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[感想]【差別と偏見のはざまで】戦争が生んだ子どもたち ワールドメディアフェスティバル銀賞【ABCテレビ ドキュメンタリースペシャル#11】
戦後日本で苦しんだ人々 戦争が終わって長い時間が経過して生まれた世代なのもあるだろうが、私は生活する中で白人と日本人の混血の方や、黒人と日本人の混血の方と交流する機会はなかった。小学生、中学生の時、第二次世界大戦で苦しんだ人たちが日本にもいたと、わずかに聞かされたのみである。このドキュメンタリーを観るまで、戦後の日本国内にも、多くの苦しい思いをした人がいるとはほとんど知らなかった 戦争が終わり日本でアメリカ兵が駐屯するようになる。その人たちの相手をする水商売の日本人女
[杜子春][感想,要約]英語で読む芥川龍之介短編集 Short Stories of Ryunosuke Akutagawa/著 芥川 龍之介
杜子春は何が伝えたかった? 杜子春は初めて読んだ。何の話だったのかというと特にメッセージ性とかはないのではないかと思い。無理矢理に何か見出すのならば「親の愛情」ということになるだろう。馬の姿をした親を閻魔大王に鞭で打たれている様子を見て、仙人の言いつけをやぶり口を聞いてしまう。その後、仙人に、口を聞いたことは責められず、むしろ、親が痛めつけられている様子を見て、口を聞いたことを肯定される。口を聞くなといったのはお前だろうと、誰もが感じるだろう。気難しい仙人である 感想