アガサ・クリスティー著「予告殺人」〜名作かそれとも・・・
時折、ふとアガサ・クリスティーのミステリーに触れたくなる。丁度、Amazon Audibleに「予告殺人」の新訳(ハヤカワ・クリスティー文庫、原書は1950年発行)が入っていた。読んだこともあるように思ったが、購入した電子書籍を検索してもヒットしないので、スタートした。
出だしが好きである。イギリスの田舎、チッピング・クレグホーン村の新聞配達員の様子が描写される。各家庭の注文に従って、毎朝《タイムズ》《デイリー・テレグラフ》といった全国紙を配達する。そして、金曜日にはほぼす