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約束は守らせる、守ったら褒めるという関係【14】普通の高校教師が、外国につながりのある子どもに日本語を教えるようになった
宿題点検→ 間違い箇所を一緒に直した後に ひらがなの五十音を読もうと教材をごそごそしていたら、 「カタカナできる」 わたしの腕をとんとんして、嬉しそうな瞳で、 「かける」 話しかけてきた。 「ほんとに?じゃ、ここに書いて」 とわたしのノートを差し出したら、 アイウエオカキクケ…と書き出した。 直したりしながらだが ン まで 書けてしまった。 日本語ゼロの生徒に教えるとき、 ひらがな →漢字 →カタカナ の順番なので、漢字を先にやっていた(いきさつについては下に貼っておきます
皆で笑えて楽しくて幸せな時間は原動力になる【13】普通の高校教師が、外国につながりのある子どもに日本語を教えるようになった
先週は学校行事の都合で日本語支援はお休みだったため、 Aさんに会うのは2週間ぶりになる。 心なしか、前回より表情の硬さがとれ、若干の逞しさが垣間見られるほどだった。 ポケトークを使って母語で話させてみては? とのアドバイスを前回に頂いたので、 宿題点検もそこそこに、 ポケトークのボタンをオンにして、 フリートークをやってみる。 「今朝、わたしはさくらんぼとイチゴを食べました。Aさんは朝食は何を食べましたか?」 「(ネパール語でAさん話す)」 「(機械音で)ぶどうを食べました
カルチャーショック第2段階(アドラー心理学)【12】普通の高校教師が、外国につながりのある子どもに日本語を教えるようになった
5/9の今日はなんだか肌寒い。 GWは暑かったのに。 例年の5月はどんな気温だったか?思い出せないが、 このちょっとした寒さで、身体が苦しい。 Aさん、部屋に入る直前に、 鉛筆削り機を床に落として、 まごついていた。 その困った表情のまま、 日本語の学習に入る。 ロールプレイしたり、しりとりカードをしたりするうちに、 表情は和らぎ笑顔が戻ったけど。 くっつきの「は」の学習をした。 「言葉と言葉をつなぐときは、わ じゃなくて は を使う」 翻訳機で伝える。 「わ と発音し