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「第三期の下半期メンバーの募集を開始します!」

はたけ会議、第三期の下半期メンバーを募集します。

今年から10組ほどの新規メンバーさんたちが参加してきてくれて、さらに盛り上がりを見せているはたけ会議。9月から後半戦がスタートすることもあり、下半期も一緒に楽しんでくれるメンバーさんを募集します。

「はたけ会議」って?

「はたけ会議」とは名古屋近郊の都市部で開催されているシェア畑。月に2回ほどの全体作業日を中心として、みんなでグループを運営しながら、畑を切り盛りし、そこで採れる野菜やハーブ、雑草や種、などを活用して楽しんでいます。最近では、しいたけの原木やら、ブルーベリー、梅などの果樹、もち米や小麦の栽培と製粉、パン作りまで活動の幅を広げています。

一般的な「貸し農園」とは違い、「みんなで自分たちの畑を切り盛りする」というところが特徴のひとつ。みんなで管理するので、自分ひとりでは不安なるような、作業内容や、知識、経験の不足をみんなで補え合えること、また、そこで採れた野菜などの活用方法をシェアできることも魅力のひとつです。

畑作業って、ひとりでやっているとなかなかしんどいことが多いんですが、みんなでわいわいやって、休憩しながら、楽しみながらすすめると、結構作業が進むし、気持ちのいい時間が過ごせることが多いんです。

はたけ会議オリジナル商品

また、他とは違う切り口としては、今季からは特に「加工品」なんかをつくってみたりしています。第一弾は畑で採れたバジルの入った、無添加ソーセージ。第二弾はみんなで育てたじゃがいものポテトチップスが完成待ちになっています。

今後は、大豆ができれば味噌や納豆なんかもできそうだし、落花生はピーナッツバターがつくれたりするのかな。掘ったショウガでジンジャーシロップなんかもいけそうです。夢だけは毎年膨らんでいきます。

「野菜づくり」を楽しむ、というよりも、みんなで畑と向き合いながら、あれも良いね、これも良いね、とやりたいことを出し合いながら、実際にそれを形に変えていくことができれば、と思っています。

上半期を振り返って

前半戦は、とにかくたくさんの種類の野菜(たぶん30〜40種類くらい)と、ハーブ(20種類くらい?)、お米に小麦、しいたけなんかの手入れもしつつ、栽培面積も増やしていって、開墾作業などにも追われてやってきました。

梅仕事をみんなでしたり、ポテチにするじゃがいもを選別したり、田植えをしたり、お米の苗を育てたり、小麦の収穫をしたり、ひたすらにいろんな仕事をしてきました。

みんなで一緒にあじわう"達成感"。

信じられないほど膨大な量の仕事があるはたけ会議ですが、その醍醐味の一つが"達成感"。畑では、そのアナログすぎる特性から、明確に「今日は頑張ったなー!」というものがわかります。みんなで立てた畝や、きれいに野菜が植わりきったとき、たくさん収穫物がとれたとき、草刈りがきれいにいったとき。

1日中一緒に過ごした畑が、自分たちの手で、とても気持ちよさそうになったのを見るのは、最高に気持ちのいい瞬間です。また、それを、仲間と共有できる喜び。あの"疲労感"は、なかなか現代の生活では経験しづらくなっている最高に気持のいい「あー!つかれたー!!!おつかれ!!」です。もう、ハイタッチしたくなるほどの快感があります。部活です。

下半期は秋冬野菜の準備に!

いよいよ9月にも入り、畑の後半戦が始まります。まだまだ真夏で、「後半戦どころか、毎日しんどすぎ…!」な想いが大半を占めると思いますが、9月からは、思いっきり、秋冬野菜の準備が始まります。春野菜の名残りの片付け、夏野菜の収穫、管理、草刈り、と同時に、秋冬野菜用の畑をつくっていきます。種まき、苗づくり、定植作業もそろそろはじまります。

秋冬野菜のメインとなるのは、キャベツやブロッコリーを中心としたアブラナ科野菜たち、タマネギや長ネギなどのネギ類、ほうれん草やコマツナなどの葉物野菜もつくりやすいし、ダイコンや人参などの根菜類もつくりやすいシーズンです。生育もゆっくりになる分、味もおいしくなりやすいです。

冬野菜は、夏と違い、病気や害虫の被害が少し抑えられ、雑草の生育スピードも落ちてくるので、比較的栽培はしやすい季節になります。野菜としては、夏野菜よりも控えめな野菜たちが中心ですが、料理にするととってもおいしい。ぜひ自分で育てた野菜をつかって作る料理を楽しんでみてください。鍋で十分最高においしいです。

とれるかな?

後半戦のポイントは、いませっせと仕込んでいる、ショウガや落花生、大豆なんかがどうなってくるのか、や、新米のもち米がどれくらい採れるのか?!などが大きなポイントになってきます。

また、自然栽培的なやり方を中心としてメンバー全体として取り組んでいるので、いわゆる「収穫量」や「秀品率」というようなものは、二の次に進んできました。

下半期は、農家として生計を立てている、共同運営のぼくが、「農法」というよりも、もう少し「栽培」という部分にフォーカスしながら、きっちり収穫できるように技術を高めていこうと思っています。

未来を目指す、環境型の土づくりと、目の前の収穫を目指す、いわゆる「経済栽培」のようなもののを比較を感じてもらえれば、と思っています。

いわゆる”農法”的なもの

はたけ会議では、あまり「農法」についてはこだわりをもっておらず、常にみんなで"会議"をしながら進めています。もちろん、当たり前ですが農薬、除草剤、化学肥料などは使いません。極力、不耕起で、動物性堆肥やF1種子、消毒種子も使わない方向性ではやっていますが、随時畑を変えたり、様子を見ながらさまざまな手法を実験していっています。

また、今までもずっと取り組んでいるのですが、下半期からは「種採り、自家採種」も今まで以上にもう少し真剣にやってみようと思っています。都市近郊型で、栽培面積も限られるなか、なかなかむずかしい取り組みでもあるのですが、できるところからコツコツやっていきます。

"はたけ"という場所を一緒にエンターテイメントしてくれる仲間を

ここまで読んでもらって、少し感じてもらえたと思いますが、ぼくらは「はたけ」という場所を、「野菜をつくる場所」ととらえていません。「最高にエンタメできる場所」と思っています。

もちろん「栽培技術」や「おいしいものを食べたい」という気持ちでのご参加も大歓迎ですが、それ以上に、「自分たちの生活を自分たちでクリエイトしていく」ということにワクワクできる人たちを求めています。

畑では、食べるものはもちろん、染め物ができる植物があったり、なんななら綿花がうまくいけが、衣服をつくれる日がくるかもしれません。麦わらで麦わら帽子をつくるメンバーさんがいたり、はたけのミントで酵母を起こしてパンを焼いてみるメンバーさんがいたり、もうそこは「クリエイティヴ」の集合体です。

食べることや、生活すること、暮らすことや遊ぶことのアップデート、ぜひはたけを中心にはじめてみてください。

コロナだサル痘だ、第何波だなんだ、よくわからない情報が飛び交う、生活づかれをする毎日ですが、自然界やはたけはブレません。人間が人間のために発信している情報も、畑には関係ありません。彼らは淡々と、日々の自分たちを生きています。

畑を愛せる人間の生きるチカラは強いです。ぜひ、畑で、環境が発するものを感じながら、みんなといろいろなお話をしながら、そこから生まれるものを楽しんでみてください。

最高な仲間たちのご参加をお待ちしております。

会費について

みなさん気になるお値段についてです。

料金は1世帯につき
・33000円/下半期(9〜翌2月)(税込み)

とさせていただいております。世帯料金となりますので、ご家族の方1グループがこの価格でのご参加が可能となります。

月々約5千円ほど。一般的な貸し農園は、10平方メートルで1万円の年会費と、月々約5000円が相場。はたけ会議ではその20倍もの面積がある中で、近郊ではたけをやろうと思うとかなりお値打ちにさせてもらっています。シェフと農家の共同運営であり、ここの運営での利益を求めておらず、これからの農と食のあり方に投資する形なので、この価格で提供できています。

現金、銀行振込でのお支払いが可能です。
※年間会員の中途返金は原則お受けできません。
※これ以外に、イベントなどにかかる料金や食材費、視察先での昼食代などは別途かかります。随時ご連絡いたします。

見学について

ご見学につきましては、基本的に事前に運営者、もしくはメンバーの方にご連絡の上、全体作業日の日にお越しください。参加希望の方の一回目の見学は無料、2回目以降は3000円/人となります。

【運営メールアドレス】
杉山直生
info.torutaberu@gmail.com

お申し込みはこちらから


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