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今年食べてよかったもの2022

あのう、せわしくも賑やかな師走におずおずと切り出しますが

12月になるとTwitterで「今年買ってよかったもの」とか「いいねの数だけ来年のやりたいことを晒す」とか、流れてくるじゃないですか。

私のタイムラインでの観測範囲ではそうなんですけど、皆様見かけません?

これ、人様のを読むのは楽しいのだけど、私自身はあんまり物欲もなければだいそれた目標もないのね。

あるのは食欲だけ。

少ないお給料の中で家賃光熱費以外はほぼ食費に消える。

だから、

毎年思っていることを何気なくつぶやいてしまったんですね。

タグの趣旨に合わせて書けないなあという単なるぼやきだったのだが、

お知り合い各位からいいねを頂戴したので調子に乗りました!すぐ調子に乗る!

創作TALKの次は食欲TALKだ。

(コソッ、創作活動まとめの創作TALKの記事もnoteに書いたよ。ていうかお前はしれっと名前をパクるな)

ねぇ、今年何食べた?

これより飲食店の紹介を執り行う。

自炊のじの字も出てきやしねぇ。

料理を全くしないわけではないが、コンビニ弁当でもいいからなるべくなら自分以外が作ったご飯を食べたいの、わたしは!

好きなお店を丁寧に解説すると、一か月くらい連載しなくちゃいけなくてそれでは年が明けるので

2022年に初めて行ったお店を中心に、印象に残るおいしかったものを、泣く泣く絞ってまとめてみましたの。

【注意書き】

・個人的な日記も含まれる上に1万字な文量なので、気になるところだけつまみ食いしてくれ。

・庶民舌でだいたいのものを「うめぇうめぇ」と食べるので、ラグジュアリーグルメさんの参考にならない。

・お店は東京23区ばかり。よく紹介される有名店だから知ってるよ!となるかもしれん。

・途中、赤羽のくだりに羊の頭、西葛西のくだりに蛙の足と脳味噌写真が登場します。苦手な方はご注意ください。

それでも気になるお店を見つける役に少しでも立つのなら嬉しい。やっていくぞ!


高円寺のビリヤニ

ビリヤニはインドのピラフみたいなごはんもの。細長いお米とお肉をスパイスで炊き込む。

2022年はビリヤニのおいしさを再発見した。

そのきっかけとなったのは、高円寺駅近くの「エリックサウス カレー&ビリヤニセンター」である。

エリックサウスは東京だけでなく名古屋大阪にも店があるがここは店名にビリヤニが謳われる唯一の業態。

カレーが食べたくて入ったのに、メニューを見たら無性にビリをヤニヤニしたくなった。

カレーもビリヤニも一緒に食べる事ができるワンプレートが嬉しい。

ビリヤニの辛さは強くなく、出汁がしみわたっている。

そのときの自分のお腹のテンションに実にしっくりきて、

その後もしばらく「ビリヤニ食べない?」と友人に付き合ってもらった。

【一例】

銀座のカーン・ケバブ・ビリヤニ

茅場町のナワブビリヤニハウス

小岩のビリヤニハウス

後述の来年行ってみたい店にもビリヤニの候補がある。

ビリヤニはどこの店も山盛出てくることが多いので、お腹を空かせていくことをお勧めする。


南町田のケンタッキー食べ放題

雲形ひじきは食いしん坊なので若い頃から今に至るまで食べ放題が好きだ。

好きなものを好きなだけ食べていいと言われると大変幸せな気持ちになる。

とりあえず一通り食べて、その中でさらに気に入ったメニューをおかわり。店を出る頃にはお腹にたまった重力で前かがみになってしまうのが常だ。

南町田グランベリーパークでやっているケンタッキーの食べ放題は一度行ってみたかった。夢があるよね!

オープンしたての頃は、お昼に整理券を取って夜ご飯に食べるくらいの人気ぶりだと聞いて、しばらくほとぼりが冷めるのを待っていたのだが、

この度、高校時代からの友人と開店前から並んでチャレンジ。

無事にお昼にありつけた。席に通されて「各馬ゲートイン」と鼻息荒くGOサインを待ち、制限時間目一杯料理を堪能した。

オリジナルチキンやビスケットだけでなく、店舗限定の料理もいろいろあって、私はスープカレーが好きだった。

そのままでもおいしいし、チキンをほぐして入れてももちろん合う。


【2022年に行った他の食べ放題】

吉祥寺のムレスナティー(紅茶飲み放題・無限スコーン)

池袋のブラックホール(焼肉)

担々麺もおいしくて意外

品川の高輪プリンスホテル(ビュッフェ)

全種類くださいってすぐ言う


赤羽の羊、白山のシチリア

女子会研究会の話をしよう。

女子会研究会とは、女子会のことがよくわからない女3人が毎月1回おいしいものを食べながら女子会っぽさとは何かを考える集いである。

恋バナとかどろどろとかマウントとかの場に呼ばれることのなかった花より団子ウイメンズだ。

年齢も性格もそれぞれだが遠慮も恥じらいもなく楽しくやっている。

コロナ禍で休止期間もあったがこれまでに25回ほど開催した。

当初はカラフル餃子やトルコ料理といったおしゃれな店も選んでいたのだが、

クリスマス直前にトナカイの肉でしゃぶしゃぶするなど、かなり女子会から脱線することもしている。

店員に「けっこう多いですけど大丈夫ですか?」と注文時に心配されるくらい酒池肉林することが多い。

おなかがいっぱいになりすぎて途中からホックやチャックが解除されていくのもよく見られる光景である。

店選びは日々蓄積している行きたい店リストの中から話し合いで都度決定する。

リストは長くなることはあっても、消化しきれる気配はない。

今回は年末の紅白歌合戦にちなんで「赤」羽と「白」山のお店をご紹介。

赤羽のイトーヨーカドーの近くにある「アルラ」

ちょっとわかりにくい場所にある上に、その日はauの電波障害発生していて集合大丈夫かと思った覚えがある。

モンゴル料理の小さなお店で、日本人もモンゴル人も訪れ、常連は新規客に席を譲ったりと地元の人に愛されている感じがした。

ミルクティーをポットで頼んだら、あの陶器の紅茶ポットではなく、まあまあな大きさの魔法瓶と味噌汁茶椀をどーんと置かれてがぶがぶ飲む。

メニューの料理名の横にだいたい「おすすめ」と書いてあるが、名物は羊の頭!

どどーんと出てくる、はい、こんにちはー。

肉を剝いだ後は脳みそも髄も執念深く掻き出して各皿に分配して「これは飲み会におけるサラダ取り分け女子なのでは?」と野蛮な光景をなんとか女子会に見せようとする無駄な努力。

我々の執念を見かねて店主が中華包丁で頭蓋を割ってくれた

締めに頼んだヨーグルトうどんなる乳酸菌発酵スープも、名前におびえず頼むとおいしいよ。

羊の肉にはコカコーラがはちゃめちゃにマリアージュすると実感したのはこの店だ。脂と塩気×甘みと炭酸、ジョッキで2杯飲んだ。

続いては、イタリア料理の中でもその名は「シチリア屋」

メニューに書いてあるカタカナは

パネッレ
ブラチオーレ
インウミド
インサラータパンテスカ

……うん、おしゃれね(わかってない)

どれもちゃんとおいしい。

海外の料理って日本の出汁文化で育つとうまみやこくがもっとほしいと思うこともあるけれど、

ここのは野菜やパスタに旨味がしっかりしみこんでいる。

マフィア映画のゴッドファーザーにも出てくるスイーツ、カンノーロ(リコッタチーズ恵方巻)をデザートにどうぞ。

西葛西の火鍋

これまでちゃんとした火鍋を食べたことがなかった。

辛いものが苦手なわけではないのだが(むしろ強い方だと思う)タイミングがね。

この度、女子会研究会のゲストとして重慶出身の中国人の方に案内を頼み、本格的な火鍋を経験してきた。

入れる具材の順番も、ホルモンや煮えにくく味に影響を与えない硬い野菜からなど聞いてみれば理にかなっている。

じゃがいも、めっちゃおいしくなるぞ

ゲテモノいけちゃう系女子なので、鴨の血とか蛙の足とか入れちゃう。

エイリアンみたいななにか
ケロケロ美脚
脳みそ、見た目めっちゃ脳みそ、味白子。

タレのバリエーションで味変を行えることも初めて知った。

揚げバナナは見たら頼む呪いにかかっている

本駒込のスパイスバル

先程、女子会研究会のメンバーは3人だと記したが、2022年に1人増えて4人になった。

昨年の六本木焼肉のゲストで来てくれた人がレギュラー昇格したのだ。

3人も4人もテーブル予約するなら同じだし、胃袋は多い方がたくさん食べられるからさ!

注文はいよいよ過激化していく。

というわけで4人で最初に行ったスパイスバーではアチャールを全種類注文。

小鉢が来すぎておせち料理みたいになってしまった。
この一件でアチャールのポテンシャルを知った。

今回の女子会ポイントは鶏のお腹の中で卵になる前の球体・通称「キンカン」が、流行りのネイルみたいな色だったことですね(無理に見つけるな)

お米フレークのチウラはサクサクとしてオイリー系のおかずに合わせるととっても優秀。ただし腹の中で膨れて調子に乗って食べると後でずっしり来るのでご注意を。

カレーももちろんおいしかった。

【その他の女子会研究会夕食会場】

渋谷のパクチー鍋

おかわり自由の花瓶採取型

本郷のマグロ

ガリがめちゃうまい

湯島の蕎麦

油臭くなってもいい服装でお越し下さいと言われた理由がだんだんわかってくる。


東中野のロシア料理

毎月ご飯を食べる人もいれば、ひさしぶりに会った人もいる。

もう何年も会っていなかったがTwitterではつながっていて、その日のつぶやきで同日に同場所のアフタヌーンティーをしていたことを知り

「まじで笑」「ニアミスw」からの「じゃあ、今度一緒にごはんしましょうか」なる流れでロシア料理を食べた。

私はピロシキを見かけると食べる習性があるが、ここのピロシキが今まで食べた中で一番おいしいと思っている。

野菜も肉もだしがしみしみで日本人好みなんですよ。やっぱりうまみが大事。

ローストポテトもシンプルながらバターの滲み具合が絶妙で、真似したくて家で何度もチャレンジした。

店名は何度行っても覚えられない。


蒲田のトルコ料理

で、店名を覚えられないロシア料理の流れから元大使館シェフのやっているトルコ料理に誘われた。

フムスがおいしい!ってなかなかならないのだけど、ここはフムスがおいしい。フムスとはひよこ豆のペースト。中東諸国の料理によく出てくる前菜というか付け合わせと言うか。

ケバブ全部のせの肉プレート
最近世間の注目度が上がっているバクラヴァ

噂には聞いていた古代ローマ好きの集まりだったので、話の基準がローマなのがおもしろい。鎧まで自作する人もいた。

世界史の知識がジャガイモにまつわるもの以外皆無な私でもご飯の話ならローマ人とできるということがわかりました(ローマ人ではない、歴史クラスタだ)

好きなもの追及型の人はオーディオ、カメラ、珈琲、お酒など他のことに対しても凝り性だよね。

どんなつながりか関係なく量食べられる人を集めるときにお声がかかるのは嬉しいものだ。

吉祥寺のハンバーグともも焼き

「挽肉と米」は開店以来テレビやネットで度々話題になる人気店で、朝のうちに整理券をもらうために並ぶ必要がある。

それもあって存在は知っていたものの、なかなか行く機会がなかった。

カンブリア宮殿の次回予告で次週特集されると知り、やべえ、また行きにくくなるから放映される前に行っちゃおうと腰を上げたしだい。

昼の部の最後の方の整理券をもらってから何時間コメダ珈琲で待ちましたかのう。

吉祥寺の大和証券コラボコメダはタブレットで雑誌読み放題なので暇はつぶせるけど、コメダはコメダでがっつりメニュー食べたくなっちゃうからお腹の調整を考える必要がある。

やっと通された店で出てきたハンバーグはハンバーグじゃなかった。

なんだこれ、概念が変わってしまう。

うまみにまみれた挽肉なのだ、丸くまとまっていたはずなのにやわらかにほどける、とろける。

これが3個出てくるが、1個につきご飯お茶碗1杯が必須。味変調味料も使って羽釜炊きのお米を3杯ぺろりと食べられてしまう。うわーーー食べ終わりたくないな、口が快感でアヘ顔だ(口がアヘ顔とは)

「もも吉」はなんの前情報もなかったが同人誌頒布イベントの打ち上げ場所として行き、名物だというのでもも焼きを頼んだ。

初めての来店なら名物はやはり頼むべきよ。焼きあがるのに20~30分かかるので、早めの注文をおすすめする。各席にキムワイプが据え付けてあり「4枚くらい使って骨を掴んでください」と説明がある。

ちょっと!ジューシーすぎるよ!クリスマスこれがいい!関節を外し軟骨まで剥がしてきれいに食べた。

味付けも好みの濃さで、なによりおもしろかったのは皿にたまった油さ。お代わり無限キャベツでぬぐうのもいいが、銀シャリおにぎりになすりつけるとすごいの!

思い付きで頼んでいた鶏スープがこれまた正解で、一緒に口含むと米と油とだしがあいまって……あっ、あっ(喘ぎ声)これ鶏白湯ラーメンだ……なにこの錬金術。

カウンター席で目の前で作られるものすべてが美味しそうだったのでまた行きたい。

桶に入ったカラフルな野菜刺しもばえる

高田馬場のラーメン

リジィの話をしていいだろうか。

私のメル友なんですけど、いや、メル友とか言ったら超失礼な勤め先のグループ会社の理事のことを「リジィ」って呼んでるんですけど。

ある日突然「教えてください」という件名のメールが馴染みのない理事から届いたらちびりませんか?

何事かと恐る恐るメールを開いたら

「社内報を見ました。おいしい担々麺のお店を教えてください」

……去年の社内報の社員紹介コーナーで当番が回ってきてしまい、「担々麺とかフィナンシェとかめちゃめちゃ食べています」と正直に書いたのを覚えていたらしい。

そういうことならと候補をたくさん送ったら、リジィはラーメンが好きらしくお返しにいろんなお店を教えてくれた。

各ランキング上位店や有名店にも行ってみるし、好きな味は原価度外視で自作してみるレベルの人だ。

メールの内容はお互いに教えたお店に行った報告や、好きな果物の話が主で

適当に入った店でうっかりまずいつけ麺を食べちゃったときは、「口直しの美味しいつけ麺屋さん教えて下さい」と頼ってみたり(友達かよ)

教えたフィナンシェをいくつも買ってちゃんと食べ比べしてくれたときは、にやにやが止まりませんでした。

お忙しいだろうにこまめな返信が来ることもあり、食べ物のことに関してならいくらでも話を続けられるので、切り上げどころが難しかった(気を遣わせた!ってあとでひとり反省会よ)

かなり日々の励みになりましたね。てかリジィとのメールだけが楽しみで出勤してたわね。

教えてもらったラーメンをいくつか行ってみて、特に好きだったお店はここ、やまぐち。

きれいな見た目に味わいのしっかりしたスープで、これ飲み終わりたくないあと5リットル飲みたいと思う味だった。

来年もたまにでいいのでリジィとメールができたら嬉しいな。

新宿のパフェ

パフェは生クリームもりもりよりも生のフルーツを食べたい気持ちが強いので、果実園リーベルの親の敵のように果物が載ったパフェをたまに食べていた。

タカノフルーツパーラーもおしゃれでおいしいけれど、どっちかと言えばリーベル推し。

イチゴ狩りに行けないご時世でのイチゴ食べ放題でもお世話になったし、ご飯メニューも充実してるし。

でも、リーベル新宿店が惜しくも閉店し、リーベル自体は他にも店舗があるが仕事帰りに行きにくくなってしまった。

さて、新宿は歌舞伎町の中に、夜だけ営業しているパフェ屋さんがあるという話は3年ほど前のオープン当初に知って

気になってはいたのだが行かずに時が過ぎていた。

それが今年の秋になってTwitterのフォロワーさんがその店に行ってみて、また行きたい旨をつぶやいていたので「一緒に行きたいです!」とのっかった。

こういうのはタイミングだ。

20時オープンなので、その前にラーメンやうどんで腹ごしらえをしておく。15分前に店の前に行くとすでに1~2組並んで待っている感じ。

季節によってパフェが入れ替わる。10月に行ったときはシャインマスカットのパフェ

ペンギンがモチーフのお店なので、内装小物だけでなくクッキーがペンペンでかわいい

クリームまできちんと美味しくてぺろっと食べてしまった。そのシーズンに出ている3種類一度に全部食べられそうな勢いだ。

2人の店員さんは、一緒に行った客同士がおしゃべりに興じている時は無理に邪魔しないけれど、すっと入ってきていい感じにかまってくれる。

私の「ジャガイモにはまっていてジャガイモ擬人化小説を書いている」というどうからめばいいんだという話題でも別のお客さんを巻き込みつつ、ちゃんと受けて返してくれるのが楽しい。

「男爵とメークインは百合なんですよ」とプレゼンする羽目になったわ!

帰り際に12月にはジャガイモのパフェやるんですよと教えてくれるものだから

12月もホイホイ行った。

ジャガイモパフェ、トリュフを目の前でたっぷり削ってくれて、しょっぱい部分と甘い部分がありおもしろかったなあ。

ちゃんと顔を覚えててくれて(接客業すごいね!)

パフェで擬人化してくださいと言われたので本当に書いたよ。

無茶振りのつもりだった?ジャガイモ擬人化自体が無茶振りから始まってるから慣れてるの、うふ。

フィナンシェがたまに出るらしいので、そのうちゲットしに行かなくてはと狙っている(フィナンシェ893なことはまだ明かしていない)


……長くなってきたな、大丈夫?みんなもう飽きて寝ちゃった?

まきでお願いします(スケッチブック)、はい!

神保町のカレー

行列のできる有名店で、周りの人からうまいうまいという話を聞くからどんなもんかと思ったが、確かにうまかった。

付け合わせにゆでたジャガイモがごろっと出てくる

並ぶ価値ありますね。中辛でもまろやかなこくと甘さが大変好み。

同じく神保町のスマトラカレーの共栄堂にも焼きリンゴあったな。昔ながらのデザートメニューなのか。

南平のがっつり丼

去年くらいにネットの記事で見かけて、へえーなんかがっつりでいいなと覚えておき、行ってみた。

味付けも量も、これこれ俺の中の高校球児はこういうのが好きなんだよって喜ぶ感じ。

なかなか行かない場所ではあるんだけど気になるメニューがいろいろあった。

腹ごなしに絵本の本屋さん「南と華堂」に何気なく行ってみたら、

そんなことある?という楽しい出会いがあった。


ここからはジャガイモコーナー

こんな記事を読んでいる人はもはやご存知かもしれないが、

雲形ひじきはここ数年ジャガイモ料理を積極的に摂取する傾向にある。

一緒にご飯を食べる人も「このお店、ジャガイモメニューないかも大丈夫?」「あ!芋あったよ、頼もう」と気を遣ってくれるようになってしまった(お芋がなくても死ぬわけじゃないから心配しないで!)

一人で乗り込むこともジャガイモ好きの同士である芋研ゼミ生とお出かけすることもあり、今年印象に残ったお芋のお店は以下の通り。

大宮のフライドポテト

いろんな品種のジャガイモ(一部サツマイモ、サトイモ)をフライドポテトにしているお店

赤チェックは私が食べたことがあるジャガイモ

行ったときはシャドークイーン、ドラゴンレッド、インカのめざめ、キタアカリ、ぽろしりと品種好きがきゃっきゃするラインナップ

自分の畑で栽培収穫もしているので、店員さんとお話しするのも楽しい。

レア品種登場のときにまた行きたいわね。

古いサツマイモの品種・紅赤も食べられたの(いえ、私はサツマイモのことはなにもわからないんですけどね)


浅草のベルギーフリッツ

気になっていたポテトマンの店に行きましたよ!

各メディアで取り上げられて今や整理券制の人気店ですわね。

イートインだと、目の前でラクレットチーズをたら~りたらしてくれて、ディップも後付けできて楽しい。

11月には寒空の中、テイクアウトも敢行。

太いフライドポテトのおいしさを味わうならここですね。


本八幡の専門店

初めての店じゃないけど3年ぶりに行くことができたから載せちゃう!

ジャガイモ好きと仲良くなったら1度は連れていきたいジャガイモ料理専門店

ジャガイモがメインのおいしい料理が次々と出てくる。

お通しがポテチとパン

今回は東京大学のサークルIMO PROJECTとの交流の会場に選んだ。

芋の話をしながら芋を食うのだ。

注文時に自分で品種を選べるスタイルになっていたので、料理に合わせて考えるのも楽しい。

行きたい方はいつでもお声がけくださいませ。エスコートしますので!

ジャガイモスイーツ

洋菓子に詳しい人と相互フォローになってから、

ジャガイモスイーツの情報が手に入るようになった。

サツマイモじゃなくてジャガイモってスイーツになるの?って首を傾げますよね。

私も傾げつつ、ジャガイモだというので、ひんひん言いながら場違いなおされパティスリーに乗り込んでいった。

芋自体の甘みはスイーツにするには弱いけれど、まろやかさを活かしてホワイトチョコとの相性がよいようですね。

アトリエコータのスフレパンケーキはあなたお好み焼きですか?というでかさで、めっちゃ腹にたまった。

これから流行るかもしれないよ、ジャガイモスイーツ。

お持ち帰り篇

マミーズアンスリールのアップルパイ

リンゴが好きだというとアップルパイはどうですか?と訊かれることもあるのだが、そんなに意識しては食べていない。
わりと知名度のあるグラニースミスと浅野屋というパン屋の品種を名乗ってくるアップルパイリレーは押さえたけども、フルーツは生が一番好きなのでね。

手土産でもらったリンゴたっぷりのこのパイは、今度自分で買おうと思えるくらいよかったな。


せんねんの木のバウムクーヘン

これはフィナンシェヤクザとして活動していたら出会った副産物。

木更津にフィナンシェ専門店ができると知り、楽しみにしていたら、コロナの影響でオープンが延期になった。

なんか……こう……ヤクザとして支えなきゃ!と思い立ち、通販は!?まだやってない、母体となっているバウムクーヘン屋さんの通販ならある!とわけもわからずお取り寄せした。

バウムクーヘンになじみがないので他と比べる経験値はないのだけど、

たまごがうめぇ……いい卵黄使ってる!というのはわかる。

なぜならフィナンシェは卵の白身しか使わないので、たまに全卵を使ったお菓子を食べると、「卵の味がする、ママー(概念のママの味)」と敏感になるのだ。

私がバウムをお取り寄せしてすぐ、フィナンシェも通販で買えるようになったけど泣いてないもん!(後日、優しい友人が取り寄せてくれた)

そんな感じで、バウムクーヘンには全く詳しくないけどせんねんの木にはよいイメージがある。

その後、無事フィナンシェ専門店がオープンし、コロナの様子見をしていたが、

2022年1月にやっと私自身も行くことが叶い(片道4時間くらいかかる)

月1回ペースで通って過激な買い物を繰り返したのはまた別の話。

そのフィナンシェの店のすぐ近くにせんねんの木のカフェがあってバウムクーヘンを買えるだけでなく、カフェメニューも楽しめる。

バウムクーヘンブリュレ

キィニョンのスコーン

2022年は2~4月頃、スコーンブームが訪れた。

Twitterでスコーンが好きなスコーンヤクザさんが絡んでくれて、

おすすめを聞いたら中央線沿いのパン屋のキィニョンだという。

キィニョンは好きなパン屋だが、スコーンは買ったことがなかったのでその時出ている全種類買ってみた。

というか、ここスコーンをウリにしてるのね、けっこう種類があり季節ごとに味が入れ替わる(気にしないとほんと視野って狭いものだな)

何もつけなくてもおいしいし、生クリームが入っていて、口の水分を容赦なく奪っていくこなこな系とは違う。

スコーン美味しいのな~と気づいて、折よく英国展が近隣で開催されていたので有名店のを一気に回ることができたし、

お茶の水や日暮里のスコーン屋さんに目標を設定してお散歩を楽しんだりもした。

我が家の冷蔵庫にクロテッドクリームが滞在していた時期である。

仕事のストレスシーズンに重なって、職場でカロリーメイトの上位互換のように雑に食べてしまったものも多い。

ザクザクもほろほろもふんわりもパンみたいなのもクッキーみたいなのもいろんなタイプがあるのねぇ、何事も足と数で稼いで真面目にお付き合いすると違いが見えてくる。

英国展では「おい、みんなそんなにスコーン好きだったのかよ!普段どこに隠れて生きてんだよ!」という混雑ぶりで驚いたが、探すと結構売ってるものだった。

フィナンシェでもクイニーアマンでもそうなのだが、私はバター原理主義なので、スコーンにおいてもマーガリンだとやっぱりライトだなと感じる。

【この長いツリーがスコーンを食べまくっていた記録】

シティーベーカリーのクロワッサンプレッツエル

2022年は3~8月頃、プレッツェルを見かけると食べていた。

上記のスコーンの時期と重なってるじゃねぇかと思うが、うるせぇうるせぇ食べたいものはいろいろとあるんだよ!

1個食べてもわからなければ複数店舗のを何個も食べてみる、そういう不器用な付き合いしかできない。

プレッツェルとブレッツェル、厳密には違うが通りがいいようにプレッツェルって言うね。

塩味がきいた硬めのも、映画館に以前あったようなふかっとしたやつも好き。

ドイツパンのお店は多くないから、今だとナチュラルローソンが買いやすいのかな。

鎌倉とかに中にバターがしっかり入っているものが何店舗かあって、わぁ…わぁ…ってなりながら食べた。

見ているとプレッツェルベーグルとかクロワッサンプレッツェルといったハイブリッド系もあるようだ。

プレッツエルクロワッサンは、クロワッサンも好きな私にとって好きな要素がぎゅうぎゅうに詰まっていてよかった。


さぼてんのアジフライ

トンカツのお店ですね。レストランよりも持ち帰り専門店がよく商店街の中とか駅前にあるイメージ。

トンカツのお店だけど、季節限定の揚げ物がいくつもあり、私はチキンカツが結構好きで買ってしまう。

もう一つ好きなのがアジフライ。さぼてんのが好きと言うより、アジフライ全般が好きでちっこいペラペラのもでっかいふかっとしたのも見かけると食べてしまうのだけど。

2022年はお中元の時期に現れるさぼてんのサマーギフトカタログで、冷凍アジフライをお取り寄せしてみた。

8尾ずつ入って2袋届いたので、どうせ自分で揚げるのだからげっぷが出るくらい心行くまでアジフライ食べちゃおうと1人で4尾一気に食べた。

全然食べられちゃいますね。え、冷凍なめてたけど、素人が適当に揚げてもちゃんと身がふわっとなって、衣もいい感じになるじゃん。すごいじゃん。

来年も買ってしまうかもしれない。

2023年行きたい店

えーと、思いつくままに出していこうか。

まず芋スポット

キッチンカー出没情報に目を光らせよう。

北海道はちょっと遠いけど静岡くらいなら行けるんじゃないかと。

静岡と言えば、フィナンシェ専門店も一度行っておきたい。

ジャガイモといえばペルー料理

引き続きのビリヤニ

味つきご飯が好きなのでプロフも

珍獣への好奇心

量入るうちに食べ放題

……あ、これ、きりなくなるやつだ(気づき)

思い付きで貼り始めたけどやっぱやめよう。
気になる店は増える一方で来年行き切れる自信がない。

とりあえず来年も美味しいものがいっぱい食べたいです!
おいしいお店の情報と一緒に行ってくれる人(胃袋)はいつでも募集しております!

長々とお付き合いありがとうございました。

では、皆さまよいお年をお迎えくださいませ~。

サポートいただいた分は、美味しいものへと変身し、私のおなかに消えた後、文字になって出力されます。