江戸リイ

1981年5月11日生まれ。大阪芸術大学卒。ライター&編集のお仕事をフリーでや…

江戸リイ

1981年5月11日生まれ。大阪芸術大学卒。ライター&編集のお仕事をフリーでやっていますが、精神保健福祉士を目指しています。2025年に資格取得予定。息子と娘と自分の3人で生活しています。別居中(4年目)の夫は近所に住んでいます。猫と音楽と将棋とコーヒーが好きです。

最近の記事

2024年6月2日(日)

今日の日記を書いていたが、さっきミスって全部消えてしまったので要点だけを記しておく。 早起きできたので3日分の仕事を1日でおわらせることができた サカナクションの曲を聴きながらステッパーを1000回踏んだ 子どもたちと3人で頼んだピザが美味しかった 病院で決めたこと「スマホを見る時間を減らす」「薬を飲んだらすぐに布団に入る」「カーテンを開けて寝る」「毎日少しずつ運動をする」を守る  1000文字近く書いていたのでショックだ。でもこんな日もあるだろう。おわり。

    • 2024年6月1日(土)

      昨夜はおそらく22時半くらいまで、入院中に手書きで原稿用紙に書いていたエッセイのようなものをnoteに文字起こしして投稿するということをやっていた。 書いてみると1万文字近くあった。ただ、そんなに面白いとは思わなかった。自分の中にイメージみたいなものが少なかったから、だからイマジネーションに欠ける作品のような気がした。 前日までは病院の消灯時間である21時過ぎには眠りについていたので、なんだかすごく夜更かしをしているような気分になった。 久々にカルアミルクを飲み、久々に独特の

      • コーヒーレディーはマルドロールを駆け抜けて

        狭い部屋、汚い街 大阪市東住吉区。近鉄南大阪線、針中野駅から徒歩14分。チャリならだいたい5分。 私の第二の人生は多分そのあたりから始まった。 朝ゴミを出そうとゴミ捨て場に行ったら、そのゴミ捨て場でホームレスのおじさんがゴミを漁っている。私はそこに躊躇なくゴミを投げ捨てる。漁るなら勝手に漁ればいいけど、おじさんの欲しいようなものは多分入ってないだろう。大阪ってそんな街なんだと思った。それがスタンダード。色々と汚い。 ライオンズマンションのような名前だけは立派なのそのマ

        • 坂の途中

          白色と紫色がバランスよく混じり合った美しいその花は、日を重ねるごとに紫色の割合が少しずつ少なくなり、今ではほぼ白い花びらだけになっている。私の背丈ほどありそうなあの花、花というかあの木の名前は何というのだろうか。 外出できる日があれば、あの家のインターホンを鳴らして、家人に尋ねてみたい気もするが、どこの誰かもわからぬ私がいきなり花の名前を尋ねてきたら、警戒されてしまうかもしれない。ましてや私が目の前に佇むこの病院の患者だとわかったら…きっと気味悪がられるに違いない。 鉄格子

        2024年6月2日(日)

          2024年5月31日(金)

          昨夜は消灯を待たずしてすぐに眠りにつき、最後の朝を迎えた。外は雨で、入院してきた日と同じだった。 今日は午前中に入浴がある日だったが、10時に退院するので入浴せずに化粧をして帰ろうと思っていた。 しかし、あるベテランぽい看護師さんが「1番に入れるようにするから入って帰ったら?」と声をかけてくれて、1番にお風呂に入ることになった。 湯船は調節がうまくできておらず、とてもではないが入れる状態ではなかったので掛け湯だけして風呂を出た。 髪を乾かし、化粧をしていたらちょうど良い時間に

          2024年5月31日(金)

          2024年5月30日(木)

          昨日の夜もまた一悶着あった。 私にセクハラ行為をしようとした爺は、結局他に部屋がないとかなんとかで、私の隣の部屋のまま施錠されて隔離状態になった。 爺の部屋にはポータブルトイレが置かれていたようだが、爺はことあるごとに、それはもう、10分に1回くらいの割合で自室のドアを破れんばかりにノックし、さらに看護師さんに気づかれなければドアに体当たりをするなどして大きな音を出し続けていた。 「先生に謝らしてくれよ」などど言っていたが、ドクターはもう帰っていたし、そもそも謝る順番が違うじ

          2024年5月30日(木)

          2024年5月29日(水)

          昨夜はひどい嵐だった。 そして最悪なことが起こった。 外からゴォーゴォーと雨風の音が聴こえる中、21時に消灯となった。 私は壁側に寝返りを打って、外の雨音を聴きながらウトウトしていた。 すると、地震だったのか、ベッドが少し揺れたと思ったら体にかけてあった布団が剥がされる感覚がした。 一瞬のことで混乱して剥がされた方向を向くと隣の部屋の爺がベッドの横に立っていて「シーッ」と静かにするように指でジェスチャーをしていたのだ。 隣の爺であることにすぐ気がついたのは、寝る前に洗面所でそ

          2024年5月29日(水)

          2024年5月28日(火)

          昨日は夕方病棟に戻り、ナース室で持ち物点検をしていると、小窓からKさん(中島みゆきさんぽい人)が手を振ってお出迎えしてくれた。そしてなぜかKさんとお互い腰に手を回しながら喋りながら廊下を歩いた。 病室に戻るとシーツが交換されていて、普通の布団がなくなって毛布とタオルケットになっていた。 本当は普通の布団が良かったけど、タオルケットの肌触りも好きなのでタオルケットを下にして毛布を上にして寝た。いつもと布団が違うせいもあってか、昨日は消灯してから30分くらいは眠れなかった。 今朝

          2024年5月28日(火)

          2024年5月27日(月)

          昨夜は日比谷から家に帰ったとき、別居夫が子どもたちの寝る準備をしていたので、お土産に買っておいたTシャツを渡した。 別居夫は喜んでいたが、Tシャツのサイズにこだわりがあるので、私が買ってきたTシャツのメーカーだとXLだと大きいかもと言っていた。 せっかく買ってきたのにめんどくせぇ奴だなとちょっと思ったが、「でも洗濯してたら縮んだりするし」などと言っていた。 袋から出そうとしないので「いいから一回着てみれば?」といったらようやく袋から出して肩に当てていたが、確かにちょっと大きい

          2024年5月27日(月)

          2024年5月26日(日)

          今日はTHE MATSURI SESSIONという向井秀徳さん界隈のイベント(ライブ)が日比谷の野外音楽堂で行われるということで、そのために外泊許可をもらって午前中から病院を出てきた。 病衣から普段着に着替えて化粧をしてウロウロしていたら、師長さん(おじさん・優しい)に「あらー!違う人かと思った!街ですれ違ったら絶対に気づかないよ!」と驚かれた。 でも顔を洗っているときも同じ病棟のKさん(中島みゆきさんぽい人)に「あなた美人よねぇ〜」と褒められたので、すっぴんでも良かったとい

          2024年5月26日(日)

          2024年5月25日(土)

          先日も書いたかもしれないが、隣の部屋の婆のワガママひどい。 足腰がそこまで強くないけどオムツは嫌みたいで個室でポータブルトイレを使っているようなのだが、部屋の中はコロコロのついた椅子で移動しているようで、その移動音がうるさい。 たまにしかしないのであれば別にいいのだが、どうやら婆はじっとしていられないらしく、壁1枚挟んでいてもゴロゴロゴロゴロ常にうるさいのである。 その上、看護師さんを呼ぶときも、ナースコールがないので普通は自分で呼びに行くのだが、それも部屋の中から「看護師さ

          2024年5月25日(土)

          2024年5月24日(金)

          まだ確定したわけではないのであくまでも自分の心の中のスケジュールではあるが、入院生活も残すところあと1週間となってしまった。 仕事をして、家事をして、子供の世話をして…という1ヶ月前では当たり前だった生活に正常に戻れる気がしない。 来週主治医とケースワーカーさんと別居夫とでカンファレンスをするのだが、その時に正直に「普通の生活に戻るのが怖い」「まだ入院していたいけど仕事もあるし無理だし…」といったことを話してみようと思う。 午前中、朝起きてからしばらくの間、ぼーっとしながら「

          2024年5月24日(金)

          2024年5月23日(木)

          昨夜はまた漏らすんじゃないかと不安になり、「オムツ履いた方がいいですか?」などど看護師さんに確認したりしていたが、大丈夫でしょうと言われて、結果的に大丈夫だった。 昨日から夫に(読む本がなくなったので)追加で送ってもらった社会学の本を読んでいたのだが、ところどころ興味深い内容はあるものの、全てのページに目を通すのは無理だと思い、斜め読みすることにした。 とはいえ、書いている人たちが東大卒の人とかなので、斜め読みにすら時間がかかっている。 何かのレビューで評判が良かったのと、精

          2024年5月23日(木)

          2024年5月22日(水)

          昨夜も1時半頃に一度目が覚めて、5時頃に目が覚めたのだが、お尻に違和感を覚えてトイレに行ったら、思いっきり大便を漏らしていた。 非常に汚くリアルな話になるが、下痢便が時間が経って固まったような便がパンツにこびりついており、例えばとりあえず便を取るとか、そんなこともできない状態だった。 とりあえずパンツを脱ぎ、脱いだパンツを汚物入れの上に置き、看護師さんを呼んで事情を話した。 看護師さんが「シーツも汚れてる?電気つけようか?」と声をかけてくれて、電気をつけてもらったらシーツまで

          2024年5月22日(水)

          2024年5月21日(火)

          21時過ぎには就寝し、一度1時半くらいに起きて、すぐに寝て、再び4時ごろに起きてトイレに行って6時に起こされるまで寝る、というパターンが定着してきた。 中途覚醒してもすぐ眠れるので、眠つけないことに比べたら全然大丈夫なのだが、睡眠の質的にはどうなのだろうか。 下手に作用時間の長い薬を追加して眠いのが続いても良くない気がするので、良しとしておくべきだろうか。 今日は午前中お風呂の時間があり、自分の順番が来るまで自室で本を読んで待っていたのだが、そのときにいきなりトイレの方から女

          2024年5月21日(火)

          2024年5月20日(月)

          昨夜はおそらく下の部屋(おそらく保護室)と思われるところから、女性の強烈なうめき声が聞こえて、本を読んでいたが集中力が削がれまくりだった。 「ウウ…ウワァー!」「ウェェ…ウェェ…ウオォー!」みたいな、イメージ的には「貞子」みたいな人が壁を引っ掻きながら泣きわめいている感じだった。 「こんなんで寝る時大丈夫か…」と不安に思ったが、意外と寝る時は静かになっていて(もしくは聴こえてない)」大丈夫だった。 そして、時を同じくして就寝前に飲む薬を看護師さんが順に配っている時に、重鎮と思

          2024年5月20日(月)