汪海妹

2020年より魔法のIランドと小説家になろうに小説とエッセイを投稿しています。子供の頃…

汪海妹

2020年より魔法のIランドと小説家になろうに小説とエッセイを投稿しています。子供の頃から体質的に人間心理に非常に敏感で人生の前半を苦労して生き、その体験をもとに作品を綴っています。私より若い私と似た誰かへ届くことを願ってます!^^

マガジン

  • 小説・詩

    魔法のIランド、小説家になろうには既に書いた小説がありますが、こちらには私小説風の短編や詩を不定期であげられたらと思っています。

  • 私なりに書き方の進め

    文章の書き方について書かれている人は多いので、あくまで私なりの一風変わった書き方のススメです。

  • 人間関係その他

    人の悩みのほとんどは人間関係に発端する。起こりやすいシチュエーションごとに私という人間を軸にしてどう解釈して乗り切るかの記録です。詩的或いは小説風な書き方を目指してます。

  • 結婚育児家族について

    育児や家族の笑い話や嫁姑戦争からの育児にもしかしたら役立つかもしれない話

  • 仕事の話

    部下と上司のどうしてこうなっちゃうんだろう劇場。蒟蒻人間である自分が語る、その時、蒟蒻女は見た!シリーズ。……一風変わった仕事での人間関係論です。

最近の記事

私なりに書き方の進め⑩:裏をかく

2020年に長編の番外編として書いた短編の面接を投稿しました。自分でもずいぶん長いこと読み返していなかったけど、久々に読んで、しみじみと 場面の切り替わりが乱暴すぎるなぁ と思っておりました。 ま、それは置いといて、たまには小説の書き方テクニック的なものを読もうと思ってネット検索して読んだ記事がある。すみません、過去の話なのでURLとかはっつけられないんですが、そこで書いていたのはこういうことです。 読者の予想をいい意味で裏切る文章や話を書きなさい。つまりは、当たり前

    • 短編小説:面接

      この作品は、私の書いた長編 いつも空を見ている②③ に出てくる登場人物たちのその後を書いた番外編になります。    樹 「お前からもなんかあったら聞いていいぞ。上条」 部長にふられた。 「彼氏いますか?」 目の前に座ってる女の子はじっと僕を見て黙っている。もしかしてこの単語知らないのかなと思い言い換えた。 「你有没有男朋友?」 そのとたん 「った〜。なにするんすか、部長」 「すみません。今の質問はなかったことに。ほんとすみません」 *** 「あんなに叩

      • 読書感想文:白河夜船 吉本ばなな

        学生時代、私も姉も友達も吉本ばななさんが好きで、新刊が出るたびに買っては読んでいました。その中で、忘れられない印象を残した作品です。 ここからネタバレします。 白河夜船は、親友の女の子を自殺で失った主人公の女の子と、奥さんがずっと意識が戻らないまま入院している男性が出てくる話です。女の子と男性は不倫をしているのですが、不倫をしつつ罪悪感を抱えていますし、また、未来が見えない二人なんですね。 本文から一部抜粋します。 なぜ、この人といるとこんなに淋しいのか。2人の間にあ

        • 私なりに書き方の進め、その⑨:小説編、冒頭

          私のこの書き方の進めは、どちらかというと自己反省日記のお散歩みたいなものでして、非常にテクニックのある作家さんが懇切丁寧に教えてくださるようなものではありません!無料なので、これを開かれる方もそこまで期待されていないとは思いますが、念のためにここに記す。今日も2020年に私が書いた短編を出汁に反省点を記す。既にテクニックをお持ちの方には、ふうんで終わると思いますが、ビギナーの方には意外にこういうものの方が役に立つかもしれませんよ。 本編に入る前に一つ、これは、初歩の初歩なの

        私なりに書き方の進め⑩:裏をかく

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        • 小説・詩
          13本
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        • 人間関係その他
          16本
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          9本
        • 海外生活について
          8本

        記事

          短編小説:水羊羹

          わたしの長編の作品の中に、  僕の幸せな結末まで、わたしの幸せな結末から、みんなの幸せな結末へ というものがあり、せいちゃんとなっちゃんが主人公の物語です。 それとは別に  ゆきの中のあかり①②③ というものがあり、これはせいちゃんのお母さんである塔子さんが主人公の物語です。 視点を変えて書いたこれらの話の一部の場面は他の作品と重なっていて、同じ場面を視点を変えて語る構成になっています。水羊羹は全く同じ場面が ゆきの中のあかり① の中にあり、それは塔子さんの視点で描かれていま

          短編小説:水羊羹

          私なりに書き方の進め その⑧小説編、文章の癖

          4月にnoteを始めて以来、毎日楽しく書いてきましたが、随筆に邁進したために執筆中の小説を全く進められず、また、noteの他に投稿してきた魔法のIランドと小説家になろうへの投稿や管理が疎かになってしまいまして。 私の書いた小説が広く浅く読まれているわけではないですが、細く長く読んできてくれている方々がいまして、書きかけの話もいくつか持ってますので、ゆっくりでも書き進めないとなと反省しました。 それと、自分は、仕事して、育児して、創作してます。家事はおばあちゃんと分担してる

          私なりに書き方の進め その⑧小説編、文章の癖

          短編小説:動物園へ行った日②

             拓也 「すみません。遅くまでありがとうございました」 夜、小野田さんの家から電話がかかってきて、帰りの車で清一君が寝てしまったからと。 「起こすのもかわいそうだから、このまま連れて帰ってもらったほうがいいかと思って」 言われるがままに隣の家の駐車場に行くと、2人の女の子と1人の男の子がぐっすり寝ていた。 「先にうちの子おろしちゃうんで。すみません」 なっちゃんのお父さんがあかねちゃんとなっちゃんを抱っこして運ぶ。行って戻って二往復。 「荷物持ちますね」

          短編小説:動物園へ行った日②

          短編小説:動物園へ行った日①

          2019年にかいた 僕の幸せな結末まで という小説が、私が生まれて初めて最後まで書いた小説でした。(2010年頃に途中まで書いて挫折した小説もあり、こちらの方は、2020年になってから後半を補完して完成)この短編は 僕の幸せな結末まで に出てきた主人公の男の子と女の子が子供の頃の話で、回想の形で書かれています。お楽しみいただけましたら幸いです。何回かに分けて掲載します。 汪海妹 清一 「ねぇ、せいちゃん。次の日曜日は動物園へ行くよ」 僕たちはあの時、小学生だった。 僕

          短編小説:動物園へ行った日①

          お笑いと自分

          内弁慶という言葉がある。幼稚園から小学生の頃、私は外ではおとなしく家ではそれなりにアグレッシブな人間だった。 ハウスほにゃらら劇場に代表されるアニメも好きだったが、わりと時代劇も熱心に見る渋い子供だった。そして、家族の前で、何を思ったか 「越後屋も悪よのう」 「お代官様にはかないませんて」 ほんの出来心で一人芝居をしたら、ものすごいウケてしまい、アンコールに次ぐアンコールを頼まれ、辟易した。しかし、学校ではこんな一面は片鱗も見せなかった。おとなしい人でした。 なんでそ

          お笑いと自分

          反抗期、万歳!

          はじめに写真の説明を。家の下のコンビニでアイスを買おうとしたら、クーラーボックスの上に下げられていた。 これ、著作権侵害なんだろうな、と思いつつ、例によって例の如く 「出来が悪い」 「……」 横にいた息子が先に言ってくれました。こんな写真をあげてしまったら、私に何か報告義務みたいなの、出ちゃうのかな?と思いつつあげている写真。ちなみに後ろには有名なカエルがぶら下がっているが、これも、著作権侵害なんだろうな。 チーン…… ちなみにこの前、私ではないが耳なしのピカチュウ

          反抗期、万歳!

          人のせいにするな!

          日曜日、 「すぐ帰ってくるから」 と言って、午前10時頃、主人がひょうひょうと消えた。金曜、土曜、日曜と忍者のように気づくと消えている。何のことはない。大学時代の友人が、西安から出張がてら来ていて、連日連夜つるんでいるのだ。 そして、すぐ帰ってくるからと、明らかな虚偽発言をした上で飄々と主人が消えた後に、我が家のマンションの部屋に業者さんが来た。部屋の消毒をしてくれるのである。おばあちゃんもいなかったし、バイリンガルな息子を通訳がわりに使おうと思ったら、 「やだ」

          人のせいにするな!

          人生というのはたくさんの負けに彩られている

          (タイ旅行、楽しかったなと未練がましくホテル正面の写真をあげたが、今、タイにいるわけではない) 人間、ありとあらゆる嫉妬の心に振り回されるものだ。嫉妬には恋愛上の嫉妬もあるが、その他の嫉妬の炎に身を焦がしている人類が巷には多いであろう。 仕事上で、周りの人の方が評価されてるとか、田舎に帰って同級生と話すとあっちの方が金持ちだとか、肩書きが上だとか、色々である。ちなみに母親という人種にはこんな嫉妬がある。 子供が嫉妬のネタになってしまうのである。うちの子よりあちらの家の子

          人生というのはたくさんの負けに彩られている

          最近、この人に嘘をつかれてるかもと思った瞬間

          あれは何の話をしていた時だろう?疲れた、疲れたとでも言っていた時だったろうか? 「そんな疲れた疲れたいうのはやめな。まだ若いんだから」 「何が若いんだよ」 それで、自分の年齢を教えたのです。 「え?うそ?見えない」 そして、相手は実年齢より10歳ほど若く見えると言いました。いや、それほどでもと寝っ転がりながら テヘヘと 照れていたその次の瞬間 いや、嘘をつかれているかも と、突然思った!寝っ転がりながらである。 一体、どういう状況なの?って話ですが、もう長年通っ

          最近、この人に嘘をつかれてるかもと思った瞬間

          好きこそものの上手なれ

          4月30日にスタバでスタバのシンボルであるセイレーンの絵を描きました.すると、私の描いた絵の横に誰かが真似して絵を描いた。交換絵日記である。これに喜んだ私はさらに先日スタバの店舗の絵を描き、続きの絵を相手が描いてくれることを期待してまたスタバにランチに行きましたが、残念ながら彼(彼女?)の絵はなかった。がっかりしたついでにもう一個コーヒードリッパーを追加で描きました。 さて、4月にノートを始めて以来せっせ、せっせと毎日記事を上げてきましたが、三日連続でサボりました。なぜか?

          好きこそものの上手なれ

          地下鉄駅構内に閉じ込められた件

          陰謀か?とワクワクしながら開いちゃったみなさん、すみません、職業会社員、実は隠れてスーパーマンやってたりスパイダーマンであるわけではなく、そういう話じゃないんです、これは。ごめんなさいね。 それから本文に入る前に写真の説明を。これが例のタイの男の子との珍会計で20個以上買い占めたチョコバーです。記念に写真撮ったのね。本日の内容とは関係ない。<(_ _)> とある夕刻、家へとかへる。へろへろになりながら、日本語もやや怪しくなりながら地下鉄に乗って自分ちの駅で降りようとした時

          地下鉄駅構内に閉じ込められた件

          ドラゴンイヤー、万歳!

          昨日息子の学校の運動会が深圳湾体育中心であり、お弁当を用意し、場所取りのために土曜だというのに朝7時にタクシーに乗り、家族とは別働隊で先乗りしました。優秀なる場所取り人たちである他の何人かのお父さんたちと(知人ではない)しばらくドヤ顔で列の先頭に並んだ後で、ふと思う。 フツー、運動会の日のお母さんってお弁当作らねばならないから朝、般若みたいになるじゃないですか。運動会会場先のり大作戦はお父さんの出番なのでは? しかしだな、うちの旦那はあかん。なぜか? 中国人はレストランの

          ドラゴンイヤー、万歳!