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#編集の仕事

「この仕事がおもしろい!」と感じたエピソードや、他の職種の人にも教えたい、仕事の魅力や面白さを教えてください。

急上昇の記事一覧

「レコード芸術」への思い~元編集者の立場から

音楽之友社を辞めて24年間、フリーランスとして生きてきた。 クラシック音楽業界を足場としながらも、いろいろな出版社や新聞社、そして放送局とも仕事できるようになったのは幸いだった。美術や演劇や舞踊など、隣接するいろんな分野ともかかわりを持てるようになった。 音楽之友社に在職したのは13年間。私にとっては懐かしい、卒業した学校のような場所といえるかもしれない。 6年くらい前からは再びご縁があり、アドバイザー的な感じで毎月会議に参加させていただいている。外部からのさまざまな意見を率

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自分の文章に自信がなくて吐きそう

「取材し直してこい」。 必死に書いた取材原稿。 上司からそう言われて突き返された。 突き返された原稿は真っ赤だった。修正の赤文字が多すぎて、「赤いペンキを1缶ぶちまけました」みたいになってた。 私が書いた元の原稿なんて、もう原型をとどめていなかった。 新卒で、必死に就活して入った編集部。 日本を代表する大手Web媒体の編集部に配属されて、すごくうれしかった。でも、そこで待ってたのは華やかな編集者人生なんかじゃなく。 すさまじく泥くさい、執筆の毎日だった。 と。入社

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編集者が身近にいると、あなたのビジネスが加速する理由

私がnoteを書くときに、1つの大きなテーマとして扱っている「編集」。 そういえば、そもそも「編集」ってどういう意味だっけ?と思って調べてみたら、次のように書いてありました。 これを読んで、私は「えっ……! 思っていたよりも狭い定義だな」とビックリしました。 そして次の瞬間、「ああ、だからか!」と思い出したことがあります。 先日、ある方とお話ししていたときに、 と言われたんですよね。 私はそれを聞いて、「ええ? そうなの!?」と思いました。 最近、企業の顧問編

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本の装丁にやたら箔を押したがる編集者が「箔押し印刷」への愛を語る話

あえて言いましょう。 箔押しは、正義!! まあ、まずは見てくださいよ、この新刊 クリームソーダや猫の目が緑に光って、めちゃくちゃかわいくないですか? この本は、発売になったばかりの文庫『夕闇通り商店街 純喫茶またたび』(栗栖ひよ子さん)。 箔押しが使われることで、装丁のデザイン性の高さとおしゃれさが際立っています。この「夕闇通り商店街」シリーズは、文庫にもかかわらずカバーに箔押しを使っていて、既刊を並べると怪しく美しくきらめいて、めちゃくちゃ素敵なのです。 ていうか、

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三浦しをん著『舟を編む』 ことばの大海原の航海で、明かりを見つけるための舟

すでに映画、アニメ、ドラマになっている小説『舟を編む』、面白くてあっという間に読み終わってしまった。 ものがたりは、玄武書房が新たに刊行する辞書『大渡海』を担当する、辞書編集部の個性的な面々が繰り広げる、紆余曲折ものづくりと、それぞれの人生のおはなし。辞書はことばの海を渡るための舟、という意で『大渡海』と刊行前から辞書名は決まっている。編集者はその舟を編む者ということで、この小説のタイトルは『舟を編む』なのだった。 読者である私は昭和の人間なので、辞書や辞典、図鑑といった

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💁📚28【ケアの語り方】を語ってみる

※ヘッダー画像は2024/5/10(金) #朝日新聞 #オピニオン&フォーラムより #上田幸一 撮影の #白石正明 ※文中敬称略•順不同 ケアの語り方 いい話を越えた強烈な思想の存在「面白い本」で世に 徹底的な現状肯定 広々とした議論で感受性を耕す試み語り手:白石正明(1958年生まれ、フリー編集者、2019年毎日文化出版賞受賞) 2024/5/10 朝日新聞オピニオン&フォーラム インタビュー(聞き手:藤生京子) はじめにこれね、書籍ではなくて新聞記事。 しかも

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文章が上手な人は、美しいものを美しいと表現しない

文章力をアップさせるために何をしたらいいかというテーマで、下記の記事を書きました。 結論として、アウトプットとしては「とにかく書いてフィードバックを受けろ」ということを挙げたのですが、「いやいや、それはわかるけどもう少しテクニックを教えてくれよ」という声が聞こえてきました(実際にコメントもらったり、知人から言われたりしたわけでもないので、幻聴の可能性もあります)。 実際にテクニックとしてはいろいろありまして、そういう声があるなら(幻聴の可能性もあります)、少しずつ紹介して

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書くだけじゃなく、チームで誰かの力に。現役取材ライターが目指す「書く+α」の世界

パソコンひとつではじめられるライターの仕事ですが、続けることは決して簡単ではありません。ライターのなかには、「書く」先のキャリアに悩む方も、多いのではないでしょうか? 『Marble(マーブル)』は、インタビュー・編集・広報などの「書く+α」を学ぶキャリアスクールです。 現在スクール3期生である徳山チカさんは、2023年7月に活動をスタートしたフリーランスライター。取材ライティング経験者である彼女にとっても、「Marbleの学びはとても実践的」だと言います。 今回はチカ

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恋愛小説は「感情移入」が肝という話

女性向けライトノベル、ティーンズラブ、ボーイズラブ。 どれも女性読者が主人公に「感情移入」して読む小説です。 だから、共感性の高い主人公、感情移入できるヒロインが大切です。 そんなのわかってるよ! ……と、思うかもしれません。 ライトノベルや恋愛小説を書く上では 基本の「キ」ですから。 だからみなさん、共感性の高い、魅力ある主人公を 作ろうと、そして動かそうと頑張っていると思います。 が、深い意味で理解している、という人は 実は少ないかもしれません。 それを感じるの

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【1000の日々】879/1000

今日からカウントダウン870番台。8と7の違いはけっこう大きく感じる。静かな日。もちろん嵐の前の静けさ、というより台風の目に入っているだけのことなのだが。 展覧会のカタログづくりという高地フルマラソンも、残すところあと2週間ちょうどで終わる。はずなのだが、本当にそこをゴールにし続けるなら、明日からの2週間は相当な修羅場になるはずで、でもそのへんどうなるのかが今まだ全く見えず、ただ静か。お手伝いの身としては、こういうのはいちばんこわいやつです。 火事場の馬鹿力、というものは

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「何かを創りたい」中高生必見!プロから学ぶ創作のための思考法【講談社×ライフイズテック「創作の不思議」開催レポート】 <6月開催参加受付中!>

「なにかを創りたい」という衝動はあっても、うまくストーリー展開が思いつかない、オリジナリティを見出すことができないー。日々ものづくりや創作、開発に励む中高生からは、こんな悩みをよく聞きます。 今回レポートするのは、「ブルーロック」や「進撃の巨人」を生み出した講談社とライフイズテックがコラボレーションした新たなイベント「創作の不思議」です。 「漫画制作」を通して、魅力的なキャラクター作りの秘訣や、心を動かすストーリー展開のロジックを学ぶ2日間。 とはいえ、このイベントでは「

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イマジカインフォスに入って、圧倒的に仕事がおもしろくなったワケ|『S Cawaii!』副編集長

IMAGICA GROUPのグループ会社で、TVアニメ『薬屋のひとりごと』の原作小説の出版社としても注目されるイマジカインフォス。 ファッション・美容雑誌『S Cawaii!』も同社が刊行しています。 制作チームはわずか3人ながら、雑誌に加え、ムックや書籍も精力的に展開。今回は『S Cawaii!』副編集長の森 健さんに日々の仕事のこと、イマジカインフォスに入社してからの変化を伺いました。 雑誌編集を軸に幅広い業務を担当――森さんが副編集長を務める『S Cawaii!』は

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商人魂(繁盛事例):商売を学ぶには、「振り売り」から始めよ!

大学を卒業しても就職せず、 起業して社会に出る若者が増えています。 中には、在学中に起業する人も。 怖いもの知らずなのか、と思う反面、 そのバイタリティに感心することも多々あります。 そのアイデアと行動力は、大先輩から見ても、 嫉妬心を持ってしまうほどです。 しかし、その若者たちのすべてが 成功するわけではありません。 結局は大口を叩いていただけか、 という人も少なくはありません。 商売は、市場の原理を学んでおかなければ、 成立しないものです。 学問として学ばな

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『石ノ森章太郎萬画大全集』全500巻!驚異の企画と制作の舞台裏

2006年から2008年にかけて、角川書店(現・KADOKAWA)から出版された、『石ノ森章太郎萬画大全集』。 “マンガの王様”とも称された漫画家・石ノ森章太郎の作品を網羅的にまとめたもので、日本の漫画史、文化史を語る上でも重要な位置付けにある全集です。 同大全集に収録された作品数はなんと770 作品。総ページ数は12万8000ページ、全500巻にのぼります。圧巻のボリュームは世界でも例を見ないもので「ひとりの著者が描いたコミックの出版作品数が世界で最も多い」としてギネス

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編集者という仕事で得たスタンス

編集者という仕事は、私自身の物事に対するスタンス、人との向き合い方に影響を与えているように思います。 この仕事をしているうちに、生き方にも「編集者っぽさ」が宿ってきたといいますか。 では、その「編集者っぽさ」って何なのか? 雑誌編集者と書籍編集者でスタンスが変わってきますので(両方経験したからわかる)、あくまで書籍編集者としてのスタンスに基づいてお伝えしていきますね。 編集者を一言で表現すると?「編集者ってどんな人?」の答えを一言で表現すると、 だと私は思っています

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【マーケ基礎】戦略的発想で、困難を打破せよ!

小さな事業所は、 『戦略』というモノの考え方をしていません。 社長のワンマンである場合が多く、 直感的、場当たり的な経営を続け、 『戦略』などという言葉を バカにしていることさえあります。 経験上の“勘”で経営しているので、 旨くいっている時は、 自分には才能があると鼻高々ですが、 旨くいかなくなると、 どう対処していいのかがわからなくなり、 やがて倒産となります。 戦略的発想を持っていれば、 旨くいかせるための方法を 考えることができるだけではなく、 旨くいかなくなっ

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文章力をアップさせるためのインプットとアウトプットの方法

普段から文章を書く仕事ではない人から、「自分は絶対にいい文章を書けない」「文章を書く仕事は無理」と言われることがあります。が、こう言われたら僕は必ず「文章力は才能ではなく努力なので、誰でもいい文章を書くことはできる」と伝えるようにしています。 もちろん、小説家として食べていくには才能が必要だと思いますが、そうではない大部分の人にとっていい文章を書くには才能は必要ありません。正しく努力することで文章力はアップします。 文章力をアップさせるには、いろいろな方法があります。しか

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社員インタビューを「成功させる」ポイント

こんにちは!エディマートの堀田です。 前回、社員インタビューの「質問案のつくり方」をテーマにノウハウをお伝えさせていただきました。今回は、「インタビューのコツ」にフォーカスして解説したいと思います。 インタビューは記事の品質を大きく左右する時間。ポイントを押さえながら事前準備を入念に、実りある場を演出できると良いですね。 1.インタビュー前には「どの程度」準備すれば良いのか「インタビュー前の準備はどれくらいしたら良いですか?」 社内の新人さんからよく聞かれる質問です。

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おつかれユー #18 甘めの連勤術師

ユーは今日で、11連勤になりましたね。 腰痛で休んだ日以来、なんだかんだで出勤してます。 今週末まで数えてみると、16連勤はかつ実そうです。 仕事がたくさんあるものだから、それは仕方がありません。 ですが、ユーはお年頃です。 あんまりいっぱい働くと、キューッとダウンしてしまいます。 だから、ほどほどを心がけます。 昨日はお昼までのお仕事でした。 今日はお昼からのお仕事です。 ぼそぼそとアマレンをして、GWまで辿りつきたいですね。 無理はしないで、おつかれ、

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やりたいことがあるなら「自分ならできる」と思って行動することが大切

Xでポストしたことについて、noteでもまとめておこうと思います。何かやりたいと思ったら、「できる」と思って行動することが大切という話。 子どもの頃、特に幼稚園から小学生くらいの頃は、現実的に夢を職業として考えることができないので、「将来の夢は?」と聞かれると、とにかく好きなことを答えるものです。僕の場合、南海電鉄の運転士→プロ野球選手→将棋の棋士と変遷していきました。 この将来の夢は、その時々で好きだったものを挙げただけでもあるのですが、心のどこかで「自分にはなれっこな

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