見出し画像

ひろのぶと株式会社の株を売買できるようになります。田中泰延からお話させてください。

ひろのぶと株式会社代表取締役社長 田中泰延です

私が登壇しているのに私の写真を投影して何か意味があるのか

こんにちは。ひろのぶです。

今回、わたしたちは、株式会社FUNDINNOの新サービス
「FUNDINNO MARKET」に参加することになりました。

このことについて、わたし、田中泰延から
いくつかの観点に分けてお話させていただきたく存じます。

FUNDINNO MARKETとはなんでしょう


FUNDINNO MARKETとは、日本証券業協会が提供する株主コミュニティという制度を活用し、個人投資家がいつでもベンチャー企業の株式を、オンラインで注文する事が可能となる日本初のサービスです。

これにより「株主コミュニティ」が組成されます。

なんのことやらわかりませんよね?

わたしもわからなかったです。

早い話が、

上場していない(株式市場で売り買いされていない)株を
売ったり買ったりできる仕組み

ということだと思います。

ちょっと待ってください。ひろのぶと株式会社は上場を目指さないのでは?


はい。そうなんです。ひろのぶと株式会社は株式市場、つまり日本の東京証券取引所に上場する資格を得て、株式を売買可能にしてもらおうと考えていません。

当社の設立趣旨にも、自社サイトにもはっきりと書いてあります。

当社ホームページより

ではなぜ今回FUNDINNO MARKETに参加するか


いま言った「株式市場に上場」は、買いたい人がいて、売りたい人がいて、「欲しい」「売ります」の需給の結果、とある会社の株に「その日の値段」がついて、売り買いが成立する。

たくさん買いたい人や、たくさん売りたい人がいる。ひとつの会社の株の価値がものすごく騰がることもあれば、ものすごく下がることもある。たくさん株を買った誰かが、突然ある会社の社長になることもある。

わたしたちは、そういう「熾烈な市場」に出て行きたいわけではありません。

さきほど掲示したホームページにも書いてある通り、

「良い本をつくり続けたい」
「ファンになってくださるみなさんと一緒につくる会社」

うち、これがすべてなんですよ。
そこには「当社の今日の株価」とか、あまり関係がありません。

それでもFUNDINNO MARKETでわたしたちの株を取引できるようにするのには、3つの理由があります。

❶前回の株式募集で、株主になれなかった方が300名以上おられるから

❷売りたくなる方もおられるでしょうから、方法を用意しておきたい

❸日本のベンチャー株の売買について、革新性があると思うので

この3つなんです。

順番にお話させてください。

❶前回の株式募集で、株主になれなかった方が300名以上おられるから


ひろのぶと株式会社は、出版社として

「本を書いて、生活できる社会へ。」
「読み手と書き手のフェアな関係」
「累進印税™️」
「日本の出版を変えたい」

を掲げ、その理念に賛同した個人投資家より出資を受けました。

当社ホームページより

2022年4月の時点で寄せられた資本は1億4千万円。

出したい本を決め、編集し、印刷し、著者に印税を払い、書店に並べるための元手としては、十分な資金です。

しかし、わたしたちはあえて2022年5月、株式会社FUNDINNOによる
株式投資型クラウドファンディングに踏み切りました。

それは、資金調達が第一の目的ではありませんでした。

大株主である個人投資家だけではなく、

当社の理念に対して
「おもしろい。リスクを引き受け、一口のってみよう」

当社の書籍に対して
「ファンだから、率先して一冊買ってみよう」

と思ってくれる方がどれだけいらっしゃるか?

この指とまれ

する試みでした。

1株5万円。1株から買える。
ただし、資金調達よりも、仲間を増やしたいから最大10株まで。
上限応募額4000万円。

結果は、どう出るか。

27分間で売り切れてしまいました。

そして、300名様を超えるキャンセル待ちの列ができてしまいました。完全に予想外で、大変申し訳ない事態になりました。

わたしたちは、そのとき株主になれなかった皆様にもぜひ仲間になっていただきたくて、どういう方法があるか、ずっと考えてきました。

普通はそこで、「新株発行」が一番話が早いし、当社の資本強化にもなります。

でも、そうしなかった。

当社は発行株式数の上限を、はじめから「12,000株」と決めていました。
発行済株式総数は、11,583株。
1株5万円なので、時価総額は5億7千915万円。

資本⾦は9千375万円。資本準備⾦は8千957万5千円。これ以上新株を発行すると、資本金が1億円を超える可能性があります。そうなると、当社は「大企業」に分類されてしまいます。

そない大きくならんでええんです。
出したい本、読んでほしい本を創る会社ですから。

しかも、当社は「上場しない」を決めています。つまり東証で株を売り買いする、ということもできませんし、やりません。

では、ひろのぶと株式会社の株主にはもうなれないのか。希望される方に株主様になっていただくにはどうするか。

方法はあります。

株主さん同士で、株を売り買いすればいいのです。
これを「相対取引」といいます。

そこで、今回、株式会社FUNDINNOの新サービス
「FUNDINNO MARKET」に参加することにしたのです。

この「FUNDINNO MARKET」「株主コミュニティ」に入れば、株を売りたい人と、買いたい人の間で「相対取引」ができます。

前回お待たせした皆様にも、新たにひろのぶと株式会社の活動に興味をもってくださった方にも、当社の株主になっていただくことが可能になりました。

しかし、ここで一つの疑問が浮かびます。それは、

「結局、誰かが株を売ってくれないと仲間は増えないんじゃないの?」

ということです。実際、その疑問はもっともです。

私たちは株主を増やしたい。仲間を増やしたい。
「1株でいいので仲間になってくださいね」とずっと思ってます。

でも1株お持ちの方が1株欲しい人にその1株を売ってしまったら、
仲間の数が行って来いになってしまいます。

なので、そうはならないようにしたい。

でも、たとえば「株を売出します」とか、そういうことは、
規制がありますので絶対に言えないんです。
とても言えないんです。

さっき申し上げたように、いまのところ、新株発行はいたしませんし。

しかし、今回、
「FUNDINNO MARKET」の「株主コミュニティ」で
買い注文を出してくださったら、期待に応えたいと思ってます。

ご要望に全力でお応えできるように取り組みます


そして「新しく株主になれます」だけではなく、今後、
「FUNDINNO MARKET」では皆様も自由に売り希望を出すことができます。

それは次の章でお話しします。

❷売りたくなる方もおられるでしょうから、方法を用意しておきたい


ひろのぶと株式会社は、株式にこだわりました。あたりまえのようですが、そうでもないんです。つまり、

株式投資型クラウドファンデイングはやりましたが
クラウドファンディングはしなかった

ここ大事だったんです。

皆さんに、株主になってほしかった。出版というプロジェクトに対して「お布施とリターン」で完結するクラウドファンディングはしたくなかったんです。

株主になって、継続的に経営に参加してほしい

そしてなによりも

投資に応じた配当を受け取ってほしいし、配当金を出せる会社に成長したい

当たり前の、本来の株式会社のあるべき姿として、株式を発行することにこだわったのです。

そういう意味では、株式は、お布施ではなく投機です。

しかし、未上場、もしくは当社のように上場しないと決めた会社の株式は、結果として「お布施」のようになってしまう可能性があります。

わたしたちは、それもおかしいと思ってました。

株式は投機ですから、売りたい人がいて、買いたい人がいる、取引が成立する。それが健全な姿です。

ひろのぶと株式会社の株式を買った、応援団であり、資金提供者であり、いつか配当をもらえるように頑張って欲しいと願っている、そんな方でも、様々な事情で

この株を現金に戻さなければ

ということがあるかもしれません。

もーちーろん!ずっと株主でいてください!お願いします!応援してください!やめないで売らないで!うえ〜ん!がんばっていつか配当金出せるようになりますから!というのは私たちの本音です。

でも、売りたくなったら売る自由、流動性も大事にしたい。それが株式本来のあるべき姿だから、「FUNDINNO MARKET」に参加することにしたのです。

その流動性、株式本来の姿へのチャレンジについて、株式会社FUNDINNOさんと大いに志を同じくしたから、というのが今回の決断の最後の理由です。

それは次の章でお話しします。

❸日本のベンチャー株の売買について、革新性があると思うので


私たちは昨年、新聞広告を出しました。

2022年5月6日付 奈良新聞 全面

うまいこと儲かるか、儲からないかはわかりません。

でも、私たちの会社は、日本の何かを変えにかかるぞ。
そう思って立ち上がったわけです。

その志は、

ベンチャー企業を投資で応援できる仕組みをつくる

という、

株式会社FUNDINNOの志と共鳴しました。

できたばかりの会社たち。事業計画は、まだ夢の成分も多いでしょう。うちだってそうです。でもそんな会社に希望とお金を託してみる。新しい試みです。

「ベンチャー企業のファンになろう。」

その仕組みを作ろうというのがFUNDINNOです。

その志を貫いて、
FUNDINNOは株式投資型クラウドファンディング国内シェアNo.1※になりました。※日本証券業協会ホームページより

なにかを変えようと挑戦する私たちは意気投合して、
やってやりましょう!と誓いあった。
そしてそれは伝わった。
だからこその、27分間での売切という熱気を生んだんだと思います。

そのFUNDINNOが、さらに日本で初めての仕組みを作った。

それが日本初のネットで未上場株式の売買ができる株主コミュニティ制度、FUNDINNO MARKETです。

上場していない会社の株式を売買できる。

いままでは、株を売り買いするといえば、証券市場に上場するのが普通でしたが、
それとは違う場を作る。

これは革新であり、株というもの本来の姿へのチャレンジだと思います。

そしてFUNDINNO MARKETへの参加は「証券市場には上場しない」という方針を掲げるひろのぶと株式会社にとって、最良の選択だと信じています。

以上3つの理由で、株式を売買できる会社になることを決めました

長々と書いてしまいすみません。

一生懸命、本を作って売る会社です。ほんとうに、めちゃくちゃいい本を2冊、もう作りました。売れています。


少しでもご興味を持たれた方は、

① FUNDINNO投資家登録 
② FUNDINNO MARKET内の
「ひろのぶと株式会社の株主コミュニティ」への参加 
③ コミュニティ参加後ひろのぶと株式会社の株式を注文
 

とホップ、ステップ、ジャンプしていただけますと幸いです。

わたしたちは、共に理想を追い求める仲間との新しい出会いに期待しています


そしてみなさんと株主総会でお目にかかれたら!と願っています。

ひろのぶと株式会社代表取締役社長 田中泰延


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?