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持っている作品 ~ 滝平 二郎さんの 「 夜風 」

「 夜 風 」



ひとり夜風に吹かれていると、とおくとおくどこからか

見知らぬ人の誘いのことばがきこえてくる。

向こう岸の灯のまたたきが わけもないかなしみをかきたてる-

だからひとりぼっちで夜風に身をまかせるのは毒だというのに。

なにしろひとりっきりになりたい年ごろなのだ。

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滝平 二郎さんの膨大な作品の中で、この作品が一番好きで、オークションでの出品を見つけ落札した作品です。

「  」「  」「遠くにまたたく灯」「 自我への目覚め 」・・・いずれも自分の好きなテーマであり、この作品を見るたびに、風になびく草の音や、少女の心情が伝わってくるような気がします・・・。

以前、うちの母親が、朝日新聞の日曜版に掲載されていた滝平さんの作品を切り抜いて集めており、それを「これば見て、勉強しぃ」という意味か、送ってきたことがありました。

確かに、誰かが保管しておきたくなるような作品を作りたいものだ・・・と私自身もかねがね思っておるのですが・・・・。

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