望月

くだらないことを大げさに、深刻なことを軽やかに書きたい。30代。現実世界ではライターを…

望月

くだらないことを大げさに、深刻なことを軽やかに書きたい。30代。現実世界ではライターをしたり、主婦をしたり、ちょっぴり作家のようなことをしています。地味で話のスケールが小さく、登場人物はほとんど自分と夫のみです。泳ぐのが好きです。

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    エッセイと呼んで良いのだろうか?

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「読んでもらえる文章」を書くための12のこと。

本記事は、有料noteの「ベストセラー」に選ばれました!読んでくださった皆さま、本当にありがとうございます。 (2023/11/30)12個目を追記してパワーアップしました! この記事は「人に読んでもらえる文章を書きたい」と思っている方に向けて書いた有料noteです。興味のない方は、またほかの記事に遊びに来てください! noteを本格的にはじめて一年が経ち、気づいたことは、「文章は、人に読んでもらえるとたのしく書き続けられるのではないか」ということです。 望月の名

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    • うれしそうに嘆く夫。

      短い短いエッセイを書きました。 日記のようなものです。 どれかひとつだけでもどうぞ! 来なかった、いつか。 フジコ・ヘミングさんの訃報。そんなにピアノに詳しいわけでもないけれど、あの人の演奏は一度生で聴いてみたかったし、いつかコンサートに行くつもりだった。でも、いつかは来なかった。自分がその気になって動かなければ「いつか」はいつまでも来ないことをわたしはもう知っているはずなのに、またひとつ叶えられないまま逃してしまった。たのしく豊かに生きていくということは、「いつか!」と

      • ウルトラスーパーメンタルモンスターである夫に弟子入りしてからというもの、日々学びが多すぎて、これは記事にするとなかなか長編になる予感です。「世の中生きづらいと思ったこと一度もな〜い!」と真顔で言う夫の頭の中を、わたしが言葉にしてみたい。GWも、修行は続きます。

        • フリーランスがひさびさに会社で働いてみた話。

          本日の記事は、身バレ防止のために本筋が変わらない程度にすこしだけフェイクを入れています。 性格的に「完全なフリーランス」は向いてないんじゃないか、と思うようになってきたわたしは、「ちょっとだけ組織に属する働き方」ができないかなあとぼんやり考えた。ぼんやり考えたその日にはわたしの親指はもうあれこれ検索していて、するとたまたま気になる会社が出てきた。 非正規雇用、ライティング業務、週2日~OK、出勤しても在宅でもOK、掛け持ちOK、そして何より家から近い。応募条件はライター経

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        「読んでもらえる文章」を書くための12のこと。

        • うれしそうに嘆く夫。

        • ウルトラスーパーメンタルモンスターである夫に弟子入りしてからというもの、日々学びが多すぎて、これは記事にするとなかなか長編になる予感です。「世の中生きづらいと思ったこと一度もな〜い!」と真顔で言う夫の頭の中を、わたしが言葉にしてみたい。GWも、修行は続きます。

        • フリーランスがひさびさに会社で働いてみた話。

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          気にしい・心配性の性格を本当にどうにかしたく、この度、ウルトラスーパーメンタルモンスターである夫に、弟子入りを志願しました。あっさり許可してもらえましたので、師匠から学びを得ましたらまた記事にして報告したいと思います。考え方の癖をなおしたい!!

          気にしい・心配性の性格を本当にどうにかしたく、この度、ウルトラスーパーメンタルモンスターである夫に、弟子入りを志願しました。あっさり許可してもらえましたので、師匠から学びを得ましたらまた記事にして報告したいと思います。考え方の癖をなおしたい!!

          貧しかった大学時代から、ずっと。

          短いエッセイをいくつか書きました。 日記のようなものです。 ひとつだけでもどうぞ。 ■そろそろ夫に弟子入りするときか 泣きだしたくなるほどではないが、精神的なゆるい不調が続いている。今、手元にあるいろんなことを漠然とプレッシャーに感じて、あれもこれも不安。こんなときは最強メンタルを持つ夫に相談してみようと、「〇〇くん(夫)は、ここ数年会社で前よりも責任のある仕事や立場を任されるようになってきてるけど、そういうプレッシャーとかにはどうやって向き合ってるの?」とストレートに問

          貧しかった大学時代から、ずっと。

          価値観がぴったり重なった瞬間。

          「筆が乗るんじゃないか」という夫からの提案で出かけた温泉宿。結局一文字も収穫なく帰って来たただの旅行となったのだが、ひとつ大きな発見のあるできごとが起きた。通称カメムシ事件である。 今回訪れたのは山奥にひっそり佇む温泉宿。部屋に入ってすぐ、窓の外の風光明媚な木々や川に心を奪われたのもつかの間、その窓にカメムシが2匹へばりついているのを見つけた。まあ外側だろうと思い近づくと、内側。部屋の中。 夫とふたりで騒ぎながら、わたしが窓を開け、夫がカメムシを誘導するという連携プレーに

          価値観がぴったり重なった瞬間。

          作家になる日。

          本の締め切りがじりじりと迫ってきているのに、いまいち調子が上がらなくて、もしやこれはスランプでは?今話題のイップス?と、一丁前のプロのようなことを思ってみるが、そもそも調子がいいときがなくシンプルに実力不足であって、ただ焦っている。 夫が「宿とかにこもってみたらいいんじゃない?俺もついて行くしさ!」と雰囲気から入る提案をしてくれて、あんた旅行に行きたいだけやんか、とツッコミながら温泉宿に来てみたが、温泉に浸かって、部屋に置いてあったせんべいを齧って、テレビ見て、ご馳走をたら

          作家になる日。

          好きだった人の名前を検索した日。

          短いエッセイをいくつか書きました! 日記のようなものです。 どれかひとつだけでもどうぞ。 45分後に起こしてほしい 夜、「お風呂まだ入ってないけど、めっちゃ眠いから、ちょっと仮眠するから45分経ったら起こして」と夫に頼まれたので、使命感をたぎらせてきっかり45分後に起こしに行ったけれど、なんだかむにゃむにゃ言っていて起きそうにない。少し時間を置いてもう一度起こそうと試みるが、むにゃむにゃむにゃむにゃ…。起こすことをあきらめたら、結局夫が起きたのは10時間後だった。夫は「昨

          好きだった人の名前を検索した日。

          おもしろいことは、待っていても書けないから。

          こちらの記事は有料設定しています。書いてあるのは、「おもしろい記事を書きたくて意識していること」です。大きく言うとひとつだけで、その具体的な方法を7つほど紹介しています。というわたしもなかなかできないけど、これは絶対に大事にしたいと思って、日々意識してチャレンジしていることです。 noteであってもそうでなくても、おもしろい文章を読むと、あ~悔しいなあと思う。おもしろさにはいろんな種類があるが、特にわたしがここで言っているのは、自ら経験したことや日々の暮らしの中で起こったで

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          おもしろいことは、待っていても書けないから。

          本日体調不良のため、普段料理をしない夫に晩ご飯を作ってもらえないだろうか…と思い、スマホをいじる夫に話しかけようとしたところ、彼のスマホに料理のイラストが。ポケモンスリープで、カビゴンのために料理をしているとのこと。彼は毎日3食、カビゴンのためになら料理をすることが判明しました。

          本日体調不良のため、普段料理をしない夫に晩ご飯を作ってもらえないだろうか…と思い、スマホをいじる夫に話しかけようとしたところ、彼のスマホに料理のイラストが。ポケモンスリープで、カビゴンのために料理をしているとのこと。彼は毎日3食、カビゴンのためになら料理をすることが判明しました。

          悔しいもんは悔しい。

          短い短いエッセイをいくつか書きました。 ショート動画見るくらいの時間で読めると思いますので暇つぶしにどうぞ。 悔しいもんは悔しい これはいける!と手ごたえ120%だったものがさっぱり評価されず、空振り三振。悔しくて悔しくて、ここはひとつうどんでも食べて麺のもっちりむちむちな食感に全神経を集中させることによってこの悔しさも噛み切ってしまおうとうどん屋に入ったが、噛めば噛むほど悔しさがふくらんでいった。昔から「今ここ」が苦手で、わたしの頭の中はいつも、終わったことへの後悔や未

          悔しいもんは悔しい。

          note書いてたら、生きていける。

          note10周年に寄せて、今のきもちを。 わたしはその歴史の中でまだまだ新参者で、もっと早くからやっていればと思うこともあるけれど、いつからだって始めてよかったなと思う。 noteを始めるすこし前、世の中がすべて敵に見えるような時期があって、それはわたしの頭の中の想像であるとわかっていても、あれはきつかった。常に責められているような気がして、孤独で、この世界は凍えるほど冷たい場所のように感じる。ネットは特に恐ろしい場所に思えた。恐ろしい場所だと思うのに離れられなくて、そこ

          note書いてたら、生きていける。

          もう夫の行動を笑わないと誓った日。

          夫、出張中。そのためひとりで淡々と夕食を食べ終え、午後8時。なんだか口寂しい。一日のしめに、甘いものをひと口食べたい。ゼリーでもヨーグルトでもプリンでもチョコレートでもなんならホットミルクでも何でもいい気分だって言うのに、こんな日に限って冷蔵庫はすっからかんである。今から買いに行く気力は残っていない。 冷凍庫を開く。すると、カチカチに凍った「フローズンドリンクゼリー ライチ味」が光りを放っている。家の中に、甘味を見つけた…。15分くらいわたしの手で揉んで溶かしたらいい感じに

          もう夫の行動を笑わないと誓った日。

          短い短いエッセイを書きたいと思います。

          先週で、一年間noteで書き続けた毎日の日記の更新を終えました。 日記という形で更新を続けていく中で、毎日ひとつは自分の心の変化や日常のきらめきを拾おうとアンテナを張るようになり、そのことはわたしの暮らしに潤いを与えてくれました。 わたしには変なまじめさ(頑固さ)があって、「今日は3つ書きたい瞬間があった!」と思う日も、「今日は書かなくていいや、忘れっこないのだから」と思う日も決まってひとつつずつ書き続けていましたが、次第に「これ、3つ拾えた日は3つとも書いたらいいし、今

          短い短いエッセイを書きたいと思います。

          フリーランス向いてないや、と思って。

          会社を辞めた数年前から、わたしはべったり家にいる。仕事の合間に主婦業をしたり、逆にほとんど主婦になってその合間に仕事をしてみたり。人に職業を聞かれればフリーランスと答えてきた。すごいと褒めてくれる人や、いいなあと羨ましがってくれる人や、大変そうと心配してくれる人がいた。 わたしは個人で働くことに、とても向いていると思っていた。自由が好きで、人に余計な気を遣い過ぎて勝手に疲弊する性格だから、ひとりで仕事をすればとてものびのびと働けるような気がしたし、実際それはそうだった。

          フリーランス向いてないや、と思って。