「俺には音楽しかない」から脱しようとした話
若かりし頃は野心や野望があって、有名になって神曲を当ててやろうみたいなことは、誰しも考える。僕もそういう時期があったし、今でも”スケベ心”くらいにはそういった野心を抱えておくのは大事なことだと思ってる。
30代も半ばくらいになってから、時々親しい友人や旧友が亡くなるようになった。大きな事故にあって大変な思いをする友人が少なくなくなった。
僕はそういうタイミングにアクシデントを想像し、想定した。
「もし楽器が弾けなくなったらどうしよう」
「もし四肢が自由でなくなったら」
「