蝦夷の時代23 シャクシャイン前編
松前藩主五代目松前矩広の時代(1665年から1720年)にアイヌ民族最大の戦いが起こります。
この蜂起はアイヌ内部から発したものでしたが、アイヌ民族の幕藩制国家への戦いでもありました。松前藩主が幼少であったため、蠣崎の家老が政権を取ったところにも不幸が重なります。
時代を戻し「シャクシャイン」について
蜂起のキッカケは四代目松前高広(たかひろ)が6歳で就任した1648年(慶安元年)にはじまります。
発端はアイヌ民族内部の問題で、シブチャリ(静内)川とその周辺のイオル(漁猟