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書きたい気持ちが、ムクムクと沸いてきたときに書いています。それを「言葉」にするたのしさ…

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書きたい気持ちが、ムクムクと沸いてきたときに書いています。それを「言葉」にするたのしさとむずかしさを、楽しんでいます。千まで書きます。

最近の記事

たったひとこと

子どもの頃、海外に住んでいたことがあるそうで。英語とスペイン語が話せるらしい。いろんなところで暮らしたようだ。それもあって、モノの捉え方が柔軟とみた。先生が娘の担任でラッキーだと思い始めている。 娘は小3で不登校選択中だ。 ☆ でも、はじめて先生と話した時は、ちょっと逃げ腰のように思えた。二回目、三回目、と話せば話すほど、いい先生かもと。先生は、肩の力がぬけていながら信念がある。それが主張し過ぎずに、ここぞという時に顔をみせる。この前、私の 力み を見て、先生は「それは違

    • 最後の会議

      昨晩、最後の会議だった。開始一時間前まで、参加するか欠席するかちょっと悩む。『でもさ、あんた最後だよ』と自分に言い聞かせる。オンラインで3時間が経過。23時に終わった。月1の会議。代表の進行はいつだって見事だし、仲間の顔はいつだって穏やかだ。これが、ずっとずっと続くのだろう、私は続けるのだろう、そう思っていた。 最後がオンラインで良かった。  * 代表の、前に突き進む力は絶大だ。「覚悟」とよく言う。なんでも覚悟してやらないと、と。私は代表を尊敬していたし、学ばせてもらう

      • 現実逃避

        20代後半のこと。 朝起きたら、顔に違和感があった。 顔の半分が動かない。 病院に行ったら「顔面麻痺」とのこと。 「ストレスですね」と言われる。 「入院しましょうかね」と先生。 不謹慎ではあるが、入院できてホッとした。 仕事は楽しくなってきたところ だったけれど、逃げたい気持ちもあった。 逃げる明確な理由ができたとホッとした。 それから両親は不仲も不仲で、 そっちの方がきつかった。 一緒に暮らしていたから、そこから 一時的に離れられることにも ホッとした。 * 後輩が本

        • 「また会ったらさ、おしゃべりしようね」

          娘が不登校になってみて、不登校の子どもを持つ親としての気持ちが分かった。スクールカウンセラーや相談員や、担任の先生と話す。そんな時間を設けてくれてありがたい。でも思った。当事者でないかぎり、この気持ちは分からないだろう、と。先生も養護の先生も大変だと思う。いや、大変だ。先生が電話をかけてくれる。「どうします?今月は(相談は)必要ですか?」と訊かれる。『…必要ですか?』か。先生に気持ちをぶつけたくなる。でもそうじゃないだろ、と気持ちを立て直す。わからない、どうしたらいいのかがわ

        たったひとこと

        マガジン

        • まじめにむし部
          7本
        • わたしの本棚
          11本
        • フィンランドノート
          7本

        記事

          kataomoi

          かたおもい、 と入力したら「片思いフォロー」 という言葉が5番目にあって。 なるほど、こんな言葉があるのかと。 見入りました。 * 私は「いいな」と思う友だちに出会うと、 嬉しくなってしまう性分で 「好きだ」と伝えたくなる。 これはもちろん恋愛感情の 「好き」ではなくて、 あなたの存在まるごとに感謝します、の意。 …ちなみに、学生時代の恋愛において、 そんな素直さがあれば良かったけれど、 こちらに関してはそうとはいかず。 頑なに心も口も閉ざしていました。 告白ってしてみ

          殻をむしゃむしゃ

          ◆冷蔵庫のランプが壊れた。 修理を依頼。チカチカしたり、消えたり。いつもはそんな具合なのに本当に不思議。サービスマンの前では、しっかりランプが点いている。「いつもはこうではないんですよね?」と確認された。こんな現象ってある。交換しようとした途端、正常なふりをする。『やめてくれえ、まだ力は残っているんだ』と叫んでいるのだろうか。「こういうことありますよね」と笑いながらサービスマンに言う。サービスマンは「そうですねえ」と淡々と作業をすすめ、あっという間に直してくれた。基盤がダメだ

          殻をむしゃむしゃ

          「本当」の練習

          好きな文筆家の方がいる。 毎日毎日、書かれている。 もう書く気力も尽きるほどに 疲れているであろう日も、 書かれている。 それを読んだら、 読ませてもらったら、 私も毎日書こうと思った。 と言っても、私のは 誰かに見せるものではなくて、 誰にも見せることのない日記なのだけど。 そこに毎日書こう、と決めた。 裏表紙にカメの刻印がしてある日記帳は、 何年か前に買ったもので。 けっこう高かった。 それを引っ張り出して、 毎日書き始めたところです。 * 日記初日に、 私はなぜあ

          「本当」の練習

          余裕綽々

          自転車で川沿いを走るたび、 自転車ではなくて、 この道を歩きたいと思っていた。 いつかいつか、と思っていたら 今日がそのいつかとなった。 * ぽっかり空いた3時間。 これは私の好きなように使ってよし。 使おう、と決意する。 カメラを持って、 隣の駅まで川沿いを歩いて、 あの神社に行って、手を合わせる。 ついでに、その近くの和食屋さんで あんみつセットを食べる。 疲れていなければ、 また川沿いを歩く。 そんなプランにする。 * あんみつがおいしかったから、 帰りも余裕

          ほくろちゃん

          私の左目のすぐ下にほくろがあった。 楕円形でわりと大きめの。 1センチくらいあった。 * 小学校二年生の時に、手術して取った。多分、悪いほくろではなかったと思うけれど、大きくなるかもしれない、という話もあった気がする。でも、取った理由は、私が気にするようになったからで。男子が(と言ってもひとりかふたり)「ねー、なんでここにウ○コついてんのー」とか、からかってくるようになった。私のきれいな楕円のほくろを。同じ団地の同級生の女の子からも、なんでほくろがあるのか、とか、おかしい

          ほくろちゃん

          鏡にうつる頬...

          ※害虫について記載しています🙇‍♀️※ 頬がこけている。 これは痩せたな、と思って久しぶりに体重計に乗ったら、逆に増えていた。ん? 「あんた、何言ってんのー」って自分に言われたようで笑いたくなった。元気が出る。 ↓ 左の頬にシミがある。 夫はそれを私以上に気にしている。私は鏡でしか自分のシミが見えないから、ほとんど見てない。けれど、夫は話すたびに見えるから、気になるのだろう。 そういえば、付き合っていた頃から、それは小さなシミで。夫はお母さんからもらったという「ケシミ

          鏡にうつる頬...

          ダムの話

          「もういっぱいなんですよ」 と言われた。8歳の娘と通うつもりだった水彩画教室。「もしかしたらキャンセルが出るかもしれないから、メールだけください」と先生に言われる。 * 先生の個展を見に行った。「空きはありますか」ときいたとき、私は泣くつもりなんてなかった。「娘と一緒に通いたいと思っていて」と話したとたん、「娘」と言ったとたん、これはやばいと気づく。みるみる目がくもり、ダム決壊。先生はびっくりしたと思う。大変申し訳ないと思いながら、とめられなかった。時々、こういうことがあ

          傷つかずにはいられない

          時々頭に流れる。 いや、けっこう、 コトあるごとに流れている。 こんな状況に出くわすと (そう私が感じたに過ぎないが) この部分の歌詞だけ思い出す。 3年生までいた大分の小学校。 学校が今月の歌を決めていたから、 帰りの会などで歌った。 誰先生の文字か分からないけれど、 手書きのかくかくとした文字で 歌詞が書かれていた。 もう30年以上前になるというのに。 9歳の私は、この歌はいい、 と思いながら歌っていた。 でも、この部分だけを いまだに思い出すのはなぜなのだろう。 9歳

          傷つかずにはいられない

          手紙(Sさんへ)

          「炒り卵に見える」 Sさん、ずいぶん前にこう書いていたでしょう。それからもうさ、モッコウバラを見るたび、たまごにしか見えなくなっちゃって。見たらもう、いいたまごの香りまでしてくるくらいになっちゃった。今、信号待ちのその先に、モッコウバラが咲いているよね。きっとSさんも見るたび「炒り卵」って思ってるのかなあ。なんて思ってるこの頃です。 * 一昨日、旦那さんが挨拶してくれて。ちょうど娘と自転車で出かけるところだったんだ。まだ娘が不登校(になりそうだ)という状況に、私まだ覚悟が

          手紙(Sさんへ)

          幽閉蛹その後

          幽閉蛹のこと覚えていますか? 2月に「幽閉蛹の脱出計画。」なんてタイトルで記事を書きました。こんなタイトルで、読んでくれる人いるのかな、と思っていたんですけど。読んでくれて、本当にありがとうございます(やっぱり、ここに書くってことは、根底にはね、読まれたいわけです)。 あの後、割り箸にボンドで蛹をつけました。でもね、本当に羽化するのかなと思ってました。何度か強風で植木鉢が蛹に直撃して割り箸ごと倒れていましたし。蛹が何度か取れかかっていたりして、もう一度ボンドでくっつけたりなん

          幽閉蛹その後

          水彩画教室

          絵を描きたいなあ、とよく思う。 思ってるだけで、描こうともしない。 『へたくそだしな』の声がする。 いや!でも、描いてみたいなあ。 へたくそでいいから描きたい。 だれかに認められるために、 すごいと言われるために、 描くんじゃなくて。 ただ描いてみたい。 こんな気持ち、 いいものだなあ。 * あ!と顔が浮かぶ。 たしかあの方、 教室をやっていたはず、と。 ネットで検索したら、いらっしゃる。 五年前に一度お会いしたことがある。 この方なら、だいじょうぶだ。 これはきっと

          水彩画教室

          立ち止まり中

          立ち止まる機会をもらったんだなあ。 おい、ちょっと待て。 あんた、このままで本当にいいのか、と。 父親がたおれたこと、それはこの 立ち止まる機会のはじまりだった。 私の体調がちょっとおかしくなったのも、 そして娘が学校に行きづらくなったことも、 メッセージなんだろうなあ。 からだをはったメッセージ。 そうでもしないと、 あなた変えようとしないでしょう、と。 空きが出たから急遽、キャンプに行こう と提案があった(※バンガロー)。 前の私なら 「あー行けない。〇〇があるから

          立ち止まり中