ドクターカー尾﨑道郎・Protect NOTO

初めまして、尾﨑道郎です。内科・麻酔科を専門とする医師です。2011年の「311」をき…

ドクターカー尾﨑道郎・Protect NOTO

初めまして、尾﨑道郎です。内科・麻酔科を専門とする医師です。2011年の「311」をきっかけに、自費でドクターカーをつくりました。ほとんどの医療行為ができる「移動病院」です。2月より能登の医療を支えるため活動はじめました。サポートよろしくお願いいたします!

最近の記事

第4回 5月15、16、17日 医療活動報告 「復興と復旧」

月に1回のペースで、能登・七尾方面への医療支援に伺っています。 15日夜から移動開始、翌朝に金沢市内へ到着。 16日の午前中は、ご協力いただきました会社の一つ、「クラスコ」さんを訪問させていただきました。 ご対応いただいた方は、ご実家が珠洲市で、ご本人は初詣へ行っているときに震災に遭われたとのことでした。ご家族の皆様は全員無事でしたが、ご実家が全壊され、避難所で数日生活されていたそうです。 震災直後から約1ヶ月間の珠洲(地元に残る人と、地元から出る人) 輪島市の被災状況

    • 第3回 4月18、19、20日の医療支援で感じたこと(人と情報に寄り添う)

      今回の能登・七尾地区の医療支援では、リアルタイムの情報をうまく拾えなかったため、あえて予定を立てず輪島市へドクターカーで行けるとこまで行ってみようとトライしました。 金沢市内のビジネスホテルを拠点として活動しましたので、輪島市へ「のと里山海道」という無料高速道路を利用しました。 facebookには動画を載せましたが、舗装されていても、下り方面への1車線のみが開通していて、崖崩れや山崩れで片側車線が「消滅もしくは埋もれて」いるため、通過することを最優先とした工事であること

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        3月の能登・七尾 医療ボランティア活動「3月28日、3月29日」

        • ドクターカーの「今」と「これから」

          3月2日~4日の三日間、公式サイトなどで使用する写真や映像を撮影に富士山麓を訪れました。 ドクターカーは行く先々で目立っていて、当然、人目を引きます。でも、デザインがデザインなので、不思議な感覚や安心感を与えるようです。子どもたちがこちらに手を振っている光景も目にしました。 これは能登でもよくあるのです。 2日目の夜など、夜ご飯をいただきに入ったお店で、お会計の時に女将さんらしき人が 「あのドクターカーって、あなたのですか?」 と、問いかけてくれました。 なんだか当たり

        第4回 5月15、16、17日 医療活動報告 「復興と復旧」

          【能登へ医療を届ける】ドクターカー、はじめの一歩(2月10日~12日)

          いよいよ始動!まずは現地に辿り着けるように 震災をきっかけに、能登からお医者さんがいなくなっている、この状況をわずかなりとも改善できるのは明らかでした。 幸い、動き出そうと決意したとたん、七尾のお医者さんとつながることができました。 所属するコミュニティのみなさんから多くのお力添えをいただくこともでき、いよいよ出発。 まずは、とにかく現地に無事辿り着くことが目標でした。 思いも寄らぬアクシデント!しかしそれは守られているという実感に変わった2月10日深夜、七尾近くの有料道路

          【能登へ医療を届ける】ドクターカー、はじめの一歩(2月10日~12日)

          ドクターカーと能登での医療支援活動について

          このnote記事は医師である私、尾﨑道郎の能登における医療支援活動を伝えるものです。独自に考案した「ドクターカー」には、医療行為に必要なものが搭載されており、いわば「移動病院」の役割を果たすことが出来ます。2024年1月1日の大震災及び大津波以来、能登では医療従事者が流出しており残された被災者の方々は極めて困難な状況にあります。 ●ドクターカーによる活動は完全なボランティアで現在は私費を中心に ジェクト(株)をはじめとする神奈川および金沢の不動産会社が3社、さらに、石川真理

          ドクターカーと能登での医療支援活動について