みかん🍊

プロテスタント教会牧師。マイノリティ宣教センター共同主事。以前は神学校で働いてました。…

みかん🍊

プロテスタント教会牧師。マイノリティ宣教センター共同主事。以前は神学校で働いてました。聖書のお話、フェミニスト神学することについての話+日常生活の中からポトンとおちる言葉を書いてます。ネコのいる暮らしをしています。キリスト教書き部部員、かな。フルーツ好きなマイナークリスチャン。

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  • ぼくが聖書を好きな理由

    キリスト教の礼拝でするお話の原稿はこちらにまとめています。そんなに「新しい」とは自負していませんが、「正統派」に疲れた方々に届けたい聖書のまた一味違った魅力を書いています。

  • 読むたべもの

    食べ物に関する記事をまとめています。たべものを読みものにしたらどうなるか。不定期更新です。

  • 要求される共感を超えてに至るまで

    キリスト教月刊誌『福音と世界』2023年2月号に寄稿された「要求される『共感』を超えて」を執筆するに至った動機やその後をまとめている記事5本をマガジン形式で読んでいたけます。5回完結です。

最近の記事

抵抗の道を歩く人々へ〜コリントの信徒への手紙一12章31節後半―13章13節 

ペンテコステはイエスの復活、そして昇天後に、かつての習慣に則ってイエスを信じる人々が「一つになって集まっていた」(使徒2:1)ところ、一人一人の上に霊がとどまり、「ほかの国々の言葉で話し出した」出来事が教会で祝われてきたものです。  使ったことも聞いたこともない言葉に晒される不安、戸惑いは計り知れないでしょう。理解するのになんの苦労もない相手、いつも同意してくれる人の間にとどまり続けていれば安心安全です。ペンテコステの日、人々は扉を閉め、文字通り閉ざされた場で散らされることが

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      こちらに記事にした内容の話の後で、その話を聞いた方がぼそっと言った一言に、なかなか私は心惹かれています。 その言葉とは

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      • 聖書の話〜コリントの信徒への手紙一12章1-11節

        2024年5月12日に、礼拝で話した聖書のお話です。毎月第二回目の礼拝でのお話は、初めてキリスト教に触れる中高生の年代の人と一緒に考えてみようという試みで聴衆のある意味での条件を絞っています。そういう考え方がいいことかどうかはまだ全くわからないのですが、 少なくとも話している場所はその敷地面積やこれまでの参列者とはかなり様相が変化してきました。参列している人の2割から3割がこの初めてキリスト教に触れる方々で、レポートするために来ているけれども…「ここが私の教会」という自覚で

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        • アンラーニングできない神学の死からの復活

          牧師を志望する人々が学んでいるはずの神学校では一回も経験することができなかった。

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          2024年5月12日に、礼拝で話した聖書のお話です。毎月第二回目の礼拝でのお話は、初めてキリスト教に触れる中高生の年代の人と一緒に考えてみようという試みで聴衆のある意味での条件を絞っています。そういう考え方がいいことかどうかはまだ全くわからないのですが、 少なくとも話している場所はその敷地面積やこれまでの参列者とはかなり様相が変化してきました。参列している人の2割から3割がこの初めてキリスト教に触れる方々で、レポートするために来ているけれども…「ここが私の教会」という自覚で

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          アンラーニングできない神学の死からの復活

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          ミャンマーを覚える祈り会について(170を前に)

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          ミャンマーを覚える祈り会が、170回目となる。2021年2月1日に起きたミャンマー軍事クーデターに対する日本にいるキリスト者のレスポンスの一つとして同年2月12日からスタートしたオンラインでの「祈り」の集会だ。 この集会の継続から、半年後にはアトゥトゥミャンマーという団体を設立、現在も活動中だ。日本では数が少ないキリスト教信者を中心にして3年近く、ミャンマー市民の生活支援や、日本に住むミャンマールーツの人びとの具体的な「支援」を実践してきた。なんでもやるが、何にもできてないと

          ミャンマーを覚える祈り会について(170を前に)

          自分で自分のパンを食べても意味がない

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           キリスト教会って何をするところ?という質問にはいろんな答えが返ってきそうです。神を礼拝するところ、神を賛美する、祈る、聖書を読む、人と会う、話を聞く、話をする、ささげものをするというのが考えられるでしょうか。教会では、聖書の勉強をする人もいますし、歌を練習する人もいます。あるいは誰かと話すことを楽しみにする人もいますし、逆に誰からも話しかけられないで一人でひっそりとしたいと願っている人もいます。私は小学生の時には教会で英語を教えてもらったりもしましたし、教会にはたくさんの鳥

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          自分で自分のパンを食べても意味がない

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          ミャンマーを覚える祈り会について(170を前に)

          ミャンマーを覚える祈り会が、170回目となる。2021年2月1日に起きたミャンマー軍事クーデターに対する日本にいるキリスト者のレスポンスの一つとして同年2月12日からスタートしたオンラインでの「祈り」の集会だ。 この集会の継続から、半年後にはアトゥトゥミャンマーという団体を設立、現在も活動中だ。日本では数が少ないキリスト教信者を中心にして3年近く、ミャンマー市民の生活支援や、日本に住むミャンマールーツの人びとの具体的な「支援」を実践してきた。なんでもやるが、何にもできてないと

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           キリスト教会って何をするところ?という質問にはいろんな答えが返ってきそうです。神を礼拝するところ、神を賛美する、祈る、聖書を読む、人と会う、話を聞く、話をする、ささげものをするというのが考えられるでしょうか。教会では、聖書の勉強をする人もいますし、歌を練習する人もいます。あるいは誰かと話すことを楽しみにする人もいますし、逆に誰からも話しかけられないで一人でひっそりとしたいと願っている人もいます。私は小学生の時には教会で英語を教えてもらったりもしましたし、教会にはたくさんの鳥

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          誇ることができた方がいい〜箴言31章の例の箇所を巡って〜

          直近の読書録です。著者に男性の名前がかくもずらりと並んでいることに違和感を感じながらも、どうしても確かめたい点があり購入した一冊です。 箴言のあの箇所についてどう書かれているだろうかと興味津々。それは

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          誇ることができた方がいい〜箴言31章の例の箇所を巡って…

          キリスト教会はイエスの宣教を真に受け継ごうとしているのか〜イザヤ書2章4節を巡って〜後半

          さて、前半で述べたイザヤの時代のことばは数百年のちにどのように受け継がれていったのかを考えていきたいと思うのです。それはやっぱり絵に描いた餅だったのでしょうか。  また最後の部分は教会ではお話ししていない加筆部分です。 平和の預言はイエスによっても受け継がれました。「しかし、わたしは言っておく。悪人に手向かってはならない。だれかがあなたの右の頬を打つなら、左の頬をも向けなさい。」(マタイ5:39)。人間にはできないが、イエスだからできたのだといえば、それまでです。そんなすご

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          キリスト教会はイエスの宣教を真に受け継ごうとしているのか〜イザヤ書2章4節を巡って〜前半

          4月28日の礼拝でのメッセージに、後半部分で大きく書き足しをしています。 「剣を打ち直して鋤とし、槍を打ち直して鎌とする」。これは、決して思いつきで言われた言葉ではありません。「平和など誰の目にも絵に描いた餅だ」と思われた時に、この言葉は語られました。その時、どうやったらこの戦争に勝てるのか、どうやったらより強くなり現状の王国を守れるのかということがテーマだったのです。だから平和とより多くの武器を持つことは同じことでした。果たしてそれは今から2500年前だけの話ですか?と問

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          あまりにも強すぎないか〜コリントの信徒への手紙一8章7−13節

          パウロは、コリントというギリシャ地域の都市にも行きました。そこにできた教会は、今から考えたら「奇跡の教会」と言ってもいいかもしれません。まさかそんなところにキリスト教会!という感じです。その地域ではガッツリとギリシャ、ローマ文化が開花している中です。 完全アウェイの状況から ユダヤ人移民が自分たちのアイデンティティだと拠り所にしているユダヤ教でもない、いわば後発のキリスト教信仰を持つ人々の共同体が、完全アウェイで生き残ることができるのは

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          返却することよりも次へ渡すことへ〜コリントの信徒への手紙一3章1−9節〜

          コリントにはローマの解放奴隷たちが多く移住していたようです。コリンとは、南ギリシャ州の大都市でローマの繁栄を象徴するような都市とも言われています。ローマの市民権を持つ人びと、ユダヤの民、ギリシャ人が共生するところでした。その共生の様子は残された史料から想像するほかありません。少なくともキリスト教共同体では、ユダヤの人々とギリシャ人との間には超えられない壁があったことがわかっています。パウロは、そのコリントにキリスト教共同体〜教会を形成したのです。しかしパウロが教会を離れると人

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          誰々つながりがなくても〜コリントの信徒への手紙一1章から

           宗教団体が決して「怪しい」ものではないことを証明するにはどうすればいいでしょうか。「何ら害がない」ということを伝えるには、すでにこの世で承認されているものと同じであるという他ないのかもしれません。  キリスト教会が発行する「自己紹介」で、この教会は〇〇学校と同じ団体に属しています、というのを見て、ああ、こう書けばすでに実績のある団体の関係団体だから大丈夫と思われるということか、と思いました。親しみを感じてもらおうとして、 (2024年4月7日(日)の礼拝メッセージ@駒込平和

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          誰々つながりがなくても〜コリントの信徒への手紙一1章か…

          強い力で引かれたら〜排他性を考える

          明日のメッセージの中に次のような一節を準備しています。 キーワードになる動詞の態の誤訳を指摘した後の一文だが、一枚の布を織るというのはなんと難しいことかと思う。

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          強い力で引かれたら〜排他性を考える

          宗教的であるということ(2)

          前回は「宗教的であるということ」に関する調査の中で、特にキリスト教教徒についていえば、女性の方が男性よりも「宗教的である」という調査結果から、考えてみました。もちろんここでいう、「女性の方が宗教的」とは女性を「人種化」して、女性の「つくり」がそのようにできているという話ではなく、むしろ社会化された女性の有り様、ま・さ・にジェンダーの問題として「女性の方が」という意味です。 そして、宗教的であることの指標として、祈りという信仰実践、礼拝への参列が挙げられており、そこには経典を

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          宗教的であるということ(2)

          宗教的であるということ(1)

          授業や書き物の準備をしています。調べていると、「(キリスト教徒に関していうと)女性の方が男性よりも宗教的である」というデータにでくわしました。 宗教的の指標に含まれるのは、日常的に宗教的実践を行っている(ざっくり「祈り」をするかどうか)、礼拝に参集しているが主な項目になっていました。ここに「経典を読む」が入っていないことを「おや?」と思いつつもしばらく考えて「そうか」と思いました。

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          宗教的であるということ(1)

          ミリアムが戻るまで待つことの意味

           数日間、アロンとミリアムがモーセにブチ切れるところについて考えているが(何かどこかで話すためとかではなく、時々コアなフェミニスト神学の聖書解釈の部分について頭の中で再考することがある)、なかなかしっくりこないところもあり、本当に知るべきことは、ミリアムがすごく重要な人物だったということだけではないと思う。

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          ミリアムが戻るまで待つことの意味