見出し画像

筍、食べます

「たけのこは買うものじゃなくて、もらうものだから」
そう言って子供がスーパーで指さした筍を横目に、素通りをしてから約一週間。今日、もらいものの筍が我が家にやってきた。

母の友人の山から毎年いただく春のごちそう。掘ったその日にいただき、母はすぐにあく抜きまでして、翌日には我が家に届けてくれる。

今日は筍と油揚げで煮物にした。
煮ながら気づいたのだけど、子供は筍ごはんの方が好きだった。しまった。
でもいいお味に仕上がったと思う。自画自賛。

今日はちょっと納得がいかないことがあって、筍を切っていても、ポテトサラダ用のじゃがいもの皮をむいていても、玉ねぎを切っていてもモヤモヤぐるぐる。

私がどうにかできる問題ではないのだけど、とにかく全然交通整理のなされていない仕事内容が気持ち悪くて、なんだかげんなりしてしまった。

今まではこういう仕事は自分で変えていくパワーがあったけど、今はできない。気づいてしまうのが損な性格だけど。仕方ない。今の自分にできることをやっていくしかない。

せっかく自分で大事にしている幸せな毎日にちょっと水を差す出来事だったけど、やめやめ。こんな気持ちは持ち込まない。

でも子供たちが帰宅しても、少しげんなりモードだったことに気づいた。だって子供の声がうるさく感じる。可愛い我が子の声がうるさく聞こえるのは、私の気持ちがざわついているサイン。

コーヒーを飲みながらnoteを書いていたら少し気持ちが落ち着いてきた。
私はただ幸せに生きていたい。それは考えても意味がないことにとらわれるのではなく、目の前の幸せに目を向けること。
劇的なことはいらない。ただ穏やかに。美味しい旬の筍でも食べながら。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?