夜森蓬

分野を問わず、何でもやりたい、書きたい、と思っています。ほぼ思いつきになると思いますが…

夜森蓬

分野を問わず、何でもやりたい、書きたい、と思っています。ほぼ思いつきになると思いますが! 中心はエッセイや空想小説、趣味、好きなものなどをざっくばらんに綴ろうと思っています。お付き合いお願いいたします!

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    甘野充プロデュースの共同運営マガジン「エンターテイナー・ストリート」です。  共同運営マガジンは、みんなで作るマガジンです。  小説、詩、エッセイ、絵、音楽、動画など、想像力と創造力あふれるアートやエンターテイメント作品をnoteで公開している人たちが集まって、作品を披露する場となります。  参加すると、自分の記事を共同運営マガジンに追加することができるようになります。  たくさんの人に自分の作品を読んでもらえるチャンスです。  参加費は無料です。  参加希望の方はトップ記事へコメントお願いします。 ルールは以下です。 ・投稿は自分の記事だけにしてください。 ・投稿は当日投稿の記事のみにしてください。  (過去記事は投稿しないでください) ・タイトル、タイトル画像、説明文は変更しないでください。 ※ 創作と関係のない記事は削除しますのでご了承のほどお願いします。 甘野充

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    このマガジンは「楽しく、続ける」を趣旨として発信してます。 まだnoteに慣れてない人は知り合いづくりと記事の共有を兼ねてぜひご参加してみてはいかがでしょう マガジン投稿ルール 記事の投稿は、無制限です 記事の投稿は、自由にしてください! タイトル等は、変更しないでください!

  • 詩・掌編小説他

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    自作の小説をまとめています。連載中です。 美少女アイドルとして奮闘する男子中学生の葛藤の日々を描いています。不定期ですが、月2話ほどのペースで投稿しています。

  • 1番目アタール、アタール・プリジオス

    自作の小説をまとめています。連載中です。 天才占星天文学者を名乗る不思議な『水晶玉』アタール・プリジオスとその弟子たちを巡る物語です。 月3〜4話くらいを目安に書いていきます。

最近の記事

クロンドル 〜人面鳥〜 (詩のようなもの)

歴史は、ためらいもなく… 昨日までの砂の城を粉々に打ち壊す。 明日からの光の束を深海にしずめる。 クロンドル を呼んでくる。 誰も知らない、 「クロンドル は、絶望の町に住んでいた」 汚れた翼をバタバタさせ、 埃みたいな羽毛を飛ばし、 生臭いゴミにまみれて。 カラスよりも大きくて、禿鷲よりは少し小さい。 灰色の人面鳥。 クロンドル の “顔” を見てはならない。 あなたは、きっと絶望する。 クロンドル の “顔” は、 見られた人の “顔” になる

    • 箱根旅行③ 箱根強羅公園ローズガーデン

      よもよもの箱根旅行、今回は「箱根旅行③ 箱根強羅公園ローズガーデン」編です。 前回と前々回をお見逃しの方は、こちらを是非チラリとでもご覧ください! ↓↓↓ 2日目は、強羅公園で見頃だったバラたちの姿をご鑑賞くださいませ🙂‍↕️ 以下、個々に撮影したバラです。 名前とかは、殆ど覚えてないのですが…(^^;) (覚えてるのだけ書きました。少な過ぎ!) 皆それぞれ美しく咲いておりました〜!! 薔薇も人もとりどりに咲け夢ひらけ正解はないそれぞれの華 お粗末です😌 次回

      • 僕は君になりたい。 第26話「14歳のハート 不機嫌な僕の最近の悩みって…」

         #26 撮影時に、僕がスマイルを要求されたのは、最後の1枚だけだった。 コンセプトの中に「ゴシック」の重々しい感じと気高さ、精巧な装飾人形、無表情、などという要素が含まれていたからのようだ。 みんな陶磁器のような白い化粧をした。少し色黒の美咲は首まで白く塗られていた。 なのに、僕だけはいつもと殆ど変わらない薄化粧に薄い頬紅まで差された。 そんなに僕の顔は蒼白としていたのか? 先日の嘔吐から、もう2日経ち、体調は悪くなかったのだが。 「琉唯はすっぴんでもいけるくらい色

        • 1番目アタール、アタール・プリジオス イラスト&解説

          6月になりましたねー。 雨の時季ですが、noteを創作したり、インドアを充実させて乗り切りましょう☺️ 今年2月より連載中の『1番目アタール、アタール・プリジオス』ですが、「連載もう1本」という以外に、特に何の説明もなく始めました。 今回少しだけ紹介をさせていただきます。 まず、ヘッダーに使っておりますイラストの全体図の掲載とちょったした解説をいたします。 まずは、イラストです。 ほぼ全て素材を組み合わせて作ったイラストですが、話の内容よりシンボル的な素材を選んで作

        クロンドル 〜人面鳥〜 (詩のようなもの)

        • 箱根旅行③ 箱根強羅公園ローズガーデン

        • 僕は君になりたい。 第26話「14歳のハート 不機嫌な僕の最近の悩みって…」

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        記事

          箱根旅行② 箱根美術館

          よもよもの「箱根旅行② 箱根美術館」編です。 初日は『富士屋ホテル』とその近辺をうろうろした後、他には立ち寄らず宿泊ホテルの温泉でゆっくりとくつろぎました。 2日目は、ちもとで「湯もち」を買い、箱根湯本駅から、箱根登山電車で終点の強羅駅へ。 ケーブルカーに乗り換え、「公園上駅」で下車すると、すぐ『箱根美術館』が見えます。 土器・埴輪・水瓶・壺・皿など焼きものの展示がメインで、撮影も自由です。 特に、古代から桃山時代あたりの器類に興味のある方にお勧めです。 また、こ

          箱根旅行② 箱根美術館

          1番目アタール、アタール・プリジオス(15)出発

           * 背を向けたアリエルを見るなり、パルムは一瞬の躊躇もなく走り出し、その背中に抱きついた。 「アーリェ!!」 そのとき、パタッ、という音がした。 パルムのズボンのポケットから何か黒っぽいものが飛び出して床に落ちた。 “本”のようだった。 それを拾ったのは、中扉で繋がった隣室からちょうど入ってきた僧侶ガロこと凛々しい剣士姿の聖剣士ロエーヌ・オットーだった。 「どうしたのですか?………あら?」 蒼い瞳を瞬かせて、彼女は拾った“本”と中に挟まっていた 栞 を師匠ア

          1番目アタール、アタール・プリジオス(15)出発

          箱根旅行① 富士屋ホテル

          よもよもの気分転換。 つい先日休みを取りまして、久しぶりに1泊2日で箱根を旅してきました。 1日目は、箱根登山電車「宮ノ下駅」より徒歩5分ほどのあの有名クラシックホテル『富士屋ホテル』に立ち寄ってきました。 歴史のあるホテルにて、高級なビーフカレーを堪能するという貴重な経験。 一瞬だけ、“カレーなる一族”になれました(笑) 和洋折衷の調和が見事です。 まあ、私は宿泊してはいませんが…😅 素晴らしいホテルですよ〜☺️👍 五月晴れ箱根路飾る伝統の富士屋ホテルに映え

          箱根旅行① 富士屋ホテル

          金糸雀(カナリア) 〜色彩の詩(うた)〜

          金糸雀。 金糸雀。 だれかを真似て話さなくて、いい。 話したければ、君の言葉で。 金糸雀。 金糸雀。 だれかを真似て笑わなくて、いい。 笑いたければ、君の歓喜で。 金糸雀。 金糸雀。 だれかを真似て泣かなくて、いい。 泣きたければ、君の悲嘆で。 金糸雀。 金糸雀。 君は、僕を真似ているんだろう? いつも誰かの真似をして、 自分の言葉なんか持たない、僕を。 いつもだれかの真似をして、 笑っている、僕を。 いつもだれかの真似をして、 泣いて

          金糸雀(カナリア) 〜色彩の詩(うた)〜

          1番目アタール、アタール・プリジオス(14)帰還

           * なんだ? いったい、なんだ? この…どうしようもない、烈しい「心の動き」は…。 なんだ? “時の繭”の中で、彼は両膝と両手を柔らかなその底に着き、四つん這いになったまま動けなかった。 自分の両腕が、ガクガクと震えているのが分かる。 全身が震えているのだろう。 「アリエルさん? 大丈夫ですか?」 心配した僧侶が、自らの“時の繭”を移動させ、彼の“時の繭”に接して叫ぶ。 「……ああ、ガロさん。大丈夫、だよ…たぶん、ね」 自分の父親も、また思いがけず『贄

          1番目アタール、アタール・プリジオス(14)帰還

          僕は君になりたい。 第25話「14歳のハート ゴスロリでも可愛い僕って…」

           #25 トイレの鏡を覗くと、おしろいを塗りたくったわけでもないのに、僕の顔は真っ白で唇は真紫色になっていた。頭はフラフラし、身体は力を失ってペラペラな紙人形みたいに倒れそうに揺らぐ。 蛇口を捻って、口の中をゆすいだ。 まだ少し気分が悪い。 「……くそっ。何なんだよ、オレ」 冷たい水で顔を洗った。水飛沫が胸を濡らした。 胸くそ悪い。 とんだ、恥をさらしてしまった。 鏡の中の自分を、殴りつけてやりたい…。 「流伊!!」 入ってきたのは、美咲だった。 「ここ

          僕は君になりたい。 第25話「14歳のハート ゴスロリでも可愛い僕って…」

          五十音短歌「え」

          絵の鳥に一目惚れした籠の鳥鳴けども独り想うも独り 笑み浮かべ雲を蹴散らす晩春の風の強さに負けず羽ばたけ 枝えだの青葉の騒ぐ声を聴き夏夢描く翼休めて 今回は、「鳥」を意識して 詠ませていただきました。 次回は「お」です。 ちょっとした空き時間にでもご覧いただければ 幸いです。

          五十音短歌「え」

          闇夜の赤き鳥 (詩のようなもの)

          火焔が如く、 闇夜に 浮かび上がった、 赤き鳥。 どこを見ているのか? 何を待っているのか? 首を傾げて、 私を見ているようで、 私を待っているようで、 少しだけ、 愛おしくなる。 けれども、 彼が見ているのは、あなた。 彼が待っているのは、あなた。 あなた。

          闇夜の赤き鳥 (詩のようなもの)

          1番目アタール、アタール・プリジオス(13)嵐の日

           * 求婚したばかりの女の前で…。 エクトラスは俯いたまま、しばらく下唇をぐっと噛み締めていた。 外界では灰色の空から雨が降り始め、神殿の窓を叩いた。風も強まる。 「…逃亡者。いったいどうして? 船が難破したからではなかったのですか?」 「確かに難破した。それは事故だ…僕はね、海中に投げ出された。僕と数名の船員は泳ぎの心得があったが、ほかの乗員たちは溺れて死んだ。 海の藻屑だ。僕は大波に何度も呑み込まれそうになりながら、ようやっと割れた甲板の大きな木片まで辿り着き、

          1番目アタール、アタール・プリジオス(13)嵐の日

          1番目アタール、アタール・プリジオス(12)バイモの花

           * 「……俺の、両親…?」 彼は膜に顔を押し付けて、目を見開いて見る。 「ああ、そうだ…お前の父親、エクトラス・ブラグシャッド・アペルと、お前の母親ミューフィ・ルーサ・オルト・ホロヴィルだ」 アタール・プリジオスによると、自分たちは時空を超えて16年前の過去に飛んできたのだという。 3人はそれぞれ蛙の卵のような透明な“時の繭”に覆われ、その時代の者たちには、こちらの存在は無で、姿は見えず、声も届かない。 反対に、こちらからは見ることも聞くこともできるが、干渉は一切で

          1番目アタール、アタール・プリジオス(12)バイモの花

          緋色 〜色彩の詩(うた)〜

          彼岸花の咲く丘のように、 緋色 に染まった君の胸元、 心の中まで、 君をおびやかすのならば、 僕が、 その 緋色 を吸い尽くしてあげる。 (だから、君よ) (その鋭い牙を) (僕の首筋に立てろ) そして、 お互いの「優しさ」をグラスに注ぎ、 飲み干そう、酔おう。 葡萄酒のように、 味わおう。 だるく、ゆるやかに、 深く… 深く… 限りなく、 深く。

          緋色 〜色彩の詩(うた)〜

          僕は君になりたい。 第24話「聖夜の夢 聖夜の僕は主役になれた?」

           #24 メンバーたちから、プレゼントをもらった。 『のどケアセット』だという。 吸入器とハチミツとのど飴だ。カンパして買ったらしい。 それと、個々からもそれぞれもらった。 美咲は、紺の手袋とペンケースだった。なぜその組み合わせになったのかは分からないが、ペンケースは汚れてきていて、そろそろ買い替えようと思っていたのでちょうど良かった。デニム地の丈夫そうなものだ。 あかりは、陶芸教室で作ったというマグカップをくれた。シンプルな白無地の作品だと思っていたが、よく見ると薄

          僕は君になりたい。 第24話「聖夜の夢 聖夜の僕は主役になれた?」