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「医学部特殊感」の研究
先日書いた「大学の医学部化」の話は、比較的多くの方々にお読みいただけたようだ。
あくまで私としては、程度ではあるが、Xでの投稿も結構反響を呼んだ。
総合大学で医学部出身者が学長になると、医学部カルチャーが全学に拡がり
— 榎木英介 独立系病理医(学士編入) (@enodon) February 1, 2024
トップダウン、上意下達強化、執行部私物化、批判許さず、稼げる分野シフト、人文社会科学系締め上げ
といったことが起きがち(個人の感想ではありますが) https://t.co/vMseNgf01u
そうだそうだ、という声、仕方ないじゃないか、という声、いろいろあった。
しかし、考えてみれば、なぜ医学部出身者は、ここで書いたようなことを納得させるような傾向があるのだろう。
私の心のメンター、白楽ロックビル氏は、著書のなかで「医学部特殊感」に言及している。
医学部出身者や医師は自らを特殊だと思っているため、平気で研究不正をやるというのだ。
この本は実は友人に貸してしまい、そのまま友人が亡くなったので手元にないのだが(再購入しよう)、この医学部特殊感は記憶に残っている。
確かに医師や医学部の研究者は他とは違うという意識を強烈に持っていることが多いような気がしている。
研究しているわけではないので、あくまで「個人の感想」になってしまうが、ここでは、この「特殊感」を掘り下げてみたい。
なぜ医師や医学部の研究者は、研究不正をしても自らは許されると思っているのか。その理由とは…。
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