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#ドイツ

『ドイツの地方都市はなぜ元気なのか』を読んで。

『ドイツの地方都市はなぜ元気なのか』を読んで。

ドイツ在住ジャーナリスト高松平蔵さんの著書を昨年から頻繁に読んでいる。著者の住むエアランゲン市を中心としてドイツにおけるまちづくりのあり方をいろんな切り口で紹介している。

今回紹介するのもその1つだ。僕は新しいものから読み始め、徐々に遡る形で読んでいる関係上内容が重複する部分もあるがそれは理解を深めることになっているし、そもそもドイツのまちづくりのあり方が「なぜ」だったり「どのような社会を作るか

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『ドイツの学校にはなぜ「部活」がないのか』を読んで

『ドイツの学校にはなぜ「部活」がないのか』を読んで

先日読んだ、『ドイツのスポーツ都市』を読んで興味深いな〜って感想を書いて、著者のSNSをたどっていったらタイミングよく最新刊が出るじゃないか!ってことで早速読んでみました。

ドイツはフライブルクの街づくりや、住宅街を子どものための遊び場にする取り組みがあったりと参考にすべき事例があるのを知っているので、今回もとても興味深く読みました。

何より大切なのは著者も冒頭で述べているけど、
(以下引用)

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『ドイツのスポーツ都市』を読んで

『ドイツのスポーツ都市』を読んで

ヨーロッパの都市は「スポーツが身近であること」の重要さと価値をよく理解している。これは、この本の事例をだけでなく、レース出場のために僕自身いろいろな国や街を、点在した経験からも同様だと思っている。

僕の経験とこの本での事例の違いは、僕が関わるのは主として大会になるのでスポーツにおける外向きの活動。一方で、著書内で多く登場するのは著者の住むドイツエアランゲン市での事例なので内向きの活動。

スポー

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