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創作には情念が必要だと思います。

こんにちは。
僕はオヤジです。
40代です。

こんな僕ですが、20年前とてもハマったドラマがありました。 
それは、

     仮面ライダークウガ
です。

クウガは特撮ファンにとって、ある意味伝説の作品であり、今でも熱狂的なファンがいます。
主演はオダギリジョーさんです。

クウガの特徴として、
●暑苦しい変身ポーズはない
●クウガと警察は連携している
●敵方(グロンギ族といいます)の目的は、よくありがちな「世界征服」ではない
●グロンギ社会には、独自の階級制度が設けられている。
●上の階級に上がるためには、独自のルールに基づいた一定数の殺戮を行う必要がある。
●その殺戮ルールは、人間側から見たら正に理不尽な無差別殺人である
●クウガは、「体は化け物、心は人間」であり、自分は何者なのか葛藤することがある
●仮面の下では、泣きながら戦っていた。(最後のボスは仮面の下では、笑いながら戦っていた)
●朝の8時から、かなりハードな描写が多かった。(血まみれ、血反吐、毒で泡を吹く等)

まだまだこんなものではありませんが、この位にしておきます。

これらのことから、クウガはとても気合の入った作品でした。

制作者側の情念が画面を通じて、激しく伝わってきたのです。

「ものを作る」には、エネルギーが必要です。

「自分の作品で相手の心を動かしてやる!!!」的な、気概が必要なのです。

それから考えても、クウガの気概は素晴らしかったです。
実は、クウガが世に出るまで、仮面ライダーシリーズはしばらくお休みしており、実に10年ぶりでした。
よって、往年のライダーファンは、昭和テイストの、
 努力 根性 熱い(暑苦しい)
ライダーだと思っていた方も多かったようてます。

よって、クウガも当初は結構なアンチがいたと思います。
しかし、制作者側には、「新しい仮面ライダー像を提唱したい。」という強い想いがあり、クウガは生まれました。

僕はこの試みは大成功ではないか、と思います。
何事も最初は怖いものです、開拓とはとても勇気のいる行為だからです。
後のライダーシリーズは、全てクウガの恩恵を受けているのではないでしょうか。

クウガが素晴らしすぎて、後の仮面ライダーは全て単なる、「商業主義の産物」だと思っています。
これらに、なんの気概も感じません。

それくらい、クウガは不朽の名作です。
ぜひご覧ください。



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