dorayaki

馬が好き、予想は苦手。 予想は他の方々にお任せし、優しく、易しく、競馬に接することを心…

dorayaki

馬が好き、予想は苦手。 予想は他の方々にお任せし、優しく、易しく、競馬に接することを心がけています。

マガジン

  • やさしい競馬

    馬が好き、馬券が苦手な競馬観戦歴50年弱のおじさんです。 馬券予想は他の方にお願いして、優しく、易しく競馬に接していきます。

  • 四半期 振り返りや展望

    四半期単位振り返りや展望について、私見を述べます

  • 名馬紹介

    自分の基準(つまり好き嫌い)になりますが、名馬を紹介します。思い出を共有できる方、へ~っそんな馬がいたんだと思う方、色々おられると思います。お楽しみ下さい。

  • 推し馬 注目馬

    私の好きな現役馬や、注目している現役馬を紹介したいと思います。彼ら、彼女らのことを一緒に応援してもらえたら嬉しいです。

  • 競馬コラム

    競馬に触れ始めた方々の参考になればと思い、脈略なく書き記してみました。何かのお役に立てれば嬉しいです。

最近の記事

鳴尾記念 〜2年4ヶ月ぶりの復活勝利(涙)〜

◆ 感動の復活勝利 ~美しい復活劇~ ヨーホーレイク(6歳牡)がやりました!! 屈腱炎を患い、2年2ヶ月にも及んだ療養生活から今年3月に復帰してから3戦目、ヨーホーレイクが感涙ものの復活大勝利です。彼は療養生活が長かったので、昨日で僅か10戦目のレース歴です。それでも重賞2勝目、通算で4勝目です。昨日の勝利は2年4ヶ月ぶりになります。 こういう涙を誘う美しいドラマがあるから、競馬は楽しいです。 以前投稿した「推し馬 ヨーホーレイク」の記事を、少しばかり加筆修正し文末に貼付しま

    • マイル界と安田記念の見どころ 〜国内外の強豪が集う大熱戦〜

      ◆ マイル(芝) マイルはJRAのG1で最も多い施行距離で、全部で7レースあります。また、2歳から古馬まで全世代で行われ、且つ全世代で牝馬限定戦があります。そのマイル戦線の頂点に位置するのは、春の安田記念と秋のマイルチャンピオンシップです。 マイルはとても専門性が高く、独特の世界観を持つ距離だと思っています。それだけにライバルが何度も死闘が繰り広げ、観る者を惹きつける面白い世界だと思います。 なお、私見ですが、芝のチャンピオンディスタンスは2000mか2400mだと思っていま

      • 名馬紹介 ソングライン

        【名馬紹介 ソングライン】 2022~2023年、マイル界の絶対女王に君臨していたソングライン(2018年生 牝馬)を紹介します。 ◆ 2歳~3歳時 2歳時は2戦のみ、新馬戦2着、未勝利戦1着で終えました。年明けは1月の紅梅賞から始動、私が彼女を始めて見たのは、紅梅賞のパドックでした。 他の少女たちがワチャワチャしているのを横目に、彼女だけは良家の子女のように気品を感じさせる、落ち着いた雰囲気で周回していました。そして、レースでは直線で他馬を置いてきぼりにする鋭い末脚で圧勝

        • 推し馬 バビット 〜尾花栗毛の美しき逃亡者〜

          尾花栗毛が美しいバビット(2017年生 現7歳牡)のことを紹介します。 ◆ 大怪我まで 彼はコントレイル世代の一頭で、2020年夏最大の上り馬です。4月に未勝利戦を勝つと、そのまま4連勝。ラジオNIKKEI賞とセントライト記念の重賞2連勝を飾り、菊花賞に駒を進めました。当時、菊花賞でコントレイルの三冠を阻止する候補の筆頭格に挙げられたほどです。 菊花賞は距離が長すぎたのか10着に敗れるも、翌年からの活躍が期待されました。ところが、年明けのAJCC後に右前肢の怪我で長期の療養

        鳴尾記念 〜2年4ヶ月ぶりの復活勝利(涙)〜

        マガジン

        • やさしい競馬
          131本
        • 四半期 振り返りや展望
          14本
        • 名馬紹介
          11本
        • 推し馬 注目馬
          25本
        • 競馬コラム
          20本
        • 交流重賞
          30本

        記事

          コラム20 競馬界のカレンダー

          競馬界のカレンダーは、基本1〜12月の暦どおりの1年間です。なので、年末になると翌年のレース日程が発表され、年明けには前年のJRA賞の表彰がなされます。そして、数え歳制を用いる競馬界は、元日に全馬が1歳ずつ歳を重ねます。 しかし、競馬には、もう一つ「ダービーからダービーまで」という、大切な考え方があります。ダービーウィークの後から、つまり今週から以下の2つのことが変わります。 1.2歳馬がデビューする 2.古馬と3歳馬が一緒のレースに出走する 特に後者は重要です。古馬(4

          コラム20 競馬界のカレンダー

          今週の重賞(安田記念、鳴尾記念)

          今週末は府中と京都の2場開催です。重賞は、土曜日に宝塚記念の前哨戦の第77回鳴尾記念(芝2000m @京都 別定 G3)が、日曜日に府中5週連続G1の最後を締める第74回安田記念(芝1600m @府中 G1)が行われます。 ◆ 安田記念 春のマイル王を決める伝統のレースです。今年も4歳から8歳までの各世代の優駿が揃いました。優秀なマイラーが揃っている3歳馬のエントリーがないのが少し寂しいですが、それでも豪華なメンバーが揃いました。 その中でも、香港から2頭の強豪馬が来日する

          今週の重賞(安田記念、鳴尾記念)

          日本ダービーの戦評 〜ベテラン騎手の読みと技が光ったダービー〜

          ◆ 金曜日に全馬が作戦練り直し 今年の皐月賞は驚愕のレコードタイムで決着しましたが、それを演出したのは高速でレースを引っ張ったメイショウタバルです。 日本ダービーでも、彼が逃げることが想定されていましたが、金曜日に脚な怪我によって出走取消が発表されました。他に明確な逃げ馬がいないため、全馬が作戦の練り直しを迫られることになりました。 ◆ ベテラン騎手が自らレースをつくる 戦前、スローペースになる可能性が最も高いと想定されました。レース後のインタビューを聞くと、有力馬は出来る

          日本ダービーの戦評 〜ベテラン騎手の読みと技が光ったダービー〜

          目黒記念の結果 〜中長距離界のニュースター誕生〜

          ◆ レース結果 ダービーDAYの最後のレースとして行われる目黒記念は、シュトルーヴェ(5歳騸)が3月の日経賞に続く重賞2連勝を遂げました。これで2500mのG2を2連勝と、中長距離界にニュースターが誕生しました。 ◆ レース展開 前半はとてもゆっくりしたペースで進みました。モレイラ騎手はシュトルーヴェの末脚を信頼し、全く慌てた素振りはありません。スタート後はユッタリと内ラチ沿いの後方3番手のポジションを取り、そのまま進みます。 一方、2着のシュヴァリエローズ(6歳牡)は3番

          目黒記念の結果 〜中長距離界のニュースター誕生〜

          日本ダービーの結果 〜馬はちゃんと大事にすれば応えてくれる〜

          ◆ 波乱の結果 日本ダービーは波乱の決着でした。ダノンデサイルが横山典騎手の魂のイン突きで、大本命ジャスティンミラノに2馬身差を付けての完勝です。同期7,906頭の頂点に立ちました。 鞍上の横山典騎手はJRA最年長G1ジョッキーをダービーの舞台で達成しました。一方、安田調教師は最年少ダービートレーナーになりました。 ◆ 皐月賞の競走除外からの勝利 ダノンデサイルのレースを初めて観たのは、年初の京成杯です。とても魅力的な末脚一閃での勝利で、強く印象に残っています。(貼付の投稿

          日本ダービーの結果 〜馬はちゃんと大事にすれば応えてくれる〜

          葵ステークスの結果 〜真面目過ぎるクラス委員長が重賞初制覇〜

          ◆ レース結果 ピューロマジック(3歳牝)が、横山和騎手の好エスコートの下で、逃げ切り勝ちをおさめ、重賞初優勝を果たしました。彼女は昨年6月にダートでデビューし大敗。その後直ぐに芝に転向してからは安定した成績を残しており、昨日で8戦3勝・2着2回、特に年末からは4戦2勝・2着2回と好走を続けています。 ◆ レース展開 17番枠のピューロマジックが抜群の好スタートで、すぐに後続を突き放しつつ内ラチ沿いに切り込みます。2番手にはペアポルックス、3番手にはナナオが付けます。結局、

          葵ステークスの結果 〜真面目過ぎるクラス委員長が重賞初制覇〜

          日本ダービーの見どころ 〜最も運が良い馬は誰〜

          ◆ 今年のダービーの見どころ ダービーも先週のオークス同様、皐月賞馬ジャスティンミラノの一強ムードです。オークスでは一強と言われたステレンボッシュは2着でしたが、ジャスティンミラノが二冠を達成できるかが最大の見どころです。 また、ジャスティンミラノが勝つと、史上初めて親子三代の日本ダービー制覇となります。なお、他にもサンライズアース、サンライズジパング、シックスペンス、シュガークン、ジューンテイク、ショウナンラプンタ、ミスタージーティーは、親子三代制覇の権利保持馬です。 ◆

          日本ダービーの見どころ 〜最も運が良い馬は誰〜

          名馬紹介 コントレイル

          【名馬紹介 コントレイル】 あらゆる活動が停止され、遂には東京オリンピックが延期となった2020年。無観客で開催された競馬は唯一の娯楽としてお茶の間のファンに楽しみを与えてくれました。2020年の最大の話題はコントレイルとデアリングタクトの無敗の三冠馬の2頭です。 今日は史上8頭目の三冠馬で、シンボリルドルフとコントレイルの父親であるディープインパクトに次いで、史上3頭目の無敗で三冠を制したコントレイルを紹介します。 ◆ 2歳時 英語で「飛行機雲」という名前を冠したコントレ

          名馬紹介 コントレイル

          コラム19 距離

          【コラム19 距離】 レースには様々な距離があります。競馬を楽しむためにも、馬券を予想するためにも、距離はとても重要なポイントです。 ◆ 距離別レース数 そこで古馬が出走できる、2024年の芝の重賞を距離別に集計してみました。括弧()内はG1レースの数です。 1000m = 1、1200m = 10(2)、 1400m = 5、1600m = 12(3) 1800m = 9、2000m = 14(2)、 2200m = 6(2)、2400m = 3(1) 2500m = 4

          コラム19 距離

          重賞の紹介(ダービー、葵S、目黒記念)

          先週で春の新潟開催が終わり、今週は府中と京都のニ場開催です。そしてダービーウィークです。日曜日に第91回日本ダービー(芝2400m @府中 3歳限定)が行われます。なおダービーは通称で、正式名称は「東京優駿」です。 そのほか土曜日には第7回葵ステークス(芝1200m @京都 G3 3歳限定)、日曜日には第138回目黒記念(芝2500m @府中 G2 4歳上ハンデ)が行われます。最も新しいグレードレースと伝統と格式のあるレースの組合せです。 ・目黒記念 以前は年2回開催のレー

          重賞の紹介(ダービー、葵S、目黒記念)

          オークスの戦評 ~チェルヴィニアの完璧な作戦の立案と遂行~

          レース結果を見ると、チェルヴィニア(ルメール騎手)とステレンボッシュ(戸崎騎手)の一騎討ちでしたが、レース展開も2頭が激しく駆け引きを演じていました。文末に貼付したジョッキーカメラもご参照ください。 ◆ チェルヴィニアとステレンボッシュの駆け引き チェルヴィニアがゲートを出て少し走ると、内側にステレンボッシュが見えます。すると、ルメール騎手はす~っと彼女の外側にポジションを取り、ライバルが外に展開できないように蓋をします。そのため、ステレンボッシュは常にストレスをかけ続けら

          オークスの戦評 ~チェルヴィニアの完璧な作戦の立案と遂行~

          オークスの結果 ~母娘二代かけての樫の女王就任~

          人気馬が上位を占める順当な結果でした。樫の女王に就いたのは2番人気のチェルヴィニア、桜花賞馬で1番人気に推されたステレンボッシュは悔しい2着でした。3番人気のライトバックは桜花賞と同じく3着でした。そのほかの桜花賞上位組をみると、クイーンズウォークは4着、スウィープフィートは6着でした。 ◆ 1着 チェルヴィニア 彼女は昨秋のアルテミスSを勝った時には、世代最強馬との呼び声もありました。しかし、脚部不安で阪神JFを回避、桜花賞に直接挑むも13着と大敗しました。そこからの巻き

          オークスの結果 ~母娘二代かけての樫の女王就任~