続・だからPA屋なんですってば by PAしのらり / BLUES和也

自称:アマチュアPA屋、アマチュアミュージシャン、宅録ヲタク 所属:Recording…

続・だからPA屋なんですってば by PAしのらり / BLUES和也

自称:アマチュアPA屋、アマチュアミュージシャン、宅録ヲタク 所属:Recording Studio GARAGE MIHO 神 :山下達郎、大瀧詠一、はっぴいえんど、Rolling Stones、Led Zeppelin、10cc、David Bowie、and more

最近の記事

化粧なおしでメイクダウン? / ライジング・チャート・バンド

1982年リリース。化粧品のCMソングを物まねディスコメドレー形式で繋げたコミックソング。「化粧なおしでメイクダウン」。 演奏は ライジング・チャート・バンド とクレジットされていますが、絶対にそんなバンドは実在しません。 収録されているCMソングは次のとーり。 時間よ止まれ/矢沢永吉 ミスターサマータイム/サーカス 君のひとみは10000ボルト/堀内孝雄 セクシャル・バイオレットNo.1/桑名正博 燃えろいい女/世良正則 唇よ、熱く君を語れ/渡辺真知子 HOW MANY

    • 裏町のマリア / 吉田拓郎

      1978年リリース。吉田拓郎 の8枚目のスタジオアルバム「ローリング30」収録曲。「裏町のマリア」。 作詞:松本隆 作曲:吉田拓郎 編曲:後藤次利 初めて本アルバムを聴いたときから、なんとなくこの曲「裏町のマリア」曲は「異質」と感じていましたが、後年、その理由は、後藤次利がアレンジをしているため、ポリリズム的な16ビートグルーヴが使われているため、と理解いたしました。(参考までにその他のほとんどの曲のアレンジは松任谷正隆が担当) 80~90年代におニャン子、工藤静香、とん

      • Strutter / KISS

        1974年リリース。キッス のファーストアルバム「地獄からの使者」のA面1曲目収録曲。「ストラッター」。 久しぶりに聴きましたが、2本のギターによるリフの弾き分けやら、ベースラインの取り方やら、とてもうまい具合にまとまっていると感じた次第。 セカンドアルバムあたりからギターの歪みがハードロック寄りになっていきますが、ファーストの時点ではまだ、軽いクランチ程度だったということがよくわかります。 これはこれでとても小気味良いのではないでしょーか。 これをアコギ弾き語りでカバー

        • 音楽教室の発表会PAでした

          先週の日曜日(2024年5月26日)は、静岡県藤枝市にある「蓮華寺池公園 野外音楽堂」にて開催の、某音楽教室の発表会ライブのPA手伝い。 機材は音楽教室所有のモノなので、オイラは予備用のサブミキサーとグライコのみを持参。 出演者は大きく「ボーカル」、「ダンス」に分けられていて、いずれもPAからはオケ出し(CD-R)を行うだけの比較的簡単なオペでした。 ・・・が、ゲストのダンスグループ(6名)は、ダンスしながら歌うということで、ワイヤレスマイク6波を使用するとのこと。 そして

          最悪レベルの音場でのライブPAでした

          先週の金曜日(2024年5月24日)は、10年以上前から懇意にしていただいているAOR系アマチュアバンド「Konawind」のライブPAを担当させていただきました。 納涼会的なパーティでの余興的なライブという趣で、約30分間、彼ららしいアダルトなサウンドを堪能させていただきました。 ただ、会場がブライダル専門のハコということで、床や壁が大理石という反響音が半端ないコンディション。予想どおり出音はワンワンと唸りまくり、70年代のラジカセのような印象を抱いてしまった次第。 ミッ

          SOS / ABBA

          1975年リリース。アバ のスマッシュヒット曲。「SOS」。 スウェディッシュ・ポップスの旨味がこれでもかというくらい凝縮された快作だと思います。 翌1976年にピンクレディーが、まったく別の曲ではありますが、「S・O・S」という同名のシングル曲をリリースしたときは、多くの視聴者がアバのコンセプトを借用したな~、と邪推したことでしょう。 ピンクレディーの「SOS」も悪くはありませんが、オイラ的にはアバの方がレベチでお気に入りでございます。 ▼ユーチューブ検索していたら、ま

          Shine On / George Duke

          1982年リリース、ジョージ・デューク のヒットアルバム「ドリーム・オン」収録曲にして代表曲。「シャイン・オン」。 1980年代半ばでは、ジョージ・デューク のアルバムはレコード店の「ブラック・コンテンポラリー」というカテゴリーのボックスに納められていたと記憶しております。すでに「AOR」というジャンルは確立していたはずなのにねえ。 それはともかく、オイラと同世代の方々にとって ジョージ・デューク といえば、1983年に渋谷公会堂で開催されたライブビデオがヒジョーに有名で

          Woman From Tokyo / Deep Purple

          1972年リリース、ディープ・パープル の7枚目のスタジオアルバム「紫の肖像」収録曲。「ウーマン・フロム・トーキョー」。 数あるパープルの曲の中でもヒジョーにお気に入りの一曲です。 特に、エンディング直前に登場する ジョン・ロード のピアノのフレーズがオイラ的ツボでございます。 どーしてもパープルというとオルガンのイメージが強いですからねえ。 ポップな曲調にとてもマッチしていると思っています。 こちらはライブバージョン。 演奏はまあまあなのに、イアン・ギラン のボーカル

          Superstition / Stevie Wonder

          言わずと知れた スティービー・ワンダー の代名詞的なヒット曲。 「迷信」。 楽器店のシンセ試奏コーナーに立ち寄ったとき、たまたま選んだ音色がクラビネットだと、思わずこの曲を弾いてしまう人は多いでしょう。 オイラもこんな風にアコギ弾き語りカバーしてみたいモンですな。 ちなみにこの曲、オリジナルキーは「E♭マイナー」ですが、ギターバンドやアコギ弾き語りでカバーするときは、半音上げて「Eマイナー」で演奏するのがスタンダードでございます。 さらに、イントロからサビ直前まで「Em7

          Konawind のライブ音源

          いまからちょうど10年前の2014年4月29日、JR清水駅東口広場にて「シミフェス」が開催され、ライブステージではアマチュアミュージシャンによるライブが展開されました。 そのときに出演していただいたのが、静岡県東部を中心に活動しているAOR系バンド「Konawind」。 オイラがPA担当させていただき、当時、導入したばかりのデジタルミキサー「Mackie DL32R」のマルチトラックレコーディングを活用し24トラック録音を行い、キューベースでミックスした音源がこちら。 そ

          変態系デジミキのニューカマー

          オイラとしたことが、いつの間にかこんなデジタルミキサーの新製品がリリースされていことを知らなかったとは一生の不覚。 久しぶりにオイラのヲタク心に火を点ける「変態系デジタルミキサー」のニューカマーが登場したと感じました。 その名は、アレン&ヒース の「CQ12B」、「CQ18T」、「CQ20T」の3機種。 こちらのサイトで紹介されてました → 藤本健のDTM STATION 中でもオイラ的に興味津々なのが「CQ18T」。 かつてオイラが愛用していた変態系デジミキの雄である、

          1978年

          例によってユーチューブ漂流していたら見つけました。 1999年に放送された「山下達郎のサンデー・ソング・ブック」の特別企画「ヒストリー・オブ・ジャパニーズ・ロック」の第8回(最終回)だそうです。 42分の長尺ですが、思わず一気に聴いてしまいました。 1978年といえば、オイラが高校一年生の頃なので、まさにリアルタイムでテレビ・ラジオから流れてくる、これらの音楽を貪るように聴いていたな~と述懐いたします。 いや、実際のところは、テレビに出演していたロック御三家(世良公則、原田

          エアー改善

          我が家のインターネット回線は、諸事情により「光」ではなく「ソフトバンク Air」(無線LANタイプ)を使っています。 約3年前に当時の最新機種に交換してもらい、そのまま使い続けていたら、約3~4カ月前からじわじわと速度が低下してきたではあーりませんか。 特に「上り」の速度は異常。 会社のWi-Fi環境なら50MB程度の写真をクラウドにアップロードするのに約5秒くらいで済むところを、この自宅Wi-Fiだと2時間もかかってしまう! 辛うじて「下り」の方は、TVerが閲覧できるので

          闖入者(ちんにゅうしゃ)

          先日、野外ライブのPA現場で実際に起こった出来事です。 JR静岡駅付近の路上でアコギ弾き語りライブがあり、オイラがPA担当させていただいていました。 路上ライブとはいえ、ちゃんと許可を得て開催しているイベントで、約80名のお客さんが足を止めてライブを聴いてくれました。 最後の曲を演奏しているとき、突然、50歳くらいと思しき男性がオイラのところにやってきて、「雑音!」と呟きながら、やおらミキサーのマスターフェーダーをすっと下げて、そのまま踵を返して去ってゆきました。 あまり

          愛用のマイク Audix OM3

          オイラは1980年代の中ごろから知り合いのPA屋の手伝いを始め、その後、自分でも少しずつPA機材を集めてゆき、1995年から後述の理由により、本格的にアマチュアPA屋を始めて現在に至ります。 オイラがアマチュアPA屋を始めるきっかけとなった事象は次の点。 1 サウンドハウスが開業し、PA機材の価格が劇的に安くなった 2 ヤマハから廉価版デジタルミキサー「Pro-MIX01」リリース 3 エレクトロボイスから「SX200」リリース。 「1」については、改めて説明の必要はない

          You Belong To Me / Tatsuro Yamashita

          1980年リリース。日本に「アカペラ」という言葉を定着させた、ある意味でエポックメイキングな 山下達郎 の企画アルバム「オン・ザ・ストリート・コーナー」 のA面1曲目収録曲。「ユー・ビロング・トゥー・ミー」。 オリジナルは、1952年に発表された スー・トンプソン という方のバージョンのようですが、山下達郎バージョン の元ネタはニューヨークのコーラスグループである デュプリーズ という方々のバージョンとのことです。 ちなみにオイラ、この曲(山下達郎バージョン)のアコギ弾き