どうぞ。
※ネタです。
「・・・あ、どうぞ。」
「いえ、大丈夫です。」
「でも・・・どうぞ。そちらの方々が優先だと思うのでぇ・・・。」
「大丈夫です。大丈夫ですよ。そのままで。はい。」
「でも・・・。」
「大丈夫です。大丈夫なので。」
「はぁ、そうですか。ならいいんですけど・・・。よくないですね。よくなかったですね。これは。このテーブルを対戦に使ってください。フリープレイしてるだけなんで。」
「いえいえ。プレイ中なので。そのままで大丈夫ですよ。大会参加者のお二人にはそこの特別テーブルで対戦を・・・。」
「レジですよね?レジが置いてあるカウンターですよね?」
「逆に?立ちながらプレイ出来るので、カジュアルな感じでプレイ出来るかなと。」
「なら私達がそっちに移りますよ。ね?うん。彼も良いって言ってるので・・・。」
「いやっ!この店舗では、ゆったりとした気分でフリープレイしていただきたいと。はい。こういうコンセプトのもと、このテーブルを設置しているので。どうぞ、ゆったりと。フリープレイをしていただければなと。はい。」
「それなら尚の事、大会参加者のお二人がここに座る方が・・・。」
「大会参加者なので。カジュアルなのは良いんですよ。緊張がほぐれるから。でも、このテーブルはゆったりなんで。ゆったりスペースなんで。はい。」
「え?じゃあ、ここを誰も使用していなかったとしても、大会では使わないんですか?ゆったりしちゃうから。」
「違いますよ。誰も使っていなかったら使います。それはね。でも、このテーブルはゆったりした気分でフリープレイする事を想定してるんで。そちら優先なんで。ゆったりが優先されるテーブルなんで。」
「そういうテーブル?優先席みたいな・・・。」
「そうです。そういうテーブルなんです。なので。そのままプレイしていただければと。はい。」
「分かりました。何かすいません。システムが分かってなくて。」
「いえいえいえ!良いんですよ。それではごゆっく・・・。いらっしゃいませ。え?はい。・・・んー。そうですね。うん・・・。」
「・・・じゃあ、これをプレイして・・・。」
「・・・。」
「戦闘フェーズゥ・・・。」
「お客様?」
「はい?どうしました?」
「見えませんか?」
「・・・何がですか?」
「こちらお客様がフリープレイをする為にテーブルを使いたいそうです。」
「そうですか。でも、私達もね?うん。フリープレイしてて。ゆったりと・・・。」
「こちらのお客様のデッキ・・・ファンデッキなんですよ。」
「はい。・・・え?それで?」
「お二人のデッキは・・・多少ガチじゃないですか?」
「・・・まぁそうですね。メタデッキに近い・・・。」
「ファンデッキをお使いの方が・・・優先じゃないですかね?」
「え?それどういう?」
「ファンデッキの方が、ゆったりしてますよね?」
「・・・あ、そういう?同じゆったりとしたフリープレイでも、ゆったりしたデッキを使う方が?」
「そうです。優先です。そういうテーブルなんで。優先席なんで。」
「・・・コントロールデッキも持ってるんですが、これのミラーなら?どうですか?」
「それはちょっと。ゆったりと言うより、ゆったり構えてジリジリなので。違いますね。それは。」
「そうか。あくまで・・・。」
「ゆったりが優先です。ゆったり優先席です。」
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。