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#毎日note

『先生の"ごきげん思考"で、授業はうまくいく!』を読んで

『先生の"ごきげん思考"で、授業はうまくいく!』を読んで

Di-spoでごきげん授業を主宰する辻秀一先生の著書。

学校の授業でどのように生徒たちと向き合っていくか?というのを主眼に語られているが、これはクラブチーム、子育てなど、いかに子どもたちと向き合っていくか?そのためのヒントがたくさん綴られている。

何より、定期的に行っているDi-spoでの勉強会の振り返りができたという意味でも僕にとっては有意義であった。大切なことは繰り返していくことで身になっ

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再読 『登山者のための法律入門』

再読 『登山者のための法律入門』

知人のSNS投稿でこの本について触れられていた。それを見て、以前買って読んだことを思い出し、再読しようと思ったら見当たらず。結局、オンラインで注文して2度目の購入をした。

と言うわけで、再読に加え、再購入だ。

この本に限らず、本には読むべきタイミングのようなものがある。読みたいとおおって読んでみてもいまいち中身が入ってこなかったり、改めて読んでみるとたくさんの発見があったり。また、社会情勢は変

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『スポーツ都市戦略』を読んで

『スポーツ都市戦略』を読んで

この本では2020年後を見据えたとなっているが、オリンピックの有無に関わらずスポーツの視点を持ったまちづくりは重要だ。

健康は日本人に関わらず重要なテーマで、健康であるためにはスポーツに親しむための環境が本当にあるかが問われるからだ。そのためにはまちそれぞれの土地の特性や自然、立地…個性に合ったスタイルを実現する必要がある。

まちによってはそういった理由から立地がそぐわないのでスポーツに注力し

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『「絵になる」まちをつくる ~イタリアに学ぶ都市再生~』を読んで

『「絵になる」まちをつくる ~イタリアに学ぶ都市再生~』を読んで

「絵になる」というのは美学だと思っている。その価値観はそれぞれだが、こだわりを持つことでそれは達成される。一方で、こだわりたくともその裁量の範囲が狭ければ残念ながら「絵になる」ものを実現するのは大変に難しい。そう思っている。

古都と言われる京都でも鎌倉でも美しい寺社仏閣は残るが、その周りは現代的な建築や高層ビルが映り込んでしまうなど必ずしも「絵になる」状態を作り出せていない。仮に僕が外国からの訪

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『社会を変えたい人のためのソーシャルビジネス入門』を読んで

『社会を変えたい人のためのソーシャルビジネス入門』を読んで

日々の読書から。

大変印象的な一節があったので引用。

寄付者から協力者になってもらう。寄付モデルにおいて寄付者は顧客であり、1回お金を出していただくだけで放置しておいたら、2度とお金を出してもらえない。継続的に彼らに情報を発信し、関係づくりができる仕組みをつくり、彼らが継続的に寄付し、そして時にはクチコミの発信源となり、他の寄付者を連れてきてくれるようなサイクルを作っていかねばならない。 (中

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『ヒーローを待っていても世界は変わらない』を読んで

『ヒーローを待っていても世界は変わらない』を読んで

民主主義について考える本。

民主主義とは「めんどくさくて、うんざりして、そのうえ疲れる」もので、時間と空間、対話とデザインが必要だと著者は唱える。

合意形成のために時間をかけて対話をし、想像力を働かせ溢れるて人の出ないような社会(空間)をデザインしするにはものすごい労力と手間隙がかかる。だから、「なんでも他力本願で済ませたりお手軽に結論を出すのでなく、しっかりと考え議論し色々なものを積み上げて

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『ドイツのスポーツ都市』を読んで

『ドイツのスポーツ都市』を読んで

ヨーロッパの都市は「スポーツが身近であること」の重要さと価値をよく理解している。これは、この本の事例をだけでなく、レース出場のために僕自身いろいろな国や街を、点在した経験からも同様だと思っている。

僕の経験とこの本での事例の違いは、僕が関わるのは主として大会になるのでスポーツにおける外向きの活動。一方で、著書内で多く登場するのは著者の住むドイツエアランゲン市での事例なので内向きの活動。

スポー

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