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サボる力

オススメの力として、第一に「サボる力」などというものを挙げるのは不謹慎だと感じられるかもしれません。しかし、「サボる力」はとても大切なのです。

こんなふうに考えてみましょう。

あなたは勤務時間内にうまくサボることができますか?

サボるためには仕事の在り方に余裕がなければなりません。いまサボったが故に、その分を取り返すために夕方から一気呵成に仕事をし、遅くまで残業しなければならないのではサボったことになりません。ましてやその分を休日出勤で賄うのでは本末転倒です。サボる時間を産み出すためには、実は目の前の仕事を効率的に片付けることが必要なのです。

もう一度、訊きます。あなたはうまくサボることができますか?

サボるためには実力が必要なのです。教師にはこのことを理解していない人が多すぎます。朝早く出勤し、夜遅くまで残り、土日も部活が終わったにもかかわらずなんとなく学校に残ってだらだらしている。それでいて「忙しい忙しい」と愚痴る。時間がなくて遊びにも行けない。出逢いの場がないから結婚もできない(笑)。あなたはそんなふうに思っていませんか?

私はよく、「それはあなたに実力がないからだよ」と一蹴します。くだらないこと言ってないで、勉強して実力を身につけろよと言いたいというのが本音です。

サボることを前提として自分の生活を見直してご覧なさい。金曜の夜は合コンに行き、土曜の午後はデートの時間と決める。日曜日はゆっくり休みながら、少しだけ趣味を楽しむ時間にする。ほら、そう決めるだけで、平日のすべての時間の有限性が見えてきます。時間が無限でないことが見えてきます。仕事にとって効率性が大切であることが見えてきます。

時間は産み出すもの、創り出すものなのです。この感覚を身につければ、勤務時間内にさえ余裕が生まれ、サボることができるようになります(笑)。

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