オンライン教材作成雑感
オンラインでの教材配信のために、漢文の授業動画を撮影しました。
あくまで僕が慣れている方法での作業です。比較検討はしていません。
この方向性での改善策or劇的に効率を高める方法があれば教えてください。
今回は「教材プリントを事前に郵送or PDFのオンライン配信で生徒の手元に届けているので、各自で予習する形でプリントを読んで調べ学習や課題に取り組んでくれているハズだ」ということを授業の前提にしています。
【撮影方法】
1.教材プリント作成。
2.プリントをPDF化してスマホに送信。
3.PDFをスマホで表示して画面収録。
(この機能が秀逸だと僕は思っている)
4.書き込みや作業は手元だけスマホで動画撮影。
5.スマホのiMovieで編集。
6.youtubeに限定公開でアップ。←今はここまで
7.生徒にURLを配信。
【事前準備】
1.スマホ
自分のiPhoneをそのまま使用。できれば、仕事用にiPad ProかMacBookを支給してほしい。
2.スマホ三脚
部活動で使っていた私物。(三脚はこの機会に2,000円くらいのちょっといいやつに買い替えたことは奥様にナイショ)
3.テーマ曲
iTunesでダウンロード。ちょっとした遊び心なので、別に無くてもよい。(奥様に聴かせたら、いらんやろ、と一蹴。ダウンロードに200円くらいかかっていることも言えない)
要するに、特別なものは何も必要ありません。
…が、相変わらずの浪費癖が出ています。奥様にバレたときに、
「ほ、ほら、売り上げで相殺できてるから…大丈夫だ、だよ」
と言い訳できるように記事購入・サポートをお願いします。
【収穫利点】
1.板書しているイメージで解説できるので講義の雰囲気に近い。むしろ、板書が必要ないのでテンポよく喋れる。
2.画面収録なので、手ブレなどの影響がまったくない。手書きシーンの動画も、三脚を使えばほぼ問題なし。
3.編集しながら自分の喋り方のクセや説明の仕方もチェックできる。
教育実習の時に自分の授業を録音して聴いて、恥ずかしくて死にそうになったことを思い出した。教材の内容や喋り方に的を絞れば、研究授業もオンラインでできるかもしれない。
【課題難点】
1.収録場所が必要。
がちゃがちゃしていると無理なので、収録するのに静かな場所が必要。これがけっこう大変かもしれない。自宅では無理。今回は誰もいない図書室で収録できたが…
2.撮影編集作業が授業とは違う疲労感。
3講座×2本×10分程度を用意するのに撮影と編集だけで作業時間が12時間くらい。課外活動の保護者向け動画配信、ハンドボールの試合映像の編集を以前からやっていたので、作業スピードはそこそこ早い方だと思うけど、教材プリントの作成と並行してやるとなかなかハードかも。けど、プリントを印刷して製本していたのとあまり変わらないかもしれないな。
3.生徒からのリアルタイムでの反応がない。
当たり前だけど…授業を進めながらフォローしたり難易度調整したりできないのが現時点で感じている難点かな。今回は、まだ教室で対面していないこともあって、生徒観がかなり曖昧。
4.動画の教材価値
これはけっこうシビアな問題だが、配信する動画にコンテンツとしての価値がどこまであるか。通常の授業でも同じだけど、教科書読んだ方が分かりやすいやん、ググればすぐ分かるやん、という内容なら意味がないというプレッシャー。背伸びして喋ってしまう。著作権をクリアしているかには注意を払っているが、完璧かどうかは自信がない。
【まとめ】
メッセージやメールのやり取りで個別フォローをすれば、このパターンで講読や演習ならやれそうだな、という感触です。
撮影機材・撮影場所などのハード面の問題がありますが、これは悲しいことに学校においては今に始まったことではない…
職員室が休校中の学びサポートのために前向きな雰囲気なのは嬉しいな。
新しいチャレンジは刺激にもなる。頑張ろう。
安井直人
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