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ゆっくりと、しかし確実に日本の雪は減っている。
セカンドインパクト後の日本か?ってくらい毎日暑いですね。
東京における夏の気温を過去148年分ヒートマップで表現。
— 荻原 和樹@『データ思考入門』講談社現代新書 (@kaz_ogiwara) July 16, 2023
夏の気温は戦後徐々に上昇傾向にあり、現在では厳しい暑さが7月から9月中旬まで続くことがわかります。
データは気象庁「過去の気象データ検索」から取得。 pic.twitter.com/AdIm92rLKD
こちらは、データ関連で著名な荻原和樹さんが作成された夏の気温のヒートマップ。
昔に比べて明らかに日本の夏は暑くなっているようです。
じゃあ冬はどうなんだろう。
日本の夏が暑くなってるなら「雪」の量も減ってるんじゃないだろうか?
ということで今回、荻原さんのヒートマップを参考にしながら、冬の積雪量ヒートマップを作成してみました。
![](https://assets.st-note.com/img/1691392327325-TxD7knrSGx.png?width=800)
こちらは、冬場(12月〜翌4月)の北海道稚内地点における過去62年間の日別の積雪量を可視化したものです。
横軸は月、縦軸は年を表しており、ヒートマップの下にいくほど現代に近づきます。また、緑→青→紫 となるにつれて積雪量が多くなることを表します。
ヒートマップをみると、1960年代に見られる100cm越え(紫色)の積雪は1970年以降はほとんど見られず、年によって違いはあるものの、稚内の積雪量はだんだんと減少していることが見てとれます。
気象庁のレポートによると、稚内市に限らず、日本国内の積雪、大雪は減少傾向にあるようです。
日本海側の各地域では年最深積雪が有意な減少傾向にある
●気象庁の日本海側の観測地点で観測された1962 年以降の積雪のデータによると、 地域ごとに平均した年最深積雪(一冬で最も多く雪が積もった量)には減少傾向がある(信頼水準 90%以上で統計的に有意)
●ただし、年最深積雪は年ごとの変動が大きく、それに対して統計期間は比較的短いことから、長期変化傾向を確実に捉えるためには今後のデータの蓄積が必要である。
雪国出身の私は、体感的に昔より雪が降らなくなった気がしていたのですが、やはりその感覚は間違ってなかったんだと実感。
新世紀エヴァンゲリオンの世界では日本から四季がなくなっていましたが、いつか本当に日本から雪がなくなる…そんなSFのような話もありえなくもないのかもしれません。
このほかにも分析系記事を書いていますのでよろしければ是非!
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