に思うこと。 少し結婚式の歴史をさかのぼってみました。 1964年、東京オリンピックを機に大型ホテルが乱立し、ブライダル産業が始まりました。 1970年から結婚式のCMが流れ始め、大型ケーキやゴンドラ、ドライアイスでの入場など新しい演出がうまれ 1980年半ばのバブル期には、派手婚・リゾート婚は当たり前になり 1990年、私がこのブライダル業界に入ったころは、チャペル挙式が流行りはじめ、富山県内初の独立型チャペルが生

          The Real Wedding

          Hummingbird-weddingの2つの「CREDO」

          ①「LESS IS MORE」                世界三大建築家の1人、ミース・ファン・デル・ローエの言葉で「より少ないものは、より豊か」という意味を持ち、無駄のないデザインや、簡潔な美しさを代弁しています。ローエは日本庭園を見てこの言葉を思いついたと言われています。日本の「侘び寂び」です。 付け加えたり飾り立てたりするよりも、減らしたり、シンプルにすることの方が実はとても難しいのです。 北欧諸国の人々に共通するのは「物質的なモノより、もっと精神的なモノ、経験的な

          Hummingbird-weddingの2つの「CREDO」

          日本の結婚式

          結婚式には心が、実にはっきり表れます。 みんなで一緒に幸せを感じたい。丁寧な心で儀式に向き合いたい。 時代をきちんと受け継ぐ一員でありたい。 「おもてなし」「ものづくり」「しきたり」といった、日本の文化が凝縮された結婚式は、それはそれは見事なものです。 私は実は、そんな「日本の結婚式」をおススメしています。 結婚式の決まり事の根底にあるのは、新たな土地に花嫁を迎える時の「もてなしの心」なのです。 人と人、家と家とが、より強固につながり、絆を確かめ合えるよう、考えつくされた儀

          日本の結婚式

          ハミングバードという名の仕事

          ハミングバード(はちどり)は、鳥類の中で最も体が小さいグループに所属していて、体重は2〜20g程度です。 キューバに生息するマメハチドリ Calypte helenae は世界最小の鳥であり、全長6cm、体重2g弱しかないそうです。 毎秒約55回、最高で約80回の高速ではばたき、空中で静止するホバリング飛翔を行います。 「ブンブン」 とハチと同様の羽音を立てるため、ハチドリ(蜂鳥)と名付けられました。英語ではハミングバード Hummingbird で、こちらも同様にハチの羽音

          ハミングバードという名の仕事