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【J1名古屋 第10~12節】我田引水ヒットエンドラーン!


違和感の言語化

敗戦ながら評価の高かった(?)、第10節浦和戦、第11節神戸戦ですが、個人的にはどうやって点取とるねん的な試合でした。一方、第12節広島戦は、前半ボール保持率15%というネタを提供しつつ、おいしいゴールもありながら、うまくやれば点が取れるなって思ってたら勝ちました(事後なんでなんともいえますがw)。

この世間ずれした違和感を言語化するため、少しフットボールラボのチームスタイル指標を拝借しながら、数字遊びをしてみました。(今回はレビューではありませんよ!)

基本情報_第10-12節

とりあえず、過去を振り返りたい方はこちらを。横にスクロールして、ゴール期待値、スタメン&パスネットワーク図もご覧ください。まずは浦和戦。

男の子ってこういう、濃いパスネットワーク図が好きなんでしょ。好きです。

浦和戦に続く神戸戦も、パスネットワーク図濃かった。2試合ともパス数は300台。これぐらいの攻撃で満足できる体になってしまったよ、責任取ってくれよグラ。

そして広島戦。これこれ、こういう数本しかないパスネットワーク図。これだと勝てちゃうわけでw

この3試合って、「たまたまでしょ」って思っている人はあまりいないと思いますが、一応言っておくとここ数年はずっとこんな感じですよねw

(sporteria様、「こんだけ使うならうちでブログ書いてくれよ」って感じですよね…ブログ機能を有しておられると存じ上げています。すいません。今後もこの形式のポストを続けていただけることを切に期待しております。よろしくお願いいたします。)

”攻撃CBP=勝てる”という幻想

負けた浦和戦・神戸戦ってなんかチャンス多かったなーという感想って、じつはボール保持率なんですよねってデータを本家フットボールラボさんから見つけました・・・これ苦労して攻撃CBP(チャンスビルディングポイント)集計する意味を否定しているようなw。手動で決定係数R^2を計算したところ、0.75ありました。

Football Labより引用

そして、ボール保持率(≒攻撃CBP)は、御存じの通り悲しいほど平均勝点との相関はありません。(試合数にばらつきがあるので、順位ではなく5/4時点の平均勝点を用いています。)

Football Labデータより作成

じゃあどんな指標がいいのさ?

じゃあ、勝ち点につながる指標はなんなのさ?そのヒントは以下のブログでも触れたように、”相手DFが揃う前に攻撃を完結しよう!が一番今のJ1で勝ち点を稼げるチーム”を表していると思っています。

ということで、フットボールラボを漁っていたところ、いい指標見つけました。ヒットエンドラーンならぬ、ラインブレイクラン。(詳しい定義はフットボールラボ参照のこと)

Football Labデータより作成

かっこいい名前ついているけど、本家フットボールラボさんもおっしゃっている通り要は裏抜けですね。保持しようがしまいが、裏に抜ける必要があるの時代なのさ、今のJ1は。

おわりに

保持の整備に続く非保持の整備によって、静的な状態から崩すのはほぼ無理!編成に使えるお金も大差なし!みたいな大雑把な文脈の中で、ファストブレイクを標榜し、足が速く、テクニックがあり、裏に抜けられる選手をコツコツ集めた”名古屋の勝ち”の時代が来る…という我田引水のための内容をお伝えしました。

永井がベストコンディションで、稲垣・森島がチャネルランを繰り返し、中山がフィットし、ユンカーが復帰済みで、山岸が復帰し、トージローが復調した日にゃあ、すごいことになるよ…とだけ言っておく。(おまえ誰)

Football Lab様、Sporteria様、引用の域を超えていたらごめんなさいorz


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