ちびたの本棚 読書記録「ポワロと私 デビッド・スーシェ自伝」デビッド・スーシェ、ジェフリー・ワンセル
四半世紀にわたりポワロを演じたデビッド・スーシェの自伝。本書ではポワロを演じることになった経緯から最後の撮影までが描かれている。ドラマ制作の裏話だけでなく、ひとりの俳優の人生が語られている。
やっぱり!と思ったのは、ドラマ撮影が始まった時のスーシェの年齢が若かったこと。クリスティの小説では、ベルギー警察を引退してイギリスに亡命したという設定のため、ポワロはおそらく60代と思われる。演じるスーシェは40代だ。おまけにかなりの体重差があるため、スーツの下にパットをたくさん入れて