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不思議な未来の美術展覧会に行ってきました②🌈

次に案内されたのは、吹き抜けの広い空間。

そこに、絵が等間隔に飾られた作品がありました。

この作品は、中に入ったときと、外から見たときの印象が違うアート。

一見、綺麗な空間に見えますが、中に入ると、中央に足だけのオブジェが置かれており、その周りに飾られた花の写真たちによって、まるで死の世界を連想させるような作品でした。

「この足のつくりは短距離走の人で、人差し指が長いからお金に困らない人だよ」

これは、A君ではなく、私の豆知識。

もちろん、私が考えた豆知識です。

A君をうなずかせて、楽しんでおりました。

そして、次の作品へ。

巨大なスクリーン映像と不思議なアート作品の製作風景が映し出されています。

訪れた人たちが、ソファーに座りながら、一生懸命アートを読み解こうとしていました。

もちろん、理解できるレベルのものではなく、とにかく『近未来と異空間』、『芸術と現実』をゆっくりと織り交ぜた世界観の映像が永遠と流れ続けています。

しかし、これは序の口でした。

ここから、更なる異空間へと進みます。

パノラマのスクリーンが中央に置かれた映画館のような空間。

ただ流れる映像を見せられます。

宇宙や生物の生態と多様性。

周波数の変調によってコウモリから逃げる幼虫の映像など、奇妙な音と全く掴めない激しく移り変わる映像に、作者の意図が何なのか、考えさせられる空間でした。

ここから2階へ移動します。

次の部屋では、火星の写真が私たちの心を遠くへと引き込みます。

そして、問題の作品が次にありました。

ただ不思議に綴られたメモ用紙が並ぶ世界。

そこに書かれているのは人智を超えた言葉たち。

『80年後、人類滅亡』

まるで予言のように書かれた手紙が並ぶこの作品。

未来をテーマに私たちが思うことは、やはり、命の在り方なのかもしれません。

次に案内されたのは、巨大なアート作品が並ぶ、明らかにメッセージ性の強い空間。

どう見ても、『ノアの箱舟』と『宇宙船』が同じものであると言いたいかのような絵画たちです。

過去と未来の繋がりを感じました。

ここはもう理解不可能な展示作品ばかり。

現代で活躍するアーティストが製作した作品が飾られていました。

この空間を抜けると『4階』と書かれた文字がありました。ちなみに、この階が最上階です。

下へ階段を降りていくと、そこには『5階』の文字。これも一つのアートなのでしょう。

ここでは、常識は通用しないようです。

豊田市美術館を目一杯使ってつくられた未来の世界観は、普段の私たちが持っている狭い価値観を壊してくれる、そんな場所でした。

そして、帰りに、足の疲れを癒すために足湯カフェを堪能して帰りました。

ゴールデンウィークのうち二日間、全く同じ美術館へ行った、過去と未来の答え合わせをする、そんな不思議な旅でした😌


美術展覧会の記事は以上になります。

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