「古本興業」若林凌駕

4月26日に、歌人の枡野浩一さんが南阿佐ヶ谷で営まれている枡野書店をお借りして本屋を始…

「古本興業」若林凌駕

4月26日に、歌人の枡野浩一さんが南阿佐ヶ谷で営まれている枡野書店をお借りして本屋を始めました。

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    • 生きのびるための事務 原作=坂口恭平 漫画=道草晴子

      「生きのびるための事務」読了。 この本を読んでやる気にならない二十代はいないと断言できる。 いかに人生において「事務」が重要なことであるかが身に沁みて感じられた。 本の中の坂口さんは22、3歳で漠然とした目標や将来への不安を抱えていて、現在の僕と重なる部分がたくさんあり共感の連続だった。 その悩みを救うジムという人物が、答え合わせのように具体的な解決策を指し示してくれていて、ここ数週間頭の中を占有していたモヤモヤが澄んでいく感覚があった。 今まで自分がいかに無駄な時間の使

      • 苦しい時は電話して 坂口恭平

        博士と坂口恭平さんのトークライブの見学へ。 5月の大型連休終わりに本気で坂口恭平さんにお会いしに熊本へ行こうと思っていたので、本番前にそのことをご本人にお伝えしようとする前に言葉が詰まって、感極まってしまったので伝えられなかった。 坂口恭平さんを初めて知ったのは2020年、吉本の養成所(NSC)に通っていた18歳の時。 様々な要因が複合的に絡まって、罪悪感と焦燥感と不安と絶望が押し寄せてくる出口の見えない毎日だった。 その当時通っていた心療内科の先生にオススメの本を何冊

        • なかなおりなんて言葉でたちなおりなんとかなるとひらきなおった

          12時古本興業開店。 先日のイベントを見にきてくださった枡野さんのファンの方から「枡野さん、あぁは言ってるけど本当は嬉しいんだから気にしないでくださいね」と声をかけていただく。 Xにも「負けないでくださいね」というDMが。 枡野さんのファンの方はやさしい。 けれど、そこまで心配されるほどの見方で映っていたんなら、演者として実力不足だ。 せめて舞台上では振り切ってどちらかに徹すれば良かったと改めて反省。ゲストで来てくださった吉田豪さんの話ももっとお聞きしたかった。 18時

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        • 1軒の本屋ができるまで。
          32本
        • 聖地巡読
          7本

        記事

          開店まであと4日

          開店して7日目に開店まであと4日を書いている。 数日経過してから書く日記は、記憶が朧げで途切れ途切れの散文になってしまいがちなのと、新鮮さが失われる。 この日の印象的な出来事は、夜枡野書店で作業をしていると枡野さんから一枚の写真が送られてきたこと。 トイピアニストの北村早樹子さんという方のブログだそうで完全に僕のことだった。 罪悪感と自己嫌悪でいっぱいになりながらも北村さんに謝罪のメールをお送りし、他のメッセージを確認すると海猫沢めろんさんからLINE。 「多分同じ喫茶店

          被害者の鎧を着るのはかんたんで脱がないかぎり子供のままだ

          お久しぶりです。 昨夜は阿佐ヶ谷ロフトでイベントでした。 ゲストとしてお招きしたにも関わらず、相当なカロリーを消費する役割をお任せしてしまいましたが、吉田豪さんがいてくださって良かったです。 豪さんに枡野さん、笹さんに内田さんと、同じ舞台上でプロの技を勉強させていただける贅沢な時間でした。 イベント名「ほんねのね」にふさわしく、全てではないと思いますが枡野さんの僕に対する思いのうちを直接お聞きすることができました。 1つ悔やまれるのは枡野さんの本音に対する僕の返し方が、

          被害者の鎧を着るのはかんたんで脱がないかぎり子供のままだ

          開店初日

          2時間だけ仮眠をとって7時起床。枡野書店へ。 頼んでいたトートバッグが到着。 開店1時間前、枡野さんが来てくださって共に開店準備。 12時、枡野書店×古本興業開店。 枡野さんは1時間だけ在廊される予定だったけれど、結局18時ごろまで作業を手伝ってくださる。 遠方からお越しくださったお客様からたまたまとおりかかったお客様まで様々な方が来店してくださった。 天徳泉のお母さんとBAR猫ノ目時計の樋口さんが直接お花を届けに来てくださる。 水道橋博士と原田専門家さんも来店。

          開店まであと5日

          地元の友人が僕の家に1泊。 起き抜けに頼んでいたポストカードが届く。 枡野書店へ行き、配信終了後の片付け。 その後、地元の友人と高円寺でランチ。 パラパラと小雨が降り出す。 18時、古本興業開店。 またしても下地が足を運んでくれる。皆出席だ。 ポストカード目当てに早速お客様が数名いらっしゃる。 雨足が強くなったので2時間で撤退。 博士から「どうしても会わせたい人がいる」と電話をいただき、下地とラーメンを食べたあと博士の家へ。 下地は前々回の銭湯販売で博士から「藝人春秋

          開店まであと1日

          ※noteの後送分が溜まっていますが、開店日前日なので先に「開店まであと1日」を投稿します。開店まであと5、4、3、2日については後日後送します。 開店日前日。 昨夜は0時ごろまで吉本で仕事があり、その後枡野書店で3時過ぎまで作業をしていたので、8時ごろ起床。 今日は1日枡野書店の開店準備に時間を割く。 朝の9時から夜の22時まで淡々と作業をこなすが、想像以上の作業量でInstagramのストーリーで友人に助けを求める。 夜遅くに募ったので誰も来ない前提で作業をすすめて

          開店まであと6日

          値付けをしすぎて目が痙攣してきたので窓の外に目をやると、すっかり空が明るくなって太陽が照りつけていた。 10時ごろ、いくつか頼んでいたうちの荷物が届く。 開封してみると「おやすみ短歌」30冊だった。枡野さんに、寝た方がいいと言われている気がした。 お昼過ぎ、僕の家のおとなりさんが応援に駆けつけてくださり、重い荷物やゴミの分別を手伝っていただく。 上京する前は「東京」は冷たい街だと思っていたけれど、こうやってわざわざ手伝いに来てくださるおとなりさんに恵まれて、世の中捨てた

          開店まであと7日

          前日僕の家に泊まった映像作家の福井さんと共に8時起床。 起き抜けにレコードを聴きながらコーヒーを呑むという、村上春樹の小説に出てきそうな行為で目を覚ます。 福井さんと解散し、11時ごろ博士の家へ財布を届けに行く。 博士が、渾身のそばを振る舞ってくださった。 24時間生配信「寝つけず値付け」に備えて腹ごしらえ。 「藝人春秋」を2と3合わせて20冊仕入れさせていただき、帰宅。 生配信が19時からだったので14時ごろ床に着く、が、寝つけず。 結局一睡もできないまま枡野書店へ。

          開店まであと8日

          枡野書店で朝から作業。 部屋にこもって15時まで作業をしていたので気分転換に銭湯へ行こうと思い、「小杉湯となり」の会員である博士に電話。 たまたま枡野書店の近くの接骨院で施術されていたので合流し、一度博士の自宅へ。 その後すぐに枡野書店で作業を済ませ、博士と映画パーソナリティのコトブキツカサさん、プロデューサーの角田陽一郎さんの御三方で定期的に配信されているトークライブを最後の30分間スタジオ見学。 急遽、御三方の配信ライブに出演させていただけることに。 古本興業の告

          開店まであと9日

          《寝つけず値付け》 明日19日(金)19時から、20日(土)19時まで24時間生配信で本の値付けをします。 定期的にゲストの方がいらっしゃる予定なので、少しでもみていただけたら幸いです。 《棚主募集》 既に何名かお声がかかっていますが正式に募集します。 枡野書店•古本興業で棚主になってみませんか? 縦31 横幅30 奥行27cmです。 従来の棚と違うところは、ロッカーなので扉が付いているということです。 この扉の使い方には可能性を感じますね。 広告として貼り出してみたり、

          開店まであと10日

          枡野書店で作業をしていて気づいたことは、通りすがりの方が表に掲げられている枡野さんの短歌に立ち止まることが多々あるということ。 14時ごろ、枡野書店で開店作業を進めていると外から賑やかな2人組の女性の声が聞こえた。 「これって今わたしたちが話してたことじゃん」 「この言葉、私のために書かれてるわ、すっげ」 表の窓は看板で隠されていて、2人組の女性は僕が中にいるということを知らない。 そして、僕には声しか聞こえていないのでどんな2人組かわからない。 だいぶ長いこと写真を

          開店まであと11日

          朝イチで本の整理と事務的な作業をこなす。 僕は昔から整理整頓と事務的な作業が壊滅的に駄目で、働きだしてからは給料をいただいているという責任感と社会性を保つためになんとか取り繕っている。 スケジュールの管理もあまり得意ではないので、枡野書店の今後の催しを再確認。 4月21日に開催されるパン祭り(今回は既に完売してしまったらしいが、定期的に開催されるそうなので気になる方はぜひ)の宣伝ポスターを改めて確認すると、 ん? 枡野さんの好きな食べ物が抹茶味以外のババロアという事実を

          開店まであと12日

          僕の家に一泊した友人と共に、作業に使う段ボールを郵便局で購入し、枡野書店へ。 軽作業を済ませる。 お笑い好きの友人なので、オードリーの春日さんが昔住まわれていた「むつみ荘」に行きたいとの事で散歩がてら向かう。 その後、前回お世話になった「弁天湯」さんへご挨拶。お礼を兼ねて枡野さんの「短歌タオル」をお渡し。 とても喜んでくださり枡野さんのNHKの番組チラシと共に「弁天湯」に飾っていただけることに。 18時、天徳泉さんにて古本興業開店。 今回の本のテーマは「新生活」 響きだ