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PRコミュニティレポート「スタートアップの資金調達PR」

こんにちは!グローバル・ブレイン(GB)で投資先企業のPR支援をしている松井です。

GBでは投資先の企業支援の一環として、PR担当の皆さんと気軽に相談し合える「GB PRコミュニティ」を運営しています。

今回は、8月に行われた「スタートアップの資金調達PR」の勉強会レポートをお送りいたします。今回は、GB投資先の株式会社カウシェのPR担当・大塚早葉さんとFindy株式会社のCFO・河島さんを講師にお迎えして開催しました。

株式会社カウシェ PRマネージャー 大塚早葉(おおつかさよ)
早稲田大学卒業後、丸紅(台湾駐在)、ウォンテッドリー、メルカリを経て、2021年9月より香港移住をきっかけに独立。その後、サービスローンチ時から副業PRとして関わってきたカウシェに、2022年1月より海外からのフルリモート&時短正社員としてジョイン。香港にきてから、ワインとトレッキングが趣味に。

ファインディ株式会社 執行役員CFO 河島傑(かわしますぐる)
公認会計士として、監査法人で勤務した後、リクルートに参画。Indeedアメリカ駐在経験と、経理・投資・IRなど幅広い事業会社ファイナンス経験を活かし、ファインディを非連続に成長し続けるため邁進中。アメリカ時代にワインとBBQが趣味になる。

資金調達+αのニュースを出す

スタートアップPRにおいて、常にニュースを出していくというのはとても大変なことです。大企業であればサービスや事業の幅が広いので、頻度高く情報発信しやすいですが、スタートアップはPMFに向けたサービス改善に集中するため、新規性の高い情報発信は難しいという声もよく聞きます。

ただし、資金調達のタイミングはスタートアップPRにとって話題作りの大きなチャンスです。最近では資金調達に合わせ、全社でPRに取り組む企業もよく見るようになりました。今回ご登壇いただいた2社も、今年の資金調達PRにて、社員をうまく巻き込みながら話題作りに成功している企業です。

ファインディの河島さんには、今回の資金調達PRにおける事前の計画や実践した具体的な内容をお話いただきました。最近では資金調達のニュースだけだとメディアは取り上げなくなっている傾向があるため、資金調達+αのニュースを出せるような動きをしていたとのことです。

ファインディが資金調達を発表した日は、私のTwitterのタイムラインもファインディ一色だったのですが、全社巻き込んでの盛り上がりをPRチーム主導で作ったことが分かり、素晴らしい取り組みだなと改めて実感しました。

資金調達PRの詳細は河島さんのnoteでもご覧になれます!

HowではなくWhatから考える

カウシェ大塚さんには、資金調達PRにとどまらず、普段何を考えてPRに取り組んでいるのかという点まで広げてお話しいただきました。

特に「会社の理想と現実は何か?それに対して一番良い手段は何かを考える」「資金調達だけで大きなニュースになることはあまりないが、伝えたいことを伝えるための手段として大きなモメンタムにはなる」「伝えたいことを適切なタイミングでターゲットに。HowではなくWhatから考える」などの言葉が印象的でした。

また、カウシェも資金調達の発表当日はファインディと同様に拡散の計画をしっかりと作り、Twitterでの盛り上がりにつなげたそうです。

その他、質疑応答で参加者からあがった議題
✅どうやって当日の全社の盛り上がりを作ったのか?
✅普段からの話にはなるが、発信文化をどうやって作ってきたのか?
✅メディアとの関係で資金調達リリースを出す曜日に制限があるが、どう考えていたのか?
✅資金調達PRのプロジェクトは何名くらいで回していたのか?
✅メディアによってメッセージの出し分けをしていたのか?していた場合のフローは?
✅リモート下での社内雰囲気作りはどうしてる?

GB PRコミュニティでは、今後もPRについての勉強会などを通じて、投資先企業のPR力の向上に貢献していければと考えています。


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