Hayashi Masaaki 林克明ジャーナリスト

チェチェン・ウクライナ・労働問題・メディアに興味あり。自分と社会全体の幸福を志向。略歴…

Hayashi Masaaki 林克明ジャーナリスト

チェチェン・ウクライナ・労働問題・メディアに興味あり。自分と社会全体の幸福を志向。略歴https://www.amazon.co.jp/%E6%9E%97%E5%85%8B%E6%98%8E/e/B08H7ZTX7Zref_=dbs_p_pbk_r00_abau_000000

マガジン

  • 62歳からのロシア語

    2023年4月2日、62歳でロシア語の再学習を始めました。記憶力も衰え始め、新しいことを習得するのが年々困難になる中、どこまでできるか挑戦するマガジンです。ロシア語に限らず外国語を勉強する人、新しいことにチャレンジする人たちと一緒に楽しめたらと考えています。気が向いたときに投稿しますが、とりあえず1週間に1回を目指します!

  • ウクライナ&チェチェン Ukraine&Chechen

    大ロシア主義の西方拡大の起点はチェチェン戦争。その帰結がウクライナ全面侵攻だ。1995年から16回チェチェンを訪れたことを下敷きに、「大帝国」にあらがう少数者の姿を見て聞きます。その抵抗の文化と精神文化は、人類の未来を照らす光ではないかと私は思っています。

最近の記事

和文英訳・和文露訳が決め手!という気がしてきた 62歳からのロシア語26

受動語彙と能動語彙    母語以外の言語を学習している皆さんには当たり前過ぎて恐縮な話しです。     受動的語彙と能動的語彙の2つがある。  どの言語でも、相手が何を話しているか分かったり、読んで内容をある程度理解できるが、喋れないという問題が生じる。  ほぼ100%の人がぶつかる壁だ。  簡単に言えば、日本語から学習言語に変換できない。   私に関して言うと、その壁を乗り越えられる感覚がまったくない。  いつまで経っても、これじゃ埒が明かない。で、とりあえ

    • 言語学習・丸暗記の限界とその解決法? 62歳からのロシア語25

      格変化表を全部覚える目標⇒挫折という二文字が・・・  ロシア語学習の大きな壁になる「格変化」を先月は集中的に訓練しようと、1枚目の写真「必携ロシア語変化総まとめ」(白水社)70数枚の表に出ている単語の格変化をすべて覚えようと毎日、つぶやいている。  つまり声に出して覚えているのだが、予想どおり片っ端から忘れていく。それでも、3週間くらいつづけて以前よりは1センチメートルくらいは進歩しているとは思う。  だが、やっぱり丸暗記は挫折しますね。それをどうしようかと悩んでいて昨

      • 「帝国」ロシアとウクライナ侵略 池田嘉郎さん(東大大学院教授・ロシア史)

        池田嘉郎さん(ロシア近現代史研究)講演会 6月8日(土)13時半開場、14時開会 文京シビックセンター地下1階・学習室 参加費500円  池田嘉郎さんは、プーチン政権のウクライナ侵略を批判し、「ウクライナの人々の意思を尊重し、支援すべき」と語ります。  さらに、これまでの研究や議論が「帝国」としてのロシアの暴力性やウクライナの主体性を軽視してきたのではないかと問いかけてきました。 「帝国」としてのロシアという視点を踏まえ、ウクライナ侵略を歴史の中で考える池田さんの話を伺

        • 6月15日(土)14時 ウクライナ現地報告会 2月末~4月上旬のウクライナの様子 報告:谷川ひとみさん(博士課程、北コーカサス史)

          ■第165回草の実アカデミー  2月末から4月上旬までの1か月半にわたり、ウクライナ現地を訪れていた谷川ひとみさん(博士課程、北コーカサス史)が報告します。  彼女がチェチェン連絡会議のメンバーであることもあり、第165回草の実アカデミーは、チェチェン連絡会議との共催になりました。  2月末、ウクライナの首都キーウで開催されたチェチェン・イングーシ人民族強制移住80周年集会に参加し、スピーチ。ウクライナでもクリミアタタール人も強制移住により塗炭の苦しみを受けています。

        和文英訳・和文露訳が決め手!という気がしてきた 62歳からのロシア語26

        マガジン

        • 62歳からのロシア語
          27本
        • ウクライナ&チェチェン Ukraine&Chechen
          65本

        記事

          利益5兆円トヨタの現役正社員が「パワハラで適応障害患った」と300万円の慰謝料請求しトヨタを提訴10年にわたる実名内部告発で会社から懲戒処分の数々

           記事を書きました。有料記事ですが、途中まで読めます。できれば登録してほしですが。  日本企業で初めて5兆円超の営業利益をあげたトヨタ自動車だが、グループ内では、製品の信頼にかかわる認証試験で実測値と異なるデータを使用するなどの不正行為が噴出中でガバナンスは機能していない。  第三者委や識者は「ものが言いずらい」企業体質を指摘する。実際、トヨタ自動車堤工場に勤務する染谷大介氏(44歳)は「もの言う社員」であるがために、パワハラを受けてきた。  2014年に勤務時間中の職

          利益5兆円トヨタの現役正社員が「パワハラで適応障害患った」と300万円の慰謝料請求しトヨタを提訴10年にわたる実名内部告発で会社から懲戒処分の数々

          再生

          まだわからないが、歴史が動くかもしれない。ウクライナと北コーカサス

           長年チェチェンでの平和と人権の回復を求めてきたチェチェン連絡会議は、昨年ロシア軍のウクライナ全面侵攻から2年目を前にして、パネルディスカッションを開催しました。  現在、ウクライナをめぐる状況は極めて厳しい現実に置かれています。昨年6月に始まったウクライナ側の反攻は停滞する一方、東部などではロシア側の人命を顧みない大攻勢が続いています。  ウクライナ側は必死の防衛・反撃を行っていますが、イスラエルによるパレスチナ・ガザへの大規模な攻撃も続く中で、欧米からの支援もウクライナが思うようには進んでいません。  そういう中で、チェチェン独立派を中心とした諸民族が結束して、ウクライナのクリミヤ解放を突破口とした、北コーカサス山岳民共和国連邦の再興を構想する動きが出てきています。  侵攻から2年目を前に今回はこれらの動きを紹介するとともに、日本の平和・リベラル派で相変わらず繰り返されている、ウクライナ問題に対するおかしな言動についても考えました。 <ウクライナ問題を理解するためのチェチェン連絡会議のサイト(note)> https://note.com/chechenkaigi

          まだわからないが、歴史が動くかもしれない。ウクライナと北コーカサス

          再生

          note投稿者の指摘を参考に格変化訓練スタート! 62歳からのロシア語24

          ★ロシア語の三大挫折ファクター  ロシア語の再学習をスタートしてはや13ヶ月。いったいどれほど伸びたのか不安なところもある。だた、ロシア語学習が完全に生活の一部になっていることだけは確かだ。  しかし13ヶ月たって痛感するのは、私の前には、ドーンと高い壁が立ちはだかっていることだ。つまり躓く内容が三つあるということである。 1)格変化 2)完了体と不完了体 3)運動・移動の動詞  これらが混乱して自由につかえず、いまだに間違えたりしている。一年がすぎているのに情けない

          note投稿者の指摘を参考に格変化訓練スタート! 62歳からのロシア語24

          長州レジームからの脱却でもうひとつの日本が生れる

          ◇歴史に「イフ」を問うことは大切だ  あの時こうしていたら・・・。反対にこちらを選択していたら…。個人でも団体でも社会や国に関しても、このような「イフ」を頭に思い浮かべてしまうことはあるでしょう。 「近代史のイフ」を問うことで、日本の歩み・現状・未来を切り拓く原動力になるのではないか。この思いからこの講演会を企画しました。 戊辰戦争で勝利した人たちが明治国家を作って150年以上。1945年の敗戦を経ても彼らの血脈的思想的子孫は健在であり、彼らによって現在は「裏金国家」

          長州レジームからの脱却でもうひとつの日本が生れる

          史上最悪のミステイク?「明治維新」~江戸の憲法構想から明治維新史観を問う~講師:関良基さん(拓殖大学教授)

          講演会のお知らせです。ぜひご参加を!  かんたんに言えば、「明治維新はいいことだったと世の中の大半の人が思っている」。NHKの大河ドラマも、司馬遼太郎の歴史小説も、そのような価値観から生み出されている。  しかし、江戸末期にはさまざまな立憲構想、憲法構想があった。明治国家とは別の“新生日本”が誕生していたのかもしれなかったのだ。 その可能性をテロと武力でつぶした薩長ら尊王攘夷派によって明治国家が作られた。  150年以上経過した今も、かつて江戸末期に芽生えた近代化民主

          史上最悪のミステイク?「明治維新」~江戸の憲法構想から明治維新史観を問う~講師:関良基さん(拓殖大学教授)

          再生

          大国主義と「平和主義」の傲慢を超えて・・・「ウクライナ侵略を考える」著者を招いて講演会

          2024年3月23日に行われた「ウクライナ侵略を考える~『大国』の視線を超えて」(あけび書房)の出版記念講演会の記録です。 いますぐ注文を☟☟☟ https://www.hanmoto.com/bd/isbn/97848...  これはすごい本です。驚くべき本です。この本自体が歴史の証言になるでしょう。  ウクライナ戦争は歴史的大事件ですが、この戦争に関して日本の言論界の混迷の実態と根本に焦点を当てたこの本も、歴史的だと思うからです。  日本の知識人や専門家が2020年代にどんな主張をしていたか。10年後、20年後に彼らがどう評価されるのか。評価の材料となる重大な記録がこの本の中に詰まっています。

          大国主義と「平和主義」の傲慢を超えて・・・「ウクライナ侵略を考える」著者を招いて講演会

          再生

          おもちゃを買ってもらった子供のように ~62歳からのロシア語23~

          研究社 露和・和露辞典アプリを買った!  ついに購入した。やった~。試験に合格したような気分だ。研究社露語・和露辞典アプリを先月3月に買ったのだ。  パソコンとスマホの両方で使えると思ったが、別々に買わなければならないと判明し、しかたなくアンドロイド版を購入したのである。  この辞書アプリの存在を知ったのは、ちょうど去年の4月。すぐにでも利用したかったが、なにぶん1万5000円もする。  ほかにもロシア語関連の教本なども必要だったため、少しずつお金をためて1年経って

          おもちゃを買ってもらった子供のように ~62歳からのロシア語23~

          面白い「シャドーイング教本」を見つけてしまった 62歳からのロシア語22

          シャドーイングの材料選びで失敗している今現在  面白いのだから「しまった」などと表現するのはおかしいと思われるかもしれない。  しかし、面白いものを見つけたということは、面白いものに意識が集中し、面白いことをやってしまう。  なぜそれが困るのか。ロシア語再学習を始めた去年4月2日、「いったん手をつけた作業は最後までやりきる」という原則を貫こうと決めたからである。  それまで、ロシア語に関しては何一つ、教材を最後までやりきったことがなく、”なんちゃってロシア語”の状態だ

          面白い「シャドーイング教本」を見つけてしまった 62歳からのロシア語22

          再生

          超おすすめの講演動画 ウクライナ~笑いと歌の抵抗~

          「ウクライナ 抵抗の文化・文化の抵抗」 講演:赤尾光春・国立民族学博物館 特任助教 共催:ウクライナ連帯ネットワーク(SUN)/ウクライナ民衆連帯募金 0:00:00  開会のことば 0:02:26 これまでの活動報告 0:04:50 海外からのメッセージ 0:07:27   第一部「笑い」 1:26:23  第二部「歌」 1:55:04 質疑応答  2:07:18 主宰者メッセージと閉会のことば  侵略に対する頑強な抵抗の背景に、ウクライナにおける市民社会の底力と「抵抗の文化」を見るのが、ユダヤ文化研究者としてウクライナに関心を向けてきた赤尾光春さん(ユダヤ文化、ロシア・ウクライナ地域研究)だ。  彼は特にウクライナのヒップホップや(ゼレンスキーを筆頭とする)風刺的コメディに注目し、04年のオレンジ革命、14年のマイダン革命、そしてロシアの全面侵攻に至るウクライナの激動のなかで育ってきた抵抗の文化の豊かさと水準の高さを紹介してきた。 「プーチン」「バイデン」「NATO」でウクライナ戦争を語るのではなく、私たちは、彼ら自身の歴史をつくる主体としてのウクライナの人びとを知るべきだ。そのために、まずはウクライナの抵抗の文化/文化の抵抗に触れてみよう。 【ゼレンスキーの風刺コメディ】 ●プーチンと愛人カバエバの会話 2014年5月 https://www.youtube.com/watch?v=DSXlv... ●クリミア占領直後のロシア人カップル 2014年10月18日 https://www.youtube.com/watch?v=hD_QJ... ●ロシア人から見たウクライナ人家族 2017年3月11日 https://www.youtube.com/watch?v=8hj0G... ●「特別軍事作戦」のパロディ 95街区「塹壕」TVドラマ22年10月~ https://www.youtube.com/watch?v=KgewV... 【抵抗の唄】 ●「ホップ畑を超えて」 https://www.youtube.com/watch?v=CjM95... ●「敵への子守歌」 https://www.youtube.com/watch?v=40WD9... ●「英雄は死ぬ」 https://www.youtube.com/watch?v=JTUxJ... 【赤尾光春さんプロフィール】 国立民族学博物館 特任助教。ユダヤ文化研究、ロシア・ウクライナ地域研究。共編著に、『ユダヤ人と自治――中東欧・ロシアにおけるディアスポラ共同体の興亡』(岩波書店、17年)、『シオニズムの解剖:現代ユダヤ世界におけるディアスポラとイスラエルの相克』(人文書院、11年)、『ディアスポラから世界を読む:離散を架橋するために』(明石書店、09年)など。共訳に『トレブリンカの地獄――ワシーリー・グロスマン前期作品』(みすず書房、17年)。寄稿に「ロシア語を話すユダヤ人コメディアンVSユダヤ人贔屓の元 KGB スパイ」『現代思想』50-6(青土社、22 年)ほか。

          超おすすめの講演動画 ウクライナ~笑いと歌の抵抗~

          再生

          意外に難しい「標準ロシア語会話」 62歳からのロシア語21

          あのワクワクするような本が忘れられない 「ロシア語だけの青春」(黒田龍之介著)に刺激されて、ようはくやり始めた「標準ロシア語会話」(東一夫・東多喜子共著、白水社)。  本の情熱に引きずられて、この会話集の暗唱をやり始めたのだ。この会話本は、伝説の学校「ミール・ロシア語研究所」の授業で使われていたものだ。  とにかく、例文を覚えて、出来る限りいい発音で何度も声に出し、徹底的に暗唱する。  強く読む部分(ウダレーニエ)を大げさなくらいに強調し、きちんとした発音を何度も繰

          意外に難しい「標準ロシア語会話」 62歳からのロシア語21

          出版記念講演「ウクライナ否定論の正体~大国主義と『平和主義』の傲慢を超えて~

          『九月、東京の路上で 1923年関東大震災ジェノサイドの残響』の著者、加藤直樹氏が『ウクライナ侵略を考える』(あけび書房)を出版する。  4月3日の発売を前に、講演会を開催することにした。(主催;草の実アカデミー、協賛:あけび書房・社会文化フォーラム)  日本と東アジアの関係を深く考察してきた加藤さんは、2年前のロシアによる対ウクライナ全面侵攻以降、ウクライナについて猛勉強を始めた。  そしてウクライナという国や国民性、社会や文化など様々な発見をしたという。 特筆すべき

          出版記念講演「ウクライナ否定論の正体~大国主義と『平和主義』の傲慢を超えて~

          イラク戦争21年シンポジウム、ガザ攻撃に揺れる世界と平和的生存権

           とても重要なシンポジウムだと思います。東京近辺にお住まいで時間のある方、ぜひとも参加お願いします。 日 時 2024年3月20日(祝・水)14:00~16:30(13:30開場) 会 場 オンライン(ZOOM)     専修大学神田キャンパス10号館4階10041教室 101-8425 東京都千代田区神田神保町3-8 ・水道橋駅(JR)西口徒歩7分     九段下駅(地下鉄/東西線、都営新宿線、半蔵門線)出口5、1分     神保町駅(地下鉄/都営三田線、都営新宿線、半蔵

          イラク戦争21年シンポジウム、ガザ攻撃に揺れる世界と平和的生存権