見出し画像

専業主婦だった筆子がブログで生活費を得るようになるまでの軌跡

きょうは私、筆子のブロガーとしての軌跡(奇跡とも言える)を紹介します。

筆子を知らない方は自己紹介を読んでください。

私が、ブログで収入を初めて得たのは53歳のときです。2012年の8月15日の日記に、「初報酬発生」という文字があります。

その後、毎月収入があり、2024年の4月、65歳になったのを機に、翌5月から半ば強引に、ブログだけの収入で一人暮らしをしています。

ただの一人暮らしではありません。ひときわ生活費の高いカナダでの一人暮らしです。

家賃が高い話はこちらに書いています。

つまり私は、プロのブロガーであり、カナダのCRA(Canada Revenue Agency カナダの税務署)に、仕事は、self-employed (自営業)で、blogger/writer (ブロガー/ライター)です、と書いて申告しています。

現在借りているカヴィの家に入居を申し込むときも、「私はフルタイムのブロガー/ライターで、20年近く経験のあるプロフェッショナルです」とアプリケーションに書きました。

厳密に言うと、まともに収益を得始めてから12年目ですが、ブログそのものはもっと以前から書いていました。

ブログに、アマゾンへのリンクを貼って、そのリンクから誰かが本を買ってくれたことはあったと思います。

それもあって、娘が、「この商売を20年やっているとアプリケーションに書け」と言ったので、娘のアドバイスに従いました。


最初はド素人だった

私はわりとふつうの人で、はじめはべつに文章を書くのが得意だとか、ブログの運営がうまいとか、パソコンを使うのが上手みたいなことは何もありませんでした。

まあそうですよね。最初はみんな素人です。文章を書くのは、子どもの頃から好きでしたが、そんなポテンシャルは、多くの人がもっています。

39歳で子どもを生んでからずっと専業主婦で、50歳の誕生日の日記に、「きょう50歳になったけど、仕事も貯金もない」と書いていました。

カナダに来る前はふつうのOL(替えはいくらでもいる、あまりつぶしがききそうにない、ゆえに給料も安い、専門職とは言えない事務職)を7年ちょっとして、その後、派遣社員を数年やっており、特別なスキルもありません。

簿記やワープロ、英検、TOEICみたいな資格は取りましたが、どちらかというとこれらは趣味で仕事には結びついていませんでした。

そんな私のような人でも、ブログや、今だったら、YouTubeとかインスタグラム、noteでもいいですし、イラストや写真を売るサイトや、さまざまなプラットフォームで、自分のコンテンツを提供して収益をあげることは可能です。

コンテンツを売るときは、性別も学歴も年齢もいっさい関係なく、必要なものがあるとしたら、根気とポジティブ思考ぐらいです。あと、できれば健康なほうが有利です。

これから、私がプロのブロガーになるまでの話を時系列にそって書きます。「わたしも自分のコンテンツ売ってお小遣いを得たい」なんて希望がある人は、参考にしてください。

再現性はないかもしれない

ただ、私がたどった道に再現性があるかどうかはわかりません。むしろないと言ったほうがいいでしょう。

今、個人ブログは検索順位(Googleに代表される検索エンジンで、誰かが検索したときに表示されるページにおけるウェブページやコンテンツの位置)で上位になることが難しいからです。

その結果、人がブログに来ないため、ずいぶん前から、ブログは「オワコン(終わったコンテンツ)」と呼ばれていて、現在は、参入する人も少ないようです。

ブログでビジネスをしたいと思ったとき、まず、人が読みに来なければ何も始まりません。

そもそも、今の若い人は、Googleではなく、インスタグラムやTikTokなど、べつのところで検索します。最近は、AIで調べ物をすることも多いでしょう。

私の娘(1998年生まれ)は、TikTokをよく見ており、去年の秋、日本に帰る前に、TikTokで、日本のドーナツ屋を紹介している西洋人の発信をよくチェックしていました。

私が収益をあげることを念頭においてブログを始めたときは、まだブログはオワコンではありませんでした。

むしろ、プロがやる気を出せば、比較的簡単に稼げるのに、まだ企業が本気で参入していない、そんな感じだったと思います。

そんな中、お金を得ることのみが目的だった一部の人たちが、強引なことをしたせいで、まじめに運営していた個人ブログがあおりをくって、軒並み検索順位がさがりました。

今、検索結果の上位は、権威性が高いと言われる企業や団体のコンテンツが占めています。これはいいことだと思います。医療情報などは確かなものを流すべきです。でも、趣味やエンターテイメントに関しては、私に言わせれば、本当におもしろいコンテンツを提供しているのは、個人ブログです。

企業のコンテンツは、たとえば、断捨離にしても、一般的な内容が多く、当たり障りがありません。エッジの効いたことを書いてしまうと、反対意見がどどど~と届いて業務に差し障りが出るからです。

私は現在、エッセオンラインに隔週で記事を書かせていただいていますが、差し障りのある部分は削られるし、本を出版したときも、「ここがおもしろいのに」と私が思う部分はことごとく編集者が削除しました。

話を戻すと、収益をあげるツールとしては、ブログは以前ほどは将来性がないので、今だったら、インスタグラムやYouTube(こちらもオワコンと言われていますが)を使ったほうがいいかもしれません。

ですが、どんなメディアでもオワコンになることは避けられません。オワコンを恐れていたら何もできません。とにかく始めることが重要です。そうしないと、自分の寿命が先に終わります。

すぐにオワコンになったとしても、手がけたことは全部スキルになるので、次のビジネスチャンスに活かすことができます。何もしないとスキルさえ身につかないのです。

コンテンツを売って収益を得るときに重要なのは、コンテンツを販売した経験から、汎用性の高いスキルや考え方を得ることです。

私は毎日ブログを書いていますが、発信を続けているからこそ、自分が本当に考えていることや、やらなくてもいい行動、もっとスキルを磨いたほうがいいと思う部分に気が付きます。

ブログを書くことは、確実に自分の成長につながるので、少しでも興味があるなら、「どうせ始めてもお金にならないよね」なんて考え方はせず、チャレンジしてほしいと思います。

この記事を読んでほしい人

興味のある方ならどなたでも読んでいただきたいのですが、読者として私が想定しているのは、先ほども書きましたが、「私も自分のコンテンツを売って収入を得たい。まだ、何もしてないけど」。こんな人です。

ポイントは、「まだ何もしていない、ただ思っているだけ」というところ。

稼ごうとしているお金の多寡は問いません。

基本的に、私は「自宅でマイペースでできるミニマムなビジネス、1人仕事」を心がけていて、うなるほどお金を得ることは全くしたいとは思っていません。支払う税金が増えるだけですから(カナダは税率も高い)。

そのため、記事の外注(外部のライターやコンテンツ制作会社に依頼して記事を作成してもらうこと)は、したことがありません。記事を書くのが楽しいのに、この作業を人に頼むと、ブログを書いている意味がなくなります。

今、「AIにブログの記事をかかせて自動で稼ごう!」という手法も散見されますが、もし、リューマチなどで、自分でタイプできなくなったら、音声配信をすると思います。

つまり、会社を作って、手を広げて、多角経営で大きく稼いで、収益は不動産に投資して、アーリーリタイアをする、なんて話はひとつも出てきません。

あくまで、ミニマリストが楽しみながら行う「自宅でできるミニマムなビジネス」です。

それと、私はブログを書くのは好きですが、誰かに依頼されて記事を書くこと(いわゆるライターの仕事)は好きではないので、ライターやコピーライターの仕事の話も出てきません。

エッセオンラインでの執筆はブログの延長だし、ほかにもファングリーという会社の人にお話をいただき、LINE Monaryにのせる記事を6本書きましたが、これも「筆子」が書いたお金に関する記事でした。

LINE Monaryは、日本のLINE独自のコンテンツで、私のLINEでは見ることができず、自分の記事を確認できないので、ここに書いた記事については、どこにも告知していません。

今、べつのところにのせるコラムの執筆を、ファングリーからいただき、書いているところですが、これもミニマリスト筆子の視点から書く記事です。

こういう記事なら書けますが、それでも制約が多いので、自分のブログやnoteに何かを書くほうがずっと好きです。

ライターのほうが稼げると思いますが、私は、自分のやりたいことだけをやる主義なので、今後もずっとブロガーです。

そんなビジネスに興味のある方は先をお読みください。

有料記事にする理由

この記事は途中から有料にします。本当に必要としている方に読んでいただきたいからです。人を選ぶ記事だと思うので、値段は筆子的には高めにしました。

「筆子的には高い」というのはそんなに高くもない、という意味です。本当はもう1つ「ゼロ」をつけたかったぐらいです。

1冊目の著書「1週間で8割捨てる技術」を出版したとき、アマゾンのレビューに、「この人、アフィリエイトしているから信用できない」という内容のコメントをいただいたことがあります。

確かに私は昔アフィリエイターでした。でも、後述しますが、アフィリエイトはべつに悪いことでもなんでもないです。むしろ関係者全員が得をする合理的なビジネスです。

規模は全然違いますが、広告主と連携してビジネスを展開する点は、広告代理店と同じです。

インターネットを介して行うビジネスに偏見がある人や、舞台裏を知りたくない人は、この記事を読むと不愉快になるでしょうから、読んでほしくないため、この値段にしました。

尚、先日書いたベースメントの記事と同じように、定期的に読み直し、書き加えたいことがあれば追記しますし、質問をいただけば、その返信も一番うしろに追記していきます。

余談ですが、今、アマゾンで、買った商品の内容とは関係ないことで、評価を下げたり、ディスったりすると、アマゾンの心証を損なうのでやめたほうがいいです。

*ディスる=「軽蔑する」「侮辱する」「批判する」などを意味するネットスラング。「ディスる」は、英語の disrespect から来たと言われています。

ここから先は

27,759字 / 1画像

¥ 1,980

記事を気に入ってくれたら、よければサポートお願いします。一口100円から、何度でもOK。いただいたお金は生活費と仕事の費用の足しにします。お金は空から降ってこないから。