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『パニック障害』患って良かったと今だから思える事


タイトルを見るとパニック障害に縁のある人は「何言ってるんだ」って思うかもしれませんが、私もパニック障害になって恨んだ事はあれど、良かったなと思った事はありません。

パニック障害と診断されて20年間の中で、本当に苦しい思いもしたし、この病気のせいで辛い気持ちにも何度もなりました。

いつまでも治らない焦りやこの状況がいつまで続くのだろうという不安、経験した皆さんもきっと、同じ気持ちでずっと生活をしてきたに違いありません。


治った、克服した今だから思える事なのかもしれませんが、もし私がパニック障害になっていなかったら、どんな生活をしていたのだろうと考える時があります。

すごくポジティブに感じるかもしれませんが、もしかしたら今現在で体調や生活に何の支障も無く、幸せな生活を送れているならパニック障害にかかったおかげなのかもしれないと思う時があります。

振り返ってみると、実際にパニック発作が起こった事によって、これまで身の回りに起きる何かしらの難を回避し得た事もあるように思えます。

特に状況を先読みをする力、困難な事に対しての備えなどはパニック障害になったからこそ得られた力なのかもしれません。


幸せな家庭を持ち、素敵な妻やかわいい子供もいて、みんな元気に過ごせている現状をかいつまんでみても、パニック障害になって良かったとは言い難いですが、なっていなかったら今の幸せも無かったかもしれないと思うと、このパニック障害になった人生の流れに乗った事は良かったと思えます。

そして、運にはバイオリズムがあります。

考え方によってはパニック障害にかかる事が、運のバイオリズムの中でマイナスの作用になっていたのだとしたら、ここまでの道程でパニック障害になっていなかったら現状の幸せな生活に成っていなかったかもしれません。


もし、私と同じような方がいて、パニック障害になった事が最低最悪な事だと思うのであれば、こういう考え方をすると今まで辛かった事や苦しかった事が、全て報われるような気がするのではないでしょうか。

せっかく治ったのだから、こんな考え方を持てると、これからの人生は明るく、幸運を引き寄せて行く事ができると思います。


パニック障害になることは、非常につらい経験ですが、それによって得られるものや成長できる点も存在します。

ひとつに自分自身の心と向き合い、深く探求する機会が与えられました。

呼吸法、リラクゼーション法、マインドフルネスなどの方法を学ぶことで、自己ケアやストレス管理のスキルを身につけることができました。

これらのツールは、私の日常生活においても役立ち、バランスの取れた生活を送るための基盤となりました。

さらに、パニック障害を経験することで、心の強さと抵抗力を培うことができました。

パニック障害は私にとって試練であり、苦しい経験でしたが、それによって自己成長や深い理解を得ることができました。

この経験は、私をより強く、より人間的にするための礎となりました。

あなたのパニック障害に成った人生が、今後良いものに成る事をお祈り申し上げます。



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