見出し画像

なびく大漁旗、舞う獅子 おながわみなと祭り 1万8千人来場

 石巻地方三大夏祭りの先陣を切り「第56回おながわみなと祭り」が30日、女川町海岸広場周辺であり、主催者発表で約1万8千人が来場した。13年ぶりにまちなかパレードが再開し、恒例の海上獅子舞では地区、団体で勇壮な舞いを披露。夜には4千発の花火が町を照らした。【泉野帆薫】

各団体ごとに獅子の表情は異なり、それぞれに個性的な舞を見せた

 海への感謝を込めた町最大の祭り。復活したパレードでは、女川小学校鼓笛隊やコバルトーレ女川など6団体が練り歩いた。

 祭りの目玉である海上獅子舞には8団体が出演。湾内に凛々しい太鼓や笛の音がこだまし、獅子はこれに合わせて船上で勇ましく舞った。湾内を2周した船は沖で横1列に並んだ後、着岸し、岸壁ではほかに2団体も加わり、観客も巻き込んだ演舞で盛り上げた。

陸上でも雄々しい演奏が繰り広げられた

 「閖上太鼓」で和太鼓をしている名取市増田の大友優奈さん(12)は「私も船上で太鼓をたたいてみたい」と語り、兄の竜磨さん(15)は「音も演舞も迫力があった」と圧倒された様子だった。

8隻の船が大漁旗をなびかせ、船上で獅子が舞った

 三大夏祭りは、石巻市の第100回石巻川開き祭り(8月4―6日)、東松島市の東松島夏まつり(8月26日)と続く。


最後まで記事をお読みいただき、ありがとうございました。皆様から頂くサポートは、さらなる有益なコンテンツの作成に役立たせていきます。引き続き、石巻日日新聞社のコンテンツをお楽しみください。