花岡俊吾

アウトドアライター/取材人・エディター。年間100日以上を北海道各地で取材活動。記事・…

花岡俊吾

アウトドアライター/取材人・エディター。年間100日以上を北海道各地で取材活動。記事・コンテンツは、新聞・書籍・ウェブサイトへ提供。北海道のすばらしい人・場所などの紹介を通じて、ふるさとへの訪問人口を増やす。著書は『北海道キャンプ場&コテージガイド』『北海道道の駅ガイド』など

マガジン

  • 札幌ライター会

    札幌ライター会の活動報告など

最近の記事

北海道博物館にある「北海道鳥瞰図」

札幌市の郊外、野幌森林公園にある「北海道博物館」。ここの2階に展示され、異彩を放つのが「北海道鳥瞰図」である。その魅力を新聞日曜版が伝えている。作者は京都出身の絵師・吉田初三郎(1884-1955年)。1936(昭和11)年に描いたものだ。タテ約1.7M、ヨコ約5.7Mの大作。北海道庁から鳥瞰図製作を依頼された吉田は、80日間ほどをかけて道内を駆け回り、その間のスケッチを基に作品を完成されたとされる。 吉田は自ら「初三郎式」と呼ぶ独特の鳥瞰図を創案したという。吉田が活躍した

    • 人間学を学ぶ月刊誌『致知』2024年6月号からの学び

      『致知』6月号からの学び。 「希望は失望に終わらず」 佐治晴夫|理学博士 × 鈴木秀子|文学博士 ・わたしたちの人生は、「いま、ここに」しかないんです。「自分が死ぬことを忘れるな」という対語として「今日の花を摘むように、今を生きなさい」という教えがあります。 ・人生はすべて出会いによって決まると僕は思っているんです。ここで大事なのは、その出会いがよかったか悪かったかは、その時には分からないということです。だから、それぞれの出会いは大切にしていかなければならない。「この

      • 最高の一杯。「お客さんの人生最後の一杯になっても後悔しないように」ーという記事から

        道新の囲み記事「まど」欄に、背筋が伸びるような、いい話しが載っていた。「最高の一杯」と題したラーメン店副店長のお客とのエピソード。「利尻らーめん味楽(みらく)」の新横浜店。男性客から言われたことばが忘れられないという。「わたしの余命は、あとわずか。人生最後のラーメンがこの一杯で良かった」と。 そのお客は60歳代くらいで、車いすに乗って一人でやってきた。食べ終わると、レジでほほ笑みながら声をかけてくれた。「お客さんの人生最後の一杯になっても後悔しないように」。副店長は胸に刻ん

        • GW中の釧路旅

          1泊2日で釧路へ。途中、帯広で1件用事をすませ、高速は使わず下道となる国道38号を東へ向かう。どこで昼食を食べようかと考えていたところ、浦幌の道の駅に立ち寄ることにした。 道の駅敷地内にあるレストランで「スパカツ」をオーダー。ボリュームも多すぎず、あきることなく完食した。 釧路へは15時半に到着。JR釧路駅と幣舞橋の中間にあるビジネスホテルへチェックイン。初めて泊まるホテルで、窓が小さくびっくり。デスクがよく考えられていて、快適に仕事ができた。 翌朝は釧路の旅ランだ。ひ

        北海道博物館にある「北海道鳥瞰図」

        マガジン

        • 札幌ライター会
          1本

        記事

          札幌市内及び周辺のランニングコースガイド

          札幌市内及びその近郊を含む札幌圏で、ランニング練習に最適なコース。防備的なメモ。 ▶︎JR新札幌駅=JR北広島駅 折り返しエルフィンロード 11.5K+11.5K=23K 自転車の駅=北広島駅 4.5K 北広島駅構内にはセブンあり、強風時はどちらかが向かい風になる ▶︎東札幌→JR北広島駅 サイクリングロード 18.9K JR北広島駅で折り返し、大谷地まで戻ると11.8Kとなり、30K JR苗穂駅から白石こころーど入口のローソンまでは、2K ▶︎東橋=藻岩橋 豊平川

          札幌市内及び周辺のランニングコースガイド

          樽前山の登山、2024年度は自粛を

          樽前山は登山道改修のため、今年度の登山は自粛してほしいという報道があった。北海道新聞によれば、「苫小牧市は樽前山の5合目から7合目にあたる市道の冬季通行止めを来年2025年の春まで継続する。2024年度は東山コースのうち傷んだ階段やロープ柵を改修し、見晴台のベンチも更新する予定」とし、「5合目から7合目は、工事車両が通行して危険なため、徒歩での入山は自粛してほしいと、苫小牧市は呼びかける」。 標高1,041mの樽前山は、7合目までクルマで行くことができ、そこから1時間弱で絶

          樽前山の登山、2024年度は自粛を

          2024年GWラン〜新札幌から北広島

          2024年のGWラン。今回はエルフィンロードというサイクリング道路を利用して、JR北広島駅までを折り返す。天気予報では、北西の風が7−8メートルとやや強いとあった。これは、行きはよいよい帰りはこわい、を意味している。なので、往路は調子に乗らないよう、注意して走った。 途中、自転車の駅にてトイレタイム&給水。その先4.5キロで折り返し地点のJR北広島となる。この駅舎は明るく開放的で、感じがいい。かつ構内にセブンイレブンも入っているので便利だ。おにぎりとお茶を投入した。 復路

          2024年GWラン〜新札幌から北広島

          「路線バスの減便」という社説から

          「路線バス減便〜運転手確保へ抜本策を」という社説が載っていた。 ●道内の主要バス10社が2024年4月1日から路線バスを減便した。平日1日当たりの運行本数は3月と比べて計500便以上減った。 ●1993(平成5)年のピーク時より3割以上減っている道内のバス運転手不足の深刻化に加え、残業規制が今年度より強化されたことが主な要因だ。バス業界の「2024年問題」といわれている。 ●「公共交通の最後のとりで」とされる路線バスの縮小は、通勤・通学や買い物など住民の生活に支障を来し、地

          「路線バスの減便」という社説から

          2024年GWラン〜円山公園から円山登山トレイル

          2024年のGWラン。お花見ランをしたく、札幌のサクラの名所である円山公園へ行く。地下鉄の円山公園からスタート。その前に、ショッピングモール「マルヤマクラス」に立ち寄る。2階にある大垣書店さんをチェック。ありがたいことに、一番目に付く入り口コーナーに、わたしの本、4冊(タイトル)がそれぞれ平積みされていた。うれしい思いいっぱいに、本日のRUNをスタート。 渋滞するクルマを横目に見ながら、円山公園内へ入る。今年から火気厳禁となった公園は花見客でいっぱいだった。ブルーシートを敷

          2024年GWラン〜円山公園から円山登山トレイル

          わずか12年間、歴史に翻弄された北の防衛拠点を伝える「仙台藩白老元陣屋資料館」

          江戸時代の末期、諸外国からの防衛を担う拠点跡。黒船来航による鎖国の終焉にともない、幕府は蝦夷地の警護を強化しようと考えた。当時の松前藩のみでは北海道全域をカバーできぬとして、東北の諸藩に護衛を依頼した。その内のひとつ、白老に跡地が残るのが、仙台藩の陣屋である。陣屋とは、軍や兵隊が宿営する防衛拠点のこと。お城の簡易版のようなもの。今でいう自衛隊の駐屯地であろうか。 1855(安政2)年、仙台藩からの選抜チームは、ここ白老の地が防衛拠点には最適であるとして、拠点化を決定。三方を

          わずか12年間、歴史に翻弄された北の防衛拠点を伝える「仙台藩白老元陣屋資料館」

          天売島のキャンプ場がコテージ施設に

          天売島に唯一あったキャンプ場が閉鎖された。その後の行方を案じていたところ、コテージ型の宿泊施設が整備されるという報道があった。東京の旅行会社西遊旅行社が、2025年の4月開業に向けて、コテージ5棟と、シェアオフィスなどを備えた営業拠点施設1棟を新設するという。 敷地内にある海鳥情報センター「海の宇宙館」は写真などの展示スペースと、カフェレストランに改装するそうだ。天売島で営業していたガイドツアー会社を引き継ぎ、同社では体験観光型のツアー事業も展開し、インバウンド客を含めた幅

          天売島のキャンプ場がコテージ施設に

          パークゴルフ場の閉鎖が相次ぐ

          江別市内にある「角山パークゴルフ場が今季限り」という報道があった。2005年に開業し、約20年の歴史に幕を下ろすという。営業終了の理由について、施設担当者は「競技人口の減少に伴う利用者の減少。スタッフの確保が難しくなったため」と説明している。 そもそも、パークゴルフとは1983年(昭58)年、北海道の幕別町で誕生したスポーツである。「クラブ1本とボール1個、それにティーがあれば誰にでもプレーを楽しむことができる簡単なスポーツ。クラブでボールを打ち、カップインするまでの打数を

          パークゴルフ場の閉鎖が相次ぐ

          帯広はげ天本店

          帯広の繁華街、銀座通りに建ち老舗の貫禄を放つ。建物とのれんに刻印された家紋が、安心感を物語っている。創業は1934(昭和8)年。小樽から移り住んだ初代店主・矢野省六が店を出した。「旨いものを作るには手間暇を惜しまず、時には損をすることも必要」が、信条だったそうだ。 天ぷらから始まり、郷土料理や豚丼も人気。あまりにも豚丼の注文が増えたことから、JR帯広駅内のエスタに豚丼専門店「ぶたはげ」を開店させたという逸話もある。 天ぷらは、うすい衣からなりサックリと素材を包み、じわっと

          帯広はげ天本店

          元祖豚丼のぱんちょう

          帯広のソウルフード「豚丼」。今や「北海道3大ソウルフード」のひとつに数えられる帯広豚丼の発祥の店が「元祖豚丼のぱんちょう」である。創業は1933(昭和8)年。初代店主・阿部秀司さんが考案した味を守りつづける。肉は厚めに切った極上のロース。ほんのり甘いタレで味付けし、炭火で余分な脂を落としながら焼く。 丼からはみ出す大ぶりな肉が印象的。グリーンピースが彩を添える。肉はやわらかい。噛むとジュワッとしみ出す肉汁と炭火ならではの香ばしい風味が鼻腔を抜ける。店のメニューは豚丼のみと、

          元祖豚丼のぱんちょう

          『北海道キャンプ場&コテージガイド2024-25』(北海道新聞社)が発売に!

          北海道のキャンプ場とコテージを紹介する今年のガイドブック『北海道キャンプ場&コテージガイド2024-25』(北海道新聞社)が発売になる。著者はわたし。2024年度版は、あたらしい施設40カ所ほどを加え、全部で304カ所を収録した。北海道で利用できるキャンプ場のうち、実に8割ほどの施設を実際に訪問し、取材・掲載している。 今年度版は、仕事仲間であるアウトドアライターのタカマツミキさんに手伝ってもらった。タカマツさんには主に新設のキャンプ場を担当していただいた。なので、紙面的に

          『北海道キャンプ場&コテージガイド2024-25』(北海道新聞社)が発売に!

          「法務会計プラザパートナーズ会」という異業種交流会・勉強会

          わたしも10年以上にわたって参加している「法務会計プラザパートナーズ会」という異業種交流会がある。弁護士や会計士といったいわゆる士業を中心に各専門分野のプロフェッショナルが集い、情報交換と親睦を図り、パートナーシップにより新しいビジネス機会を探求しようとする会だ。 この会では、定例の「朝会」という勉強会を実施している。月に1回、朝8時10分から9時半まで、会員やゲストをお招きして、その専門分野について学ぶ内容。例えば、今回は、歯科医師から最近の治療方法の動向についてご紹介い

          「法務会計プラザパートナーズ会」という異業種交流会・勉強会