ターゲット層

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※ネタです。

「いぃらっしゃいませぇぇーっ!何かお探し・・・あ・・・はーいっ!ごゆっくり!」

「・・・はい。どうぞ、こちらへ。360円ですね。はい。丁度ですね。ありがとうございましたー。」

「・・・あ!いらっしゃい!酒井君っ!お久しぶりっ!え?・・・昨日ぶりだけどさ!何か・・・久しぶりな感じがしない?しないか。そうか。・・・あっ!それね!はいはい!では・・・。」

「え?分かりました。・・・商品はこちらでよろしいですか?はい。・・・510円になります。はい。ありが・・・うん。週末のイベントは10時からっすね。はい。お待ちしてまーす。・・・。」

「今の酒井君はさ、こっちのお客さんじゃない?こっちって言うかぁ、俺のぉ・・・。」

「でも、会計頼まれたのは俺っすからね。こっちじゃないですか?接客人数のカウントとしては俺の方に入るんじゃないっすかね?」

「まぁね?そういう見方もあるよね?うん。・・・でもね。来店時に弾ける笑顔と元気の良い挨拶で出迎えたのは俺だからぁ・・・こっちのカウントになるんじゃ・・・。」

「それで俺の方に来たかもしんないじゃないっすか?会計すんのに。」

「そ、そうか・・・。そうかもな・・・。じゃあ、今のお客さん二人は後輩君の接客人数としてカウントしていいよ。でも・・・あ・・・。
いらしゃいぃ・・・ませぇ・・・。えぇ?・・・パックゥ・・・ですかぁ?それはぁ・・・。」

「はい。・・・パックはこちらですね。はい。・・・1000円お預かりします。・・・お釣りです。ありがとうございましたー・・・。」

「・・・出迎えの仕方でもなくない?」

「そっすね。」

「まぁでもぉ、最初に出迎えたのはまた俺だから?今回ぐらいは俺の接客人数として・・・。」

「俺のカウントっすね。」

「だね。・・・俺の顔が怖いからかな?」

「先輩の顔は怖くないっす。」

「そっか・・・堅物っぽ過ぎるのかな?印象が。」

「それもないっす。」

「じゃあ何が・・・。俺の接客でこの店の売り上げをオトす訳にはいかないし・・・。あっ!
おいおいおい!もっと静かに扉を開けろ!ちゃんと宿題やってから来たのか?!・・・ならいいけど・・・え?!これ?!待て待て待て!割り勘だろ?!割るんだろ?!えーと・・・2790円だから・・・一人310円だな。はい。・・・えーとお釣り・・・こっちもか・・・はぁい!・・・だから扉は静かに閉め・・・確かに言ったけどな!さっきは開けろだったけど!いつも言ってるから・・・はいはいはい!扉は!静かに!開け閉めしてください!これでいいですか?!はい!ありがとうございましたー!
・・・いつも嵐のように来て去っていくからな、彼等は!まぁ話を戻すとだな、俺の接客のせいで売り上げが・・・。」

「接客が原因でオチる事はないっすね。毎度、一回でそのカウントっすからね。」


今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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